ネットでは、既に話題になっているようだが、ケンタッキーフライドチキンが1ヶ月限定メニューとして「骨なしケンタッキー」という商品を出す。
朝日新聞:1ヶ月限定「骨なしケンタッキー」 定番チキンと同じ味
ケンタッキーフライドチキンの「オリジナル」と呼ばれる骨付きフライドチキンのほうが、美味しい!と思う方が多いと思う。
何故なら、肉や魚は「骨の周囲が美味しい」と言われているからだ。
実際、豚肉の「スペアリブ」や牛肉の「Tボーンステーキ」など、骨の近くの部位を使った料理は多く、美味しい。
それは、骨から旨味がタップリ肉にしみ出るからだと言われている。
今回ケンタッキーが使う「鶏むね肉」は、骨がなく、調理をすると「パサパサする」と言われやすい部位。この「鶏むね肉」をジューシーに調理する、と言うのはなかなか難しい反面、骨がない為調理がし易く、食べやすいと言うメリットがある。
カロリーの高い鶏皮も少なく、最近では「疲労回復」だとか「アンチエイジング」という点で、注目されている食材でもある。
その「鶏むね肉」を揚げたメニューが、実はマックでも販売をしている。
新しくなった「チキンフィレオ」だ。
この時のキャッチコピーが「サクサクかろやか」だったのは、鶏むね肉のあっさり感と食感を表したモノだったのだと思う。
ただ、残念ながら思う程のヒットとはなっていないようだ。
既に「鶏むね肉」のフライメニューを発売しているマクドナルドの苦戦から考えれば、ケンタッキーフライドチキンも厳しいのでは?と思えるのだが、ケンタッキーは案外ヒットするのでは?と思っている。「食べやすさ」という点が一番の理由だが、もう一つの理由は「単体である」という点だ。
マクドナルドの様な「ハンバーガーで食べる」場合と、ケンタッキーの様に「単体で食べる」というのでは、食べ方が違う。
食べ方の幅という点では、ケンタッキーのほうがある。何より、「オリジナル」と同じ味付けというのは、ケンタッキーの自信のようなものを感じる。
ケンタッキーの「骨なしケンタッキー」、マックの二の舞にならずにヒットするだろうか?