このあとは今日の私のメインイベントで、7丁目にて、陸上自衛隊第11音楽隊のステージがある。しかしその前に、腹ごしらえ。私は11丁目でフェードアウトし、吉野家に入った。
並を頼んだが、これが大ハズレ。ごはんの量が少なく、しかも詰めてないので、ふわふわだった。つまり、さらにごはんが少ないという事態になった。
チェーン店は全国一律、どこでも同じ味を楽しめる安定感がある。しかしそれは「量」も同じでなければならない。ここの吉野家はそれを実践していなかった。
私は大通公園に戻り、市民の雪像や世界の雪像を見つつ、7丁目に行く。すでにリハーサルが始まっており、期待が高まる。定刻になり、司会の川畑恒一アナが登場した。ところが、
「4日に始まったさっぽろ雪まつりも、本日が最終日となりました」
と言うからズッコケた。おいおい、最終日は11日だぞ!!
「江丹別では氷点下36度になり……」と続けるが、私にはもう頭に入ってこない。川畑アナ、こんな基本情報を間違えるようではダメである。
早速演奏に入る。指揮者は岸村トシユキ一等陸佐(陸尉だった可能性もあり)。1曲目は「虹と雪のバラード」である。今回は行進曲風にアレンジしていた。演者は40~50人くらいだろうか。見事な演奏で、1曲目から、すでに感動的だ。
ここで自衛隊側の司会進行が自己紹介された。山田タカシ三等陸曹である。
2曲目はショパン「別れ」をボサノバ風に。自衛隊はなんにでもアレンジできるのだ。それにしても今日は、朝からショパンづいている。
続いてはサザエさんメドレーである。このアレンジも素晴らしかった。主題歌はもちろんだが、挿入曲を巧みに取り入れ、立派な交響曲になっている。まさか「サザエさん」で感動するとは思わなかった。
「続くは、第11音楽隊の松山千春といえばこの人、アベヨシノブ陸曹長であります!」
やんやの歓声の中、つるつる頭がトレードマークの、アベ陸曹長が登場した。昨年に続いてのソロで、「大空と大地の中で」を朗々と歌い上げた。
続いては嵐の11曲メドレーである。「Beautiful Days」以下、ヒット曲をテンポよく演奏する。このすべての曲を、私は聴いたことがある。嵐は稀代のヒットメーカーである。
演者はソロで演奏する場面があり、これも見どころのひとつである。まるで芸能人のコンサートを聴いているかのようだ。
次は歌い手が5人登場し、米津玄師の「パプリカ」を歌う。第11音楽隊、なかなかツボのヒット曲を揃えてくる。
最後は意表の「ソーラン節」で幕となったが、観客の私たちは「アンコール」を言う度胸がない。そこはよくしたもので、山田三等陸曹が盛り上げる。「アンコールを要求してしまいました?」と笑わせ、アンコール決定。「聖者の行進」を演奏した。
最後まで素晴らしい演奏、演出で、ふだん培った技術を無料で拝見できるのは観客冥利に尽きる。はるばる札幌まで来た甲斐があった。











現在14時45分。このあとは同所で、15時30分から、Natsuki&ブライトサッポロゴスペルクワイアがある。なかなかにスケジュールが詰まっているのだ。
3丁目は、HTB PARK AIR広場。恒例の「白い恋人PARK AIRジャンプ台」である。ここはいつも客の数が凄く、私たちが立ち止まらないよう、スタッフが注意している。もっとも私は、ほとんど興味はない。
2丁目はカムイ雪広場。テレビアニメ「ゴールデンカムイ」に特化した出し物だ。
ここでは、若手の男女がアイヌの古式舞踊をやっていた。歴史の伝承という意味で、若者が演舞することは好ましい。
1丁目はJ:COMひろば。ジモステLIVE!はこの一角で行われる。今日は18時から大物演歌歌手が登場する。チアダンスほど興味は沸かないが、拝見するつもりである。
5丁目に戻ると、ビジュアル系ミュージシャンがライブをやっていた。雪まつりの類は雪像を見てオワリではなく、こうしたライブを愉しむことが肝要だ。

オフィシャルショップで、忘れないうちに雪まつり缶バッジ(200円)を買っておく。
さらに赤十字のショップを見つけた。前述の通り、ここでは初音ミクのクリアファイル(1枚200円)が売られているのだが、それは「募金」扱いなので、おつりが出ないという落とし穴がある。今回はここまで小銭を溜めたので、大丈夫だ。
今年の新作の現在販売分は9枚あったので、すべて1枚ずついただいた。計1.800円の募金である。
さらに別のオフィシャルショップで、雪まつり絵ハガキを買う。雪像の写真は、やはりプロが撮ったものがいい。
7丁目に戻ると、Natsuki&ブライトゴスペルクワイアがリハーサルをやっていた。いったん袖に戻ると、15時30分に改めて登場した。
さっぽろ雪まつりは、昔は最終日の夜に「フィナーレ」を大々的にやっていた。実行委員会会長の挨拶やミスさっぽろの引継ぎ式、各丁目の代表者の挨拶などがあり、豪華だった。
しかしそれはいつしかなくなり、Natsuki~のライブがその代わり?になっていた。
だが今年は最終日でなく、時間も15時30分開始という中途半端なものになり、私は寂しさを抑えきれなった。
今年の参加は102名とのこと。演者は公募も含まれているが、のど自慢が集まっているのは言うまでもない。
まずはおなじみ「Oh Happy Day」である。演者は、昨年は白いコートに青のラインだったが、今年は赤のライン・手袋・帽子に統一している。数は力で、102人の美声は迫力がある。
2曲目は「The Real Party」で、気分が乗る歌。3曲目は「旧約聖書150番・Sam」で、しっとりと聴かせた。
さらに有名どころを2曲歌ってフィナーレ。私は満足したが、やはりゴスペルには夜のイメージが合う。夜に歌ってほしかったと残念に思った。


そういえば今年は、まだ「配給」を受けていない。緑効青汁の試飲もないが、あのメーカーは今年も出店していないのだろうか。
さて札幌に来たら、必ず立ち寄る店舗がある。私は大通公園をフェードアウトした。
(つづく)
並を頼んだが、これが大ハズレ。ごはんの量が少なく、しかも詰めてないので、ふわふわだった。つまり、さらにごはんが少ないという事態になった。
チェーン店は全国一律、どこでも同じ味を楽しめる安定感がある。しかしそれは「量」も同じでなければならない。ここの吉野家はそれを実践していなかった。
私は大通公園に戻り、市民の雪像や世界の雪像を見つつ、7丁目に行く。すでにリハーサルが始まっており、期待が高まる。定刻になり、司会の川畑恒一アナが登場した。ところが、
「4日に始まったさっぽろ雪まつりも、本日が最終日となりました」
と言うからズッコケた。おいおい、最終日は11日だぞ!!
「江丹別では氷点下36度になり……」と続けるが、私にはもう頭に入ってこない。川畑アナ、こんな基本情報を間違えるようではダメである。
早速演奏に入る。指揮者は岸村トシユキ一等陸佐(陸尉だった可能性もあり)。1曲目は「虹と雪のバラード」である。今回は行進曲風にアレンジしていた。演者は40~50人くらいだろうか。見事な演奏で、1曲目から、すでに感動的だ。
ここで自衛隊側の司会進行が自己紹介された。山田タカシ三等陸曹である。
2曲目はショパン「別れ」をボサノバ風に。自衛隊はなんにでもアレンジできるのだ。それにしても今日は、朝からショパンづいている。
続いてはサザエさんメドレーである。このアレンジも素晴らしかった。主題歌はもちろんだが、挿入曲を巧みに取り入れ、立派な交響曲になっている。まさか「サザエさん」で感動するとは思わなかった。
「続くは、第11音楽隊の松山千春といえばこの人、アベヨシノブ陸曹長であります!」
やんやの歓声の中、つるつる頭がトレードマークの、アベ陸曹長が登場した。昨年に続いてのソロで、「大空と大地の中で」を朗々と歌い上げた。
続いては嵐の11曲メドレーである。「Beautiful Days」以下、ヒット曲をテンポよく演奏する。このすべての曲を、私は聴いたことがある。嵐は稀代のヒットメーカーである。
演者はソロで演奏する場面があり、これも見どころのひとつである。まるで芸能人のコンサートを聴いているかのようだ。
次は歌い手が5人登場し、米津玄師の「パプリカ」を歌う。第11音楽隊、なかなかツボのヒット曲を揃えてくる。
最後は意表の「ソーラン節」で幕となったが、観客の私たちは「アンコール」を言う度胸がない。そこはよくしたもので、山田三等陸曹が盛り上げる。「アンコールを要求してしまいました?」と笑わせ、アンコール決定。「聖者の行進」を演奏した。
最後まで素晴らしい演奏、演出で、ふだん培った技術を無料で拝見できるのは観客冥利に尽きる。はるばる札幌まで来た甲斐があった。











現在14時45分。このあとは同所で、15時30分から、Natsuki&ブライトサッポロゴスペルクワイアがある。なかなかにスケジュールが詰まっているのだ。
3丁目は、HTB PARK AIR広場。恒例の「白い恋人PARK AIRジャンプ台」である。ここはいつも客の数が凄く、私たちが立ち止まらないよう、スタッフが注意している。もっとも私は、ほとんど興味はない。
2丁目はカムイ雪広場。テレビアニメ「ゴールデンカムイ」に特化した出し物だ。
ここでは、若手の男女がアイヌの古式舞踊をやっていた。歴史の伝承という意味で、若者が演舞することは好ましい。
1丁目はJ:COMひろば。ジモステLIVE!はこの一角で行われる。今日は18時から大物演歌歌手が登場する。チアダンスほど興味は沸かないが、拝見するつもりである。
5丁目に戻ると、ビジュアル系ミュージシャンがライブをやっていた。雪まつりの類は雪像を見てオワリではなく、こうしたライブを愉しむことが肝要だ。

オフィシャルショップで、忘れないうちに雪まつり缶バッジ(200円)を買っておく。
さらに赤十字のショップを見つけた。前述の通り、ここでは初音ミクのクリアファイル(1枚200円)が売られているのだが、それは「募金」扱いなので、おつりが出ないという落とし穴がある。今回はここまで小銭を溜めたので、大丈夫だ。
今年の新作の現在販売分は9枚あったので、すべて1枚ずついただいた。計1.800円の募金である。
さらに別のオフィシャルショップで、雪まつり絵ハガキを買う。雪像の写真は、やはりプロが撮ったものがいい。
7丁目に戻ると、Natsuki&ブライトゴスペルクワイアがリハーサルをやっていた。いったん袖に戻ると、15時30分に改めて登場した。
さっぽろ雪まつりは、昔は最終日の夜に「フィナーレ」を大々的にやっていた。実行委員会会長の挨拶やミスさっぽろの引継ぎ式、各丁目の代表者の挨拶などがあり、豪華だった。
しかしそれはいつしかなくなり、Natsuki~のライブがその代わり?になっていた。
だが今年は最終日でなく、時間も15時30分開始という中途半端なものになり、私は寂しさを抑えきれなった。
今年の参加は102名とのこと。演者は公募も含まれているが、のど自慢が集まっているのは言うまでもない。
まずはおなじみ「Oh Happy Day」である。演者は、昨年は白いコートに青のラインだったが、今年は赤のライン・手袋・帽子に統一している。数は力で、102人の美声は迫力がある。
2曲目は「The Real Party」で、気分が乗る歌。3曲目は「旧約聖書150番・Sam」で、しっとりと聴かせた。
さらに有名どころを2曲歌ってフィナーレ。私は満足したが、やはりゴスペルには夜のイメージが合う。夜に歌ってほしかったと残念に思った。


そういえば今年は、まだ「配給」を受けていない。緑効青汁の試飲もないが、あのメーカーは今年も出店していないのだろうか。
さて札幌に来たら、必ず立ち寄る店舗がある。私は大通公園をフェードアウトした。
(つづく)