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「ワグネルの反乱」の要因は何だろう(妄想)

2023-06-26 18:05:08 | 徒然

週末いきなり飛び込んできた(?)「ワグネル」というキーワード。
「ワグネルって何?」というところから始まり、「どうやら軍事産業の会社らしい」、「プーチン政権の黒い部分を担う軍部隊のような存在」と、様々な情報が出てきた。
「ワグネル」という企業の情報を持っていない私としては、ただただ頭に「???」が付く週末だった。

今日になって、いろいろな情報が出てきた中で、興味深いと感じたのが「ワグネルの反乱は、プーチン政権の終わりの始まり」という話だった。
朝日新聞:造反ブリゴジン氏に甘い対応 識者「プーチン体制の終わりの始まり」 

これまでの情報で分かっているのは、「ワグネル」という企業はプーチン政権において影の仕事を担っていたらしい、という点だ。
プーチン政権下で、プーチン氏に対して厳しい態度のジャーナリストやプーチン政権に反対をする政治家などが、怪死した事件などが過去何度もあった。
もしかしたら、このような事件を担っていたのが「ワグネル」という企業であったとすれば、プーチン氏にとっては「アキレス腱」のような存在なのでは?
自分の弱みを握っている相手、ということになるからだ。

それだけではなく、ロシア軍の不足分を「ワグネル」という企業が担っていたとすれば、ロシア軍の実力や武器装備などはこれまで伝えられていたようなモノではない、という可能性もある。
そのようなことが表沙汰になれば、今まで「マッチョ(精悍で力強い)プーチン」というイメージが崩れてしまう。
イメージが崩れるだけではなく、統率力という点でも難しい局面を迎えるかもしれない。
少なくとも、プーチン政権下における軍事的統制は、プーチン氏の力だけではなかった、とみられる可能性もあるのでは?

では、何故・今・この時期に「ワグネル」という軍事企業が、プーチン氏に反旗を翻るような行動に出たのか?ということを考える必要があると思う。
1.上述したように、今回の「ウクライナ侵攻」の実質的な指揮を執っていたのが「ワグネル」の代表・ブリゴジン氏であった。
2.ウクライナ侵攻の為の物資、特に石油関連の供給がされなくなった(もしくは、激減した)。
3。ロシア経済が既に破綻しており、ワグネルに対する支払いが滞っている。
等が考えられるのかな?と、妄想したのだ。
あくまでも、私の妄想なので、本当にプーチン政権とワグネルとの間で、何があったのかは分からない。

ただ一つ言えるのは、影の黒い仕事をさせてきた相手に対して、強硬措置をとっていないように見える事だ。
実際は、ブリゴジン氏は既に亡くなっているかもしれない。
なんといっても、彼は「プーチン氏の後ろ暗い部分を知りすぎた男」なのだ。
ブリゴジン氏を亡き者にすれば、それはそれで新たな「ワグネルとプーチン政権の関係」に対する疑惑のようなモノが、新たなプーチン政権の火種となる可能性もある。
「ワグネル」を叩いても、新たな疑問を抱かせるだけだ。
プーチン氏にとって、造反者であっても甘い対応をせざる得ない、ということなのかもしれない。

そして、戦争そのものは莫大なお金を要する。
最初は数か月以内で収束させるつもりのウクライナ侵攻が、長期化するに従いロシア経済そのものも大きく傷んでいるはずだ。
となると、かつてBRICSと呼ばれた頃のような経済発展は期待できないどころか、後退をしている、と考えるべきだろう。
ロシア産原油の高騰は、欧州諸国を中心に、相当大きなダメージを与えてきているが、それ以上の経済的ダメージをロシアは受けている、と考える必要がある。

これらは、あくまでも私の妄想である、ということだけはしっかりわかって欲しい。



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