一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

船越英一郎×角野卓造

2020-05-23 00:17:12 | プライベート
テレビ東京はこの4月から、2時間ドラマ枠を復活させた。名付けて「月曜プレミア8」である。低予算でお手軽なバラエティ番組が跋扈する中、この復活は喜ばしい。
25日(月)は夜8時から「十津川警部の事件簿シリーズ」が放送される。十津川省三警部は船越英一郎、亀井定雄(定男)刑事は角野卓造が演じる。
十津川警部と亀井刑事は多くの俳優が演じているが、私の記憶に残っている両刑事役の一覧を、以下に記してみる。左が十津川警部、右が亀井刑事である。

三橋達也―愛川欽也「土曜ワイド劇場1981~1999」(テレビ朝日)
高橋英樹―いかりや長介「火曜ミステリー劇場1990~1991」(テレビ朝日)
渡瀬恒彦―伊東四朗「月曜ドラマスペシャル→月曜ゴールデン1992~2015」(TBS)
高橋英樹―愛川欽也「土曜ワイド劇場2000~2012)(テレビ朝日)
萩原健一―小林稔侍「女と愛とミステリー2003」(テレビ東京)
神田正輝―小林稔侍「女と愛とミステリー2004」(テレビ東京)
高嶋政伸―古谷一行「金曜プレステージ2009~2016」(フジテレビ)
高橋英樹―高田純次「土曜ワイド劇場→日曜プライム2013~」(テレビ朝日)
内藤剛志―石丸謙二郎「月曜名作劇場2017~」(TBS)

私のベストコンビは「三橋達也―愛川欽也」で、冒頭の愛川欽也のナレーションがよい。
「特急北斗星は、青函トンネル開業に伴い誕生した寝台列車である。個室寝台やロビーカー、食堂車を連結し、東京・上野と北海道・札幌を乗り換えなしで結ぶ。
北斗星1号は16時50分に上野を出発し、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、一ノ関、水沢、花巻、盛岡、八戸に停車する。全長53.85キロの青函トンネルを抜け、函館には翌日04時24分に到着する。函館からは森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、千歳空港に停車。終点札幌には、08時53分に到着する。総距離1214.7キロ、16時間3分の旅である」
もはや旅情たっぷり。バックには甲斐正人制作のテーマ曲が流れ、私たちは西村京太郎ワールドに入ってゆくのである。
西村京太郎は、ある程度歳のいった愛川欽也が、最も亀井刑事のイメージに合うと語っていたらしい。
三橋達也は本来主役だが、ドラマでは準主役に回っている。しかし終盤で「亀さん、その雷鳥9号とやらに乗ってみようじゃないか」と、ここ一番で決めゼリフが出る。
高橋英樹の十津川警部もよく、多少の犠牲は伴うものの、すべての事件を解決してくれる安心感がある。
渡瀬恒彦―伊東四朗のコンビは、初期は対立の設定があったように思う。50作以上も作られただけあって、素晴らしく息が合っていた。
いかりや長介の亀井刑事は、コメディアン枠からの登場だから、感慨深いものがあった。
萩原健一は一度だけ十津川警部を演じたが、セリフ回しがカクカクしていて、棒読みだった。どうしちゃったんだろうと思った。
古谷一行の亀井刑事もいい味を出していた。2011年に大病を患い出演シーンが大幅にカットされたこともあったが、降板することなく10作まで務め上げたのは素晴らしい。
高田純次は真面目に演じているのだが、ふだんがアレなので、私は落ち着いて観られない。
今回の船越―角野コンビは、17日放送の「家栽の人」(テレビ朝日)でも共演している。どちらも芸達者なので、期待大である。
なお、局の枠を越えて、ほとんどの話に山村紅葉が出演している。ドラマのお墨付き的存在で、もちろん今回も登場する。こちらも楽しみだ。
コメント
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