政府の緊急事態宣言が5月末まで延長されることになった。ということは、新幹線等を利用しての東西交流もまだダメなのだろう。
現在懸念されているのが、名人戦と叡王戦の番勝負だろう。ことに名人戦は新聞観戦記の都合もあるし、次期順位戦の対戦表はできてしまってるし、もう猶予はない。
となれば、どんな手段を講じてでも対局を行わなければならない。さしあたっては七番勝負を1日制にする、あるいは五番勝負にする、などだが、これは関係者の意向による。
課題は対局方法である。もはやどこかの旅館に泊まってのんびり……は無理だろう。いやそもそも、お互い遠出ができないのだ。
いま流行りのオンラインでやれればいいのだが、対局者がそれぞれの自宅でやると問題が生じる。そこで私が考えるのは、豊島将之名人を関西将棋会館、渡辺明三冠を東京・将棋会館に配し、別々に対局していただくというものである。ただしこの場合は、指し掛けて自宅に帰ってもらうわけにはいかないので、1日制となる。どうしても2日制に拘るなら、お互い近場の旅館で指せばよい。
対局者はPCに映る将棋盤を前に、駒をクリックしてもらえば手っ取り早い。実際2012年までは、PCを用いて対局する大和証券杯があったのだ。
その手法が嫌なら、将棋盤の前に座ってもらえばよい。対面に対局者はいないので雰囲気が出ないが、対局が始まってしまえば気にならないのではないか。
相手の指し手は関係者が別室あるいは近くで確認し、相手が指したら、代指し人が駒を動かせばよい。
そんな対局は嫌だ、と対局者は言うかもしれないが、コトは緊急事態である。そんな贅沢は言ってられないのだ。
プロ野球や大相撲など、スポーツは相手と絡まないと話にならない。しかし将棋は、環境さえ我慢すれば単独でも指せる。テレワークをしているサラリーマンも多数いるわけだし、それから比べれば天国のような環境だろう。
日本将棋連盟と主催社の決断はいかに。
現在懸念されているのが、名人戦と叡王戦の番勝負だろう。ことに名人戦は新聞観戦記の都合もあるし、次期順位戦の対戦表はできてしまってるし、もう猶予はない。
となれば、どんな手段を講じてでも対局を行わなければならない。さしあたっては七番勝負を1日制にする、あるいは五番勝負にする、などだが、これは関係者の意向による。
課題は対局方法である。もはやどこかの旅館に泊まってのんびり……は無理だろう。いやそもそも、お互い遠出ができないのだ。
いま流行りのオンラインでやれればいいのだが、対局者がそれぞれの自宅でやると問題が生じる。そこで私が考えるのは、豊島将之名人を関西将棋会館、渡辺明三冠を東京・将棋会館に配し、別々に対局していただくというものである。ただしこの場合は、指し掛けて自宅に帰ってもらうわけにはいかないので、1日制となる。どうしても2日制に拘るなら、お互い近場の旅館で指せばよい。
対局者はPCに映る将棋盤を前に、駒をクリックしてもらえば手っ取り早い。実際2012年までは、PCを用いて対局する大和証券杯があったのだ。
その手法が嫌なら、将棋盤の前に座ってもらえばよい。対面に対局者はいないので雰囲気が出ないが、対局が始まってしまえば気にならないのではないか。
相手の指し手は関係者が別室あるいは近くで確認し、相手が指したら、代指し人が駒を動かせばよい。
そんな対局は嫌だ、と対局者は言うかもしれないが、コトは緊急事態である。そんな贅沢は言ってられないのだ。
プロ野球や大相撲など、スポーツは相手と絡まないと話にならない。しかし将棋は、環境さえ我慢すれば単独でも指せる。テレワークをしているサラリーマンも多数いるわけだし、それから比べれば天国のような環境だろう。
日本将棋連盟と主催社の決断はいかに。