本書は、1年ぐらい前、柳田さんの講演を聞いた後に読んだ。
がんで亡くなられた50人以上の人方々の物語。
今は、がん告知がなされることが多くなり、がん患者の方々は、家族と共に、がんと向き合いながら、最後の期間を過ごす。しかしその姿は、悲壮というよりは、しっかりした前向きな姿勢で貫かれている。
柳田さんもご子息を亡くされている。日航機の事故にも、正面から向き合った。
命というものを、ずっと考え尽くしてこられた。
本書を読むと、命の大切さと、だから今どうすべきかというヒントも得られるように思う。
健康な内に、読んでおきたい本。