この本は、ずいぶん前に読んだ。当時は、まだロシアに行ったこともなくて、ぴんと来なかったところもあったが、東アジアの政治を知るためには、ロシアの歴史・行動パターンを知ることがかかせない。
本書を読むと、ロシアは、ヨーロッパの中の新興国であり、成熟した他のヨーロッパ諸国とは、かなり別物、かなり時代遅れの成りあがり大国であることがわかる。
本書は、ロシアの近代史を網羅した内容になっているが、これが、ロシアの歴史の全てともいえる。シベリアなどは、ほとんど関係ない。こんな田舎など興味はなかったし、今もロシア国民のほとんどは、よく事情を知らないだろう。
本書に、1970年にレーニン廟に並ぶ人々の写真が載っているが、訳もわからず行列に並んでいたら、レーニン廟への行列だったことを思い出した。
クレムリンの教会内にある王様達のお墓も。
明日は、ちょっと留守の予定。