一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

羽生九段、竜王戦1組優勝の価値

2020-05-26 00:23:06 | 男性棋戦
かなり前の話になるが、7日に行われた第33期竜王戦ランキング戦1組決勝・羽生善治九段VS佐藤和俊七段戦は、86手まで羽生九段が勝った。羽生九段は1組優勝と同時に、本戦トーナメントベスト4に駒を進めた。
本局、先手の佐藤七段が四間飛車に振ったが、大橋貴洸六段の近著「耀龍四間飛車」と同じ囲いを採用した。しかも、実戦も本の一場面と同じになった。ただここが実戦の難しさで、以降は羽生九段が新手を繰り出し、羽生九段が優勢になった。ここで佐藤七段の緊張が切れたか、突然の投了。最後はやや呆気ない幕切れになった。
佐藤七段は三間飛車藤井システムを編み出すなど、新構想を取り入れるのが実にうまい。でも本局では、自分の将棋?で頑張ってほしかった。
羽生九段の1組優勝は、第27期、第28期に続いて3度目である。第27期は準決勝で永瀬拓矢六段に、第28期は決勝で糸谷哲郎六段に敗れ、挑戦者になれなかった。
「1組優勝」は本戦トーナメントへの通過点と捉えられがちで、一般棋戦の優勝回数にも加算されるわけではないが、優勝賞金は470万円だから、けっこうな額である。
これがどのくらいの位置づけかというと、一般棋戦で公表されている優勝賞金は、朝日杯将棋オープン戦が750万円、JT杯日本シリーズが500万円。1組優勝はこれらよりやや少ないが、それでも本戦トーナメント準決勝の対局料195万円(当初135万円と書いたのは、私の老眼による確認ミスです。お詫びします)が約束されるから、実質665万円?みたいなものだ。
しかもその先は竜王獲得の可能性もある。つまりそのくらい、1組優勝の価値は高いのだ。
だから「竜王戦1組優勝」は、一般棋戦の優勝にカウントしてしまえばいいのだ。

いや無理だな。主張が乱暴すぎた。
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最近見た夢(2020-05-08、13、15、17、22)

2020-05-25 00:17:53 | 
最近見た夢を記しておく。
まずは8日に見た夢。
私は将棋を指していた。相手(後手)の駒はほとんどなくなり、盤上は玉と馬だけになっていた。
玉は△8五あたりにいるのだが、付近にいる馬の守備力が強い。先手は玉の死命を制す手が絶対に指せないらしく、後手はのらりくらりと躱していった。
というところで、尿意で目が覚めた。
そしてこの日も長い1日が始まるのだった。

続いて13日に見た夢。
時は戦争中で、ある夫婦が饅頭の店を始めた。皮は白く、梅ヶ枝餅の皮のようだった。
この饅頭が美味かったので、その夫婦はその後も饅頭屋の営業を続けた。
そしてその近辺でも、いろいろと商売を続ける店があった。
というところで、尿意で目が覚めた。

続いて15日に見た夢。
私は建設中のビル現場の前にいた。ビルはある程度出来上がっており、私はそのビルの上階に上がることができた。
そこにはビルの関係者が何人かいて、私は本来そこにいてはいけなかったのだが、関係者は許容してくれた。
場面変わって、私はどこかで旅行貯金をしなければならなかった。この時私の意識は、岩根忍女流三段に変わっていた気もするのだが、よく分からない。
私は貯金を済ませたようだ。その前後で、尿意で目が覚めた。

続いて17日に見た夢。
私はある場所で何かの資格試験を受けていた。場所は向かいの家の駐車場に似ていた。
受験結果が発表された。私の受験番号は「665」だったが、一瞬掲載された番号は、「657」の次は、670くらいまで飛んでいた。落ちた。
私が帰る間際もう一度受験票を見ると、「657」だった。私は合格していたのだ。
慌てて資料をもらおうとしたが、もう昼休みで、スタッフは撤収しようとしていた。
そこを頼み込んで、資料をもらった。意外に試験の出来はよかったことに、私は自分をほめてやりたくなった。
場面変わって、私は水戸黄門の里見版助さんになっていた。里見助さんと同一になって、モノを見ている。私は天守閣にいて、向かいの建物を見ると、東野黄門様やうっかり八兵衛が眠っていた。朝日が黄門様に射し込んでいた。
ああ、またこのメンバーで旅をするのだな、と思った。
だが水戸黄門ドラマはどうだっただろう。しばらく新作は制作されてないんじゃないか? お銀もだいぶ歳を取っただろうし、放送は困難だな、と思った。
というところで、尿意で目が覚めた。

続いて22日に見た夢。
私は沖縄のリゾートホテルにいたようだ。ただ、施設内の装備は古かった。
私は旅行者で来たと思うのだが、ホテル内で働いていた雰囲気もある。
あるフロアではパートのおばちゃんが働いていて、お茶をごちそうになったりした。
新たなツアー客の中に、私の高校時代の同級生の女子がいた。現実の私は1、2年が男子クラス、3年が共学クラスだったが、彼女は元AKB48の北原里英そっくりだった。
もうひとり、私が卒業後もよく会っていたAbe氏もいた。
私は北原里英似の女子とお近づきになりたかったが、うまくいかなかった。
チェックアウトの日が来た。ホテルの5階がどこかの電車と直結していたが、私は乗らなかった。
もうホテルは閉館するので、宴会場の椅子などを記念にあげるとスタッフ氏が言ったが、私は、荷物になるからと断った。
エレベーターに乗ると地上が見えた。ホテルの下はもう海だ。みんな泳いでいるが、結局私は入らなかった。
エレベーターガールがいて、中村女流初段だった。最後なので、エレベーター内にはスタッフの等身大ポスターが貼られていた。その中に、中村女流初段の水着ポスターもあった。
私はもう一度エレベーターに乗り直すと、今度は中村女流初段の「手ブラ」のポスターが貼られていて、これは感激した(失礼)。
というところで、何となく目が覚めた。
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飯島七段、羽生九段に勝つ

2020-05-24 00:34:22 | 男性棋士
21日は第68期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦・羽生善治九段と飯島栄治七段との一戦が行われ、飯島七段が勝った。
飯島七段は現在C級1組ながら元B級1組で、前期はB級2組で4勝を挙げながら不運の降級となった。降級が決まった時は「将棋盤も見たくないほど落ち込んだ」らしいが、その後は5連勝。羽生九段戦の勝利を含め、今年は13勝2敗の好成績となっている。
飯島七段の風貌は何となくぼんやりしていてちっとも強そうに見えないが、実力はあるのだ。
羽生九段は残念で、タイトル100期を目指す羽生九段は王座戦がひとつのチャンスだったのだが、思わぬ伏兵に足元を掬われた形となった。
その羽生九段、昔はC級2組の棋士に滅法強いと言われたものだ。
では、この25年でC級棋士に負けた例はどのくらいあるのだろう。

1995年度 郷田真隆五段(C1・王位戦七番勝負2敗)
1996年度 三浦弘行五段(C1・棋聖戦五番勝負3敗)、深浦康市五段(C2・王位戦七番勝負)
1997年度 深浦五段(C2・勝ち抜き戦)
1998年度 木村一基四段(C2・勝ち抜き戦)、三浦六段(C1・棋聖戦)
1999年度 なし
2000年度 なし
2001年度 木村五段(C1・竜王戦)、堀口一史座五段(C1・朝日オープン)
2002年度 小倉久史六段(C1・王位戦)
2003年度 渡辺明五段(C1・王座戦五番勝負2敗)
2004年度 山崎隆之六段(C1・NHK杯)
2005年度 渡辺竜王(C1・銀河戦)
2006年度 なし
2007年度 阿久津主税五段(C1・朝日オープン)、飯島栄治五段(C1・銀河戦)、長沼洋七段(C1・NHK杯)
2008年度 なし
2009年度 北島忠雄六段(C1・銀河戦)、戸辺誠六段(C1・王位戦)
2010年度 広瀬章人五段(C1・王位戦)、糸谷哲郎五段(C1・棋王戦)、豊島将之五段(C1・王将戦)
2011年度 菅井竜也四段(C2・最強戦)、糸谷五段(C1・銀河戦)、豊島六段(C1・王将戦)
2012年度 なし
2013年度 中村太地六段(C1・王座戦五番勝負2敗)、永瀬拓矢六段(C2・棋王戦2敗)、大石直嗣六段(C2・NHK杯)
2014年度 なし
2015年度 永瀬六段(C2・竜王戦)、阿部健治郎五段(C1・棋王戦)
2016年度 永瀬六段(C1・棋聖戦五番勝負2敗)、佐々木勇気五段(C1・棋王戦)、佐藤和俊六段(C2・NHK杯)、近藤誠也四段(C2・王将戦)
2017年度 及川拓馬六段(C2・棋王戦)、藤井聡太五段(C2・朝日杯)
2018年度 なし
2019年度 増田康宏六段(C1・銀河戦)、藤井七段(C1・王将戦)、佐々木大地五段(C2・棋王戦)、藤井七段(C1・王位戦)
2020年度 飯島七段(C1・王座戦)

ここまで28名が勝利。C級1組や2組の棋士が羽生九段と戦おうと思ったら、相当勝ち抜かなければならない。事実、初対局がタイトル戦、というケースもあった。
羽生九段にC級時代に勝利した若手棋士は、後のタイトルホルダーという例が多く、実に10名に上る。
飯島七段は2007年に羽生三冠に勝っており、今回は13年ぶりの勝利となった。そして飯島七段はこの25年間で、ほかの棋士にできなかった大記録がある。すなわち、「順位戦で降級経験のある棋士が勝利した」のである。上り調子の若手棋士が羽生九段に勝つのはまああるが、降級を重ねた中年棋士が羽生九段に勝つことは、相当レアである(失礼)。
飯島七段、今期順位戦はB級2組に復帰するのではないか?
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船越英一郎×角野卓造

2020-05-23 00:17:12 | プライベート
テレビ東京はこの4月から、2時間ドラマ枠を復活させた。名付けて「月曜プレミア8」である。低予算でお手軽なバラエティ番組が跋扈する中、この復活は喜ばしい。
25日(月)は夜8時から「十津川警部の事件簿シリーズ」が放送される。十津川省三警部は船越英一郎、亀井定雄(定男)刑事は角野卓造が演じる。
十津川警部と亀井刑事は多くの俳優が演じているが、私の記憶に残っている両刑事役の一覧を、以下に記してみる。左が十津川警部、右が亀井刑事である。

三橋達也―愛川欽也「土曜ワイド劇場1981~1999」(テレビ朝日)
高橋英樹―いかりや長介「火曜ミステリー劇場1990~1991」(テレビ朝日)
渡瀬恒彦―伊東四朗「月曜ドラマスペシャル→月曜ゴールデン1992~2015」(TBS)
高橋英樹―愛川欽也「土曜ワイド劇場2000~2012)(テレビ朝日)
萩原健一―小林稔侍「女と愛とミステリー2003」(テレビ東京)
神田正輝―小林稔侍「女と愛とミステリー2004」(テレビ東京)
高嶋政伸―古谷一行「金曜プレステージ2009~2016」(フジテレビ)
高橋英樹―高田純次「土曜ワイド劇場→日曜プライム2013~」(テレビ朝日)
内藤剛志―石丸謙二郎「月曜名作劇場2017~」(TBS)

私のベストコンビは「三橋達也―愛川欽也」で、冒頭の愛川欽也のナレーションがよい。
「特急北斗星は、青函トンネル開業に伴い誕生した寝台列車である。個室寝台やロビーカー、食堂車を連結し、東京・上野と北海道・札幌を乗り換えなしで結ぶ。
北斗星1号は16時50分に上野を出発し、大宮、宇都宮、郡山、福島、仙台、一ノ関、水沢、花巻、盛岡、八戸に停車する。全長53.85キロの青函トンネルを抜け、函館には翌日04時24分に到着する。函館からは森、八雲、長万部、洞爺、伊達紋別、東室蘭、登別、苫小牧、千歳空港に停車。終点札幌には、08時53分に到着する。総距離1214.7キロ、16時間3分の旅である」
もはや旅情たっぷり。バックには甲斐正人制作のテーマ曲が流れ、私たちは西村京太郎ワールドに入ってゆくのである。
西村京太郎は、ある程度歳のいった愛川欽也が、最も亀井刑事のイメージに合うと語っていたらしい。
三橋達也は本来主役だが、ドラマでは準主役に回っている。しかし終盤で「亀さん、その雷鳥9号とやらに乗ってみようじゃないか」と、ここ一番で決めゼリフが出る。
高橋英樹の十津川警部もよく、多少の犠牲は伴うものの、すべての事件を解決してくれる安心感がある。
渡瀬恒彦―伊東四朗のコンビは、初期は対立の設定があったように思う。50作以上も作られただけあって、素晴らしく息が合っていた。
いかりや長介の亀井刑事は、コメディアン枠からの登場だから、感慨深いものがあった。
萩原健一は一度だけ十津川警部を演じたが、セリフ回しがカクカクしていて、棒読みだった。どうしちゃったんだろうと思った。
古谷一行の亀井刑事もいい味を出していた。2011年に大病を患い出演シーンが大幅にカットされたこともあったが、降板することなく10作まで務め上げたのは素晴らしい。
高田純次は真面目に演じているのだが、ふだんがアレなので、私は落ち着いて観られない。
今回の船越―角野コンビは、17日放送の「家栽の人」(テレビ朝日)でも共演している。どちらも芸達者なので、期待大である。
なお、局の枠を越えて、ほとんどの話に山村紅葉が出演している。ドラマのお墨付き的存在で、もちろん今回も登場する。こちらも楽しみだ。
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「将棋世界」6月号の比較

2020-05-22 00:07:52 | 将棋雑記
4月開幕の名人戦と叡王戦七番勝負が延期になった時、「将棋世界」の編集はどうなるんだと思った。
言うまでもないが、タイトル戦の詳報は記事の目玉である。たぶん数十ページに上るはずで、それがゼロになるのは相当の痛手だ。
むろんほかの記事を充てるしかないが、それはタイトル戦並みの魅力あるものでなければならない。これは編集部の力の見せ所である。
該当号は6月号(5月売)。配送されてきて、私は興味深く見た。
その前に、2018年・2019年6月号のおもな記事を確認しておこう。

●2018年6月号
表紙:羽生善治竜王
(カラー)第15回詰将棋解答選手権・チャンピオン戦 藤井聡太六段4連覇(1頁)
(カラー)第76期名人戦第1局 佐藤天彦名人VS羽生善治竜王 小暮克洋(12頁)
(カラー)第3期叡王戦第1局 金井恒太六段VS高見泰地六段 相崎修司(9頁)
(カラー)第43期棋王戦五番勝負総括 渡辺明棋王(12頁)
(カラー)「泣き虫しょったんの奇跡」映画化!(1頁)
(カラー)第45回将棋大賞表彰式・昇段者免状授与式(1頁)
(カラー)第29期女流王位戦挑戦者・渡部愛女流二段(3頁)
(カラー)第11期マイナビ女子オープン第1局開幕(2頁)
熱局プレイバック プロ棋士が厳選したベストバウト10+1! 大川慎太郎(30頁)
第45回将棋大賞選考会(4頁)
平成29年度全棋士成績(2頁)
第24回升田幸三賞・第12回名局賞選考会(7頁)
特集 対ゴキゲン中飛車一直線穴熊 青嶋未来五段、斎藤明日斗四段(13頁)
第5回 最新型はサトシにお任せ 高野智史四段(9頁)
新連載 潮流が生まれるとき 千田翔太六段(2頁)
第67回NHK杯決勝 稲葉陽八段VS山崎隆之八段 古川徹雄(6頁)
第11期マイナビ女子オープン第1局 加藤桃子女王VS西山朋佳奨励会三段 田名後健吾(10頁)
第44期女流名人就位式(2頁)
カロリーメイトとカロリーナ・ステチェンスカ女流1級が栄養サポート契約(2頁)
藤井聡太、記録への道(5頁)
第15回詰将棋解答選手権・チャンピオン戦レポート 渡部壮大(7頁)
リレー自戦記・プロの思考 三浦弘行九段(8頁)
かりんの振り飛車WATCH(最終回)伊藤かりん 戸辺誠七段(7頁)
熱闘!羽生将棋 君島俊介(2頁)
第22回全国高等学校将棋女子選抜大会(3頁)
(連載記事は3本休み)

●2019年6月号
表紙:佐藤天彦名人、豊島将之二冠
(カラー)「師弟」石田和雄九段×高見泰地叡王 野澤亘伸(14頁)
(カラー)第4期叡王戦第1局は挑戦者戦勝!(2頁)
(カラー)第77期名人戦第1局 佐藤天彦名人VS豊島将之二冠 小暮克洋(13頁)
(カラー)第12期マイナビ女子オープン第1局 西山朋佳女王VS里見香奈女流四冠 田名後健吾(11頁)
(カラー)あつまれ!描く将(2頁)
第44期棋王戦第4局 渡辺明棋王VS広瀬章人竜王 自戦解説・渡辺棋王(11頁)
第4期叡王戦第1局、第2局 高見泰地叡王VS永瀬拓矢七段 泉正樹八段(9頁)
熱局プレイバック プロ棋士が厳選したベストバウト10! 大川慎太郎(25頁)
清廉―八木下征男と八王子将棋クラブの四十一年―(第4回)北野新太(6頁)
第68回NHK杯決勝 羽生善治九段VS郷田真隆九段(8頁)
第45期女流名人就位式(2頁)
第46回将棋大賞選考会(3頁)
平成30年度全棋士成績(2頁)
第25回升田幸三賞・第13回名局賞選考会(8頁)
特集 新時代のミレニアム 三浦弘行九段(12頁)
定跡最前線パトロール「ミレニアム」石田直裕五段(9頁)
強者の視点―棋士たちの藤井将棋理論― 斎藤慎太郎王座(10頁)
第16回詰将棋解答選手権・チャンピオン戦レポート 相崎修司、渡部壮大(7頁)
田中誠の将棋界炎上マーケティング(2頁)
〝将棋めし〟いま、むかし 小笠原輝(1頁)
名人たちの譜跡 田丸昇九段(2頁)
(連載記事は4本休み)

こんなところ。名人戦+叡王戦で、2018年は21頁、2019年は24頁使っている。この不足分をどう補うか。
また棋王戦五番勝負は、今年は決着局を5月号で掲載してしまったので、その穴埋めもある。
さらに、詰将棋解答選手権・チャンピオン戦も中止になった。こうしてみると、かなりの記事の補充が必要となる。

●2020年6月号
表紙:藤井聡太七段
(カラー)「師弟」桐山清澄九段×豊島将之竜王・名人 野澤亘伸(14頁)
(カラー)第13期マイナビ女子オープン第1局(2頁)
(カラー)あつまれ!描く将(2頁)
(カラー)第69期王将戦第7局 渡辺明王将VS広瀬章人八段 小暮克洋(12頁)
第69期王将戦総括 渡辺明王将 広瀬章人八段 小暮克洋(6頁)
第13期マイナビ女子オープン第1局 西山朋佳女王VS加藤桃子女流三段 荒井勝(8頁)
戦国順位戦[番外編] 泉正樹八段(8頁)
第69回NHK杯決勝 深浦康市九段VS稲葉陽八段 雨宮知典(7頁)
追跡!藤井聡太2020(第1回)(15頁)
熱局プレイバック プロ棋士が厳選したベストバウト10+α! 大川慎太郎(32頁)
月刊B級ファン(第1回)美馬和夫(7頁)
我が将棋人生(第22回)中原誠十六世名人(5頁)
特集 力と技の玉頭戦 門倉啓太五段(17頁)
第47回将棋大賞選考会(3頁)
令和元年度全棋士成績(2頁)
第26回升田幸三賞・第14回名局賞選考会(8頁)
エルモ囲いを指してみよう 北島忠雄七段(6頁)
リアルタイムバトル将棋ONLINE(4頁)
田中誠の将棋界なんでもマーケティング(2頁)
〝将棋めし〟いま、むかし 小笠原輝(1頁)
先達たちの譜跡 田丸昇九段(2頁)
「第2回詰将棋創作キッズチャレンジ」作品大募集!(2頁)

2020年6月号は、第69期王将戦が第7局までもつれたため、この記事をたっぷりと書くことができた(前期は4局で終了していた)。総括も含め、実に18頁になった。
ただカラーページは減少し、1折(16頁)なくなった。
あとは、藤井七段モノの短期連載が始まった。困ったときの藤井七段、というべきか。
さらに泉八段の臨時エッセイが入り、分量的にはこれで安全圏であろう。
また「熱局プレイバック」は、番外編を充実させ、例年より増量されていた。
さらに今年は、昨年は休載した中原誠十六世名人「我が将棋人生」が掲載された。
なお別冊付録は3年とも、勝又清和教授の「新手年鑑」だった。
編集長の田名後氏は編集後記で「(コロナ禍を)補って余りあるほど充実した内容にしました」と書いた。実際その通りで、例えば実戦譜は、30局も掲載されていた。つまりこの1冊を精読すれば、かなり勉強になるということだ。

7月号は引き続き厳しく、進行中のタイトル戦はマイナビ女子オープンのみ。ただ特別企画で、勝又教授の「対振り飛車戦法の変遷」がある。久しぶりの講義が楽しみである。
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