日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

「男の日傘」は、定着するか?

2011-06-15 16:19:30 | ライフスタイル
今年の夏は「節電の夏」。
既に、決まっている。
様々な生活情報と名のつくモノには「節電対策」というコトバが、ついて回る。
今の状況を考えれば、当然だろう。

だが、心配なこともある。
それは「熱中症」だ。
昨年は酷暑日続きで、亡くなった方も少なくない。
そして「節電」を意識せず自由に「エアコン」を使っていた昨年とは、比べのもにならないほど「厳しい夏」が今年やってくる。

もちろんこのような情報も、たくさんある。
その中で、日本生気象学会」が熱中症対策について注意:pdfファイル)、「熱中症対策、緊急提言」を発表している。
これを読むと、まず「体力をつける」という事が必要なようだ。
そのメニューも取り立てて難しいモノではなく、メタボ気味のおとうさん(おかあさんも)にとっては、良い運動になるかも知れない。
そのような「発想の転換」が、必要となってくるのが「今年の夏」だ。

この「熱中症対策」の中にもあるのだが「日陰を選んで歩く」というのも、重要なポイントだろう。
今ではオールシーズン日傘を差す女性もいらっしゃるようだが、実際日傘の下というのは、涼しい。
「日焼け対策」だけではなく、「涼しさを持ち歩く」という感覚もある。
もちろん、クーラーほどの効果は期待できないが、最近の日傘は「遮熱効果」を謳った物の多くなってきている。
そろそろ、「男性の日傘」も定着するのでは?という気がしている。

まぁ、「男性の日傘」が無理でも、何とか「帽子」だけでも復権できないものだろうか?
パナマ素材の夏用の帽子というのは、見た目も涼やかでなかなか素敵なモノだ。
ただ注意していただきたいのは、「子どもの野球帽」のような被り方だけは止めていただきたい。
やはり、ちゃんとした大人の帽子の被り方というモノがある。
イギリス紳士をお手本に、姿見の前でチョッと格闘をしていただければ「自分に似合う被り方」を知るはずだ。

「スーパークールビズ」というのであれば、「男の日傘」や「帽子」などがあっても良いような気がする。
少なくともTシャツにチノパンツよりも、キチンと感がある、大人の装いだと思うのだ。