日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

クリスマスシーズン?

2013-12-19 20:46:32 | 徒然

後5日もすれば、クリスマス。
街を歩いていると、華やかなクリスマスイルミネーションが目を引く。
ただ、街中の華やかなイルミネーションとは逆に、なぜかクリスマスらしさが余り感じられないのだ。
あくまでも個人的な感覚なのだが、百貨店の売り場を歩いても「クリスマスギフト」の、商品選びをしている人の姿を余り見かけない様な気がするのだ。
新聞の刷り広告で目立つのは、海外の有名ブランド店の広告。
それはインターネットも同じで、Yahooとの企画で広告を出しているエルメス等、海外の有名ブランドのオシャレなクリスマス広告は目立つのに、実際の小売を歩いてみると日々の買い物が優先され、クリスマス!と言う売り場が出来ていない様な印象を受ける。

年の瀬の慌ただしさの中にあったはずの年末の華やかさの様なものが、年々薄れてきている様な気がしている。
その傾向が今年はより顕著という印象なのだ。
そう考えると、本当に消費そのものは伸びているのだろうか?と、考えてしまう。
生活者の財布の紐はまだまだ固い、と言うことなのか?それとも1年で一番華やかなはずの「クリスマス」への興味が薄れてきているのか?はたまた「プレゼント・ギフト」に対して関心がなくなりつつあるのか?

もう一つ気になることは、FM番組を聴いているといわゆる「クリスマスソング」が、余り聞かれないのだ。定番中の定番、山下達郎さんの「クリスマスイブ」などは、毎年今ぐらいになるとヘビーローテーション状態で、1日の内に何度も聞いていたと思うのだが、今年は余り聞かれない。
洋楽・邦楽問わず、「クリスマスの定番曲」そのものが、余り聞かれない様な気がする。

確かに、バブル経済が崩壊し、リーマンショックやギリシャショックなど経済不安となる様なことが続いてはいるが、それにしても今年は「アベノミクス」で景気が上向きになってきているはずなのに、実際の消費に結びついている感がなく、社会全体が街中のイルミネーションの華やかさとは逆に、社会全体の空気感が暗いように感じる。
この暗さは、一体どこから来るのだろう・・・と考えると、不安な気がしてくるのだった。