日々是マーケティング

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改めて思う「ネーミングは大事」

2014-06-26 21:02:45 | 徒然

今日、石原新党の党名が決まった。
讀賣新聞:石原新党、名称は「次世代の党」

記事に掲載されている、結党の写真を拝見しても「次世代ね・・・」と思ってしまう程の年齢の方もいらっしゃる様にお見受けするのだが、党名の由来(?)を読むと「なるほど」と思うトコロもある。
言わんとしているコトはわかるのだが、違和感を感じるのはやはり党員の方達が「次世代に繋げるだけの年齢的な力があるのだろうか?」と、感じるからかも知れない。
むしろ「次世代に繋げたい党」ではないだろうか?と思ってしまった。

この石原新党こと「次世代の党」が掲げる「若い人達が、人生の期待を持てるようにするのが、私達の責任」というのであれば、「若い人達に(政治の)道を譲る」と言う方法もあると思うのだが、まだまだ現役で頑張りたい!と言う思いのほうが強いのだろう。
そう考えると「次の世代も自分達が作りたい党」という感じに思える。

少なくとも、「次世代」という言葉に、政党がくっつくというのはとても違和感というか、変な気がする。
そもそも、この「次世代の党」の方達が考える政策が、今の若い人達が必要としている政策なのだろうか?と言う疑問がある。
この政党の党員となられた方達が、本当に今の若い人達に共感される様な「政治ビジョン」ができるのであれば、おそらく他の政党でもできるのでは?と、思ってしまうのだ。
もし、この「次世代の党」に、若い人達が共感する政策が出てくるとすれば、他の政党の怠慢でしか無いと思う。

結党の意気込みは感じるものの、「次世代の党」が本当に目指す政治とは、どのようなモノだろう?
「ネーミングは、そのモノ・コトを端的に表す」と言われているが、少なくとも私には「世代にも文句は言わせない、年配者の党」のように、見えてくるのだった。