日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

スポーツと栄養

2005-02-07 11:17:14 | スポーツ
SEABLOGスポーツさんから、トラックバックをいただきました。
実は、この記事は昨年の11月20日ごろに書いた「楽しむ」というブログへのトラックバックで、書いた本人も「どの記事へのトラックバック???」という状態でした(爆)。

トラックバック頂いた内容を読むと、「プロ野球のロッテがキャンプに栄養士を帯同させている」という記事のようです。
2月1日から、プロ野球は一斉にキャンプインしましたね。
その中で、「ロッテが栄養士さんを帯同させていることが話題になっている」という事は、「他のチームは栄養士を帯同させていない」ということでしょうか?
以前から不思議に思っていたのですが、野球選手って入団すると比較的短時間で体型が変わると思いませんか?
「ガタイがでかくなる」というのでしょうか?
確かに「食べることも仕事」ですが、それにしても・・・と思う選手が、少なくありません。
余り変わらない印象があるのは、日ハムの新庄選手とマリナーズのイチロー選手くらいしか、思い浮かびません。
食事やアルコールなども、比較的自由なのでしょう。
高校を卒業した位の年齢であれば、まだまだ食べ盛りですからスナック菓子や炭酸飲料水、お肉も好きなだけ食べてしまうのは、仕方ないのかも知れませんね。

それに比べ、Jリーグの場合「新人研修」というものがあり、そこで「食事について」の講座を受講することになります(それだけではなく、今年は鈴木チュアマンから「女性との付き合い方にも注意しなさい」と訓示があったようですが(笑))。
当然、チームとしても管理栄養士が食事指導をしているようです。
また、シーズン中は酒豪といわれる選手でも、殆どアルコールを口にすることは無いようです。
ある方から伺った話ですが、ある選手が前日に深酒をして練習に来て、練習後その選手は激しく嘔吐してしまったそうです。
以来、その選手はもちろん、それを見ていた他の選手もアルコールをあまり飲まなくなったようです。
まぁ、夏場の風呂上りのビール一杯位は、あるでしょうけど。

その他のスポーツでも、管理栄養士さんの指導を受けているアスリートは少なくありません。
というのも、スポーツの種類によって摂取するものが変わってくるからだそうです。
マラソン選手などは、大会の何日前からは炭水化物中心の食事に切り替えると聞きます。

そうやって考えていると、日本のプロ野球は未だに「気合・根性」中心なのでしょうか?
シーズン中、怪我なく良いプレーをするためにするキャンプなら、もっと基本的な体作りにも力を入れる必要があるように思いますが。

※スポーツ管理栄養については、管理栄養士の古旗照美さんのHPをご参照ください。  

世界にはばたく「ジャパニーズ・ホラー」

2005-02-06 13:45:46 | トレンド
Yahooのトピックスに「『着信アリ2』公開、前作はアメリカでリメイク」という記事が、ありました。
現在公開されている「呪怨」(“TheJuon”)も、オリジナルは日本のホラーですね。
ここ2・3年、日本のホラー映画が次々とハリウッドに進出してます。
「リング」等も好評だったようですし、一部では「日本のホラー映画を狙え」とプロデューサーの間で、囁かれているとかいないとか?

ハリウッドが、日本映画を素にして映画を作るというのは今に始まったことではありません。
有名なところでは「荒野の七人」。
もちろんオリジナルは、黒澤映画「七人の侍」ですね。
今回の「リング」や「呪怨」等と「七人の侍」との大きな違いは、「ストーリーも、オリジナルのものを使っている」ということです。
「荒野の七人」は、どちらかといえばウエスタン映画特有の「勧善懲悪モノ」にすりかわっていました。
それが今では、場面設定も基本的なストーリーも、オリジナルに忠実です。
現在公開されている「呪怨」は、プロデューサー、俳優などはアメリカ人スタッフですが、監督は日本人ですし、ロケーションも日本で行われています。

アメリカン・ホラーの代名詞といえば「エクソシスト」だと思うのですが、心理的恐怖よりも先に視覚的な恐怖心を煽るような気がします。
それに比べ日本は、「番長更屋敷」(=「お岩さん」)のような怪談話が昔からあり、それがビジュアル表現化されたものが「ジャパニーズ・ホラー」のような気がするのです。
そして、それがアメリカ映画関係者から注目を浴びている。そんな気がします。

しかし・・・約100年近く前にも日本のホラーに心惹かれた外国人がいました。
小泉八雲こと、ラフガディオ・ハーンです。
彼の書いた日本の怪談集は、海外特にヨーロッパで高い評価をされています。
(彼が、ギリシャ人だということも関係しているのかも知れませんが)
もしかしたら、日本のホラー映画が世界を席捲する日があるかもしれませんね。

小泉首相は、歌舞伎だけではなく映画もお好きと聞きますが、これも「知的財産」のひとつです。
もっと、「フィルム・コミッション」のようなことにも、力を入れてみてはいかが?

私自身は、「単純明快。お腹を抱えて笑える、チョッピリお馬鹿な映画」のほうが好きなので、基本的にホラー映画とは縁がありませんが(爆)。


「本当かな~?」-データを読取る-

2005-02-05 22:57:51 | マーケティング
今日の全国紙に、内閣府が発表した「男女共同参画社会に関する世論調査」の記事がUpされています。 
各紙が「『夫は勤め、妻は家庭』が半数を割る」という見出しをつけています。
ただ、新聞各紙の個性がやはり現れているようですね。

朝日新聞のWEB版asahi.comでは、「理想と現実があるのでは?」という指摘をしています。
そして毎日新聞では、世代別の意識変化を中心に記事をまとめています。
日本一の発行部数を誇る讀賣新聞は、「家庭での実権を握っているのは誰か?」という内容を入れています。
日経新聞になると「女性の社会進出や労働」といった、日経らしい経済的な切り口へと変化していきます。

おそらく多くの方は、自宅で購読している特定の新聞の記事を情報源としていると思います。
テレビのように、NHK→テレビ朝日系→TBS系→日テレ系→フジテレビ系→テレビ東京系という「梯子視聴」ができませんから。
今回のように、同じデータの記事を並べてみると、それぞれの報道の違いというモノが出てきます。
このような、報道の違いはひとつの個性だと思いますし、それを「正しい・間違っている」ということは言えない思います。
ただ、情報の受け手として、このようなことを知らないと「情報を活用するのではなく、情報に振り回されてしまう」ということが、起きてしまうのです。

マーケティングという仕事は、データを扱う仕事でもあります。
そのデータから「何を読取り、それを使っていくのか?」というのは、マーケターとしてのセンスを問われることです。
そのことを、これらの新聞はよく現していると思います。

「スポーツと広告」

2005-02-04 13:48:43 | マーケティング
一応「知的体力基礎講座」の3回目です。
教科書のような内容よりも、今起きていることを中心に「マーケティングとは何?」ということを綴っていきたいと思います。

昨日の静岡新聞に「ヤマハ発動機、AFCスポンサーに」という記事がありました。
詳しい内容は、ヤマハ発動機から出ているプレスリリースを読んで頂いたほうが、良いかと思います。

スポーツの国際大会などでよく目にする、スポンサー企業の広告。
「これだけで、宣伝効果があるのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
例えば、かつてあった「TOTOスーパー陸上」のように、「スポーツイベントのスポンサー」になったほうが、宣伝効果は高い様に思われます。
単純に短期的な効果という点では、スポーツイベントのスポンサーの方が効果はあるかも知れません。
しかし、一度スポンサーとなってしまうとそのイベントにおいて発生する様々な費用の捻出ということが、問題になってきます。
例えば、以前あった女子新体操の大会はバブル崩壊後スポンサーが撤退したのを機に、大会そのものがなくなってしまった事があります。
このようなことは、企業にとってマイナスイメージとなることはあっても、プラスイメージとして生活者に印象付けることはできません。
しかし、今回のヤマハ発動機のようにアジアサッカー連盟のスポンサーとなれば、アジアで行われるサッカーの国際大会への看板掲示ができます。
それだけではなく、テレビ中継などもありますから試合会場にいないアジアの人たちも、看板を目にすることができます。
サッカーのように、競技人口が世界一多いスポーツとなると、下手にイベントスポンサーとなるよりも遥かに効率の良い、宣伝活動になるのです。

まして、ヤマハ発動機のバイクは、アジアでもトップシェアを誇っています。
アジア各地にある販売店向けの、販売促進活動もこれまで以上にしやすくなるでしょう。
それだけではなく、「AFC」という名前を使った販売促進活動もできるようになるのです。
場合によっては、「チケットプレゼント」という販売促進をすることも可能です。

とはいうモノの、事業体とかけ離れたスポーツへの広告は決してプラスとはなりません。
撤退が相次いだ女子新体操の大会で、唯一残っているのは「ワコール」が冠となっている大会だけです。
ワコールという企業の事業分野は、女性の下着が中心です。
そして、新体操というスポーツ分野のスポンサーとなることで「リラックスウェア」や「スポーツウェア」という分野に進出することに成功しています。
今回のヤマハ発動機については、どうでしょうか?
サッカーファンの方であればお分かりになると思いますが、ヤマハ発動機の元サッカー部が現在の「ジュビロ磐田」です。
他にも、同じ「ジュビロ」という愛称でモータースポーツのチームやラグビーチームを持っています。
決して、本来の事業とかけ離れたところに広告を打つというわけではないのです。

様々な企業が、バブルの時に「新規分野」として進出をしました。
一番多かったのは、ゴルフへの参入でした。
しかし、バブル崩壊後トーナメント・スポンサーを降りた企業は、数え切れないほどあります。
これでは、スポーツ分野へ広告を打つ意味が、まったくないことになってしまいます。
スポーツという「言葉やイデオロギーを超える共通文化」に広告を出すことは、企業が「世界戦略としてのより磐石な販売基盤を作ること」になりますが、見当違いな分野での広告はマイナスイメージを生活者に植え付けるだけなのです。

どうする、NHK

2005-02-03 22:31:38 | アラカルト
今日の夕方にUpされた、全国紙のWEB版に「貸しテレビ業者受信料拒否」という記事が出ています。
「貸しテレビ」と聞いて「何の事?」と思ったのですが、今回の受信料拒否を決めた業者さんは病院の入院患者さんに対して、貸し出しをしている業者さんのようです。
実際、入院経験がなかったので病院でのそのようなシステムを知らなかったのですが、今回のことをきっかけとして、ビジネスホテルなどに納入している業差さんも追従してくるような気がします。

今回の「貸しテレビ受信料拒否」ということで、改めて思ったことは「NHKって『放送法』を盾に受信料をイロイロなところから徴収している」ということです。
受信料拒否の最大の理由は、「利用者が、自宅で既に支払っているのに病院での視聴でも受信料を取るのは、受信料の二重払い」ということのようです。
でも、「放送法」では「受信受像機が設置してある」ということが受信料の根拠となっているのです。
ということは・・・本来であれば1世帯に複数のテレビがあれば、その数だけ受信料を支払わなくてはいけない。ということにもなってしまいます。
実際、そのようなことはできませんから1世帯1受信料ということになっているのです(これは、過去延々と繰り広げてきた受信料拒否問答で、確認したことです)。
もうひとつは、「放送法」ができた頃は「1世帯1台しかテレビが設置」という仮定?想定?だったということも、考えられます。
今では、携帯電話でもテレビを見ることができます。
「法律も、時代に合わせた内容に変えていく必要がある。」ということでしょう。

事の発端は「番組プロデューサーの詐欺事件」だったのですが、どうやら「受信料徴収の基本である『放送法』のあり方」にまで、発展していきそうです。

ところで「義経」って、ご覧になっています?
NHKの作る番組で、一番お金を掛けているともいわれている番組のひとつですが・・・。

「コメ糖液でピロリ菌退治」についてお詫び

2005-02-02 23:41:17 | Weblog
今日書いたブログについて、「ローマ帝国スポーツ120円」さんから、トラックバックを頂きました。
ありがとうございました。

そして、改めて今日の毎日新聞の記事を読み直してみると・・・米飯でピロリ菌が、退治されるわけではなさそうですね。
もう少し、シッカリ記事を読まなくてはいけないと、強く反省しています。
ここで、間違いを起こさせるような表現をしてしまったこと、お詫びします。

おコメを液状化して糖質を取り出すということなのでしょうか?
おコメから作られた飲み物といえば、日本酒がありますよね。
それと、みりんもおコメから作られていますし、糖度という点では相当高いと思うのですが・・・。
お料理では、甘味のひとつとして使いますからね。
何か関係あるのかな?
でも、麹を使う発酵による糖質化だから、関係ないのかな?

ちなみに、ブログに書いた「甘酒」ですが、実は「日本のヨーグルト」と呼ばぶ人もいらっしゃるようです。
俳句の夏の季語として使われるように、江戸時代では暑気払いとして飲まれていた、と聞きます。
甘酒ファンとしては、こちらの関係も気になるところ。
もう少し、研究が進んで「米飯では効果がないけど、重湯やおかゆなら期待できる。」とか、「家庭でも簡単にできるピロリ菌撃退レシピ」というのが、発表されると嬉しい!と思ってしまいます。
え!慢性胃炎持ちなモノですから・・・。

日本人には、やっぱりお米?

2005-02-02 12:08:00 | ライフスタイル
今日の毎日新聞に「コメ糖液でピロリ菌を退治」という記事が掲載されています。
日本人の主食「コメ」には、日本人に多いといわれる「胃潰瘍」等を引き起こす「ピロリ菌」を退治する成分があるようです。

日本人の腸が、欧米人に比べると長いということは、中学校の理科で教わったように思います。
これは、食文化の違いによるもので日本人のような米飯や野菜+魚などを中心とした食事が、腸を長くしたと習ったと、記憶しています。
食習慣の変化によって、大腸ガンなどが増えたとも言われています。
やはり、日本人には日本人にあった食事というモノがあるのでしょうか?

そして、最近グローバル化しつつある「Soybeans」製品。
いわずと知れた大豆製品のことですが、最近、アメリカなどで消費量が急激に伸びているようです。
その理由は、昨年話題になった「イソフラボン」。
女性の更年期障害だけではなく、骨粗しょう症に効果があるといわれていています。
二次的効果?として、肌荒れの改善や豊乳効果もあるとか?ないとか?

そのうち「Japanese Slow Food」なんていうカフェが、マンハッタンに登場するかも知れません。
シャレたカフェで、おにぎりを頬張るりお味噌汁をすするのが、ニューヨーカーのトレンドになったりして???
もっと、私たちは自分の食文化を評価してもいいのでは?

ちなみに私は、大のご飯好きです。
そして、今日のような寒い日には暖かい甘酒を頂いて、寝るのが一番だと・・・。
今、チャレンジしてみたい甘酒のバリエーションは「甘酒の豆乳割り」です。
このブログを読んだお豆腐屋さんかお酒屋さん(がいらっしゃったら)、作ってみませんか?