ボヘミアンラプソディに続いての話題作だったが、イマイチヒットは、しなかった。
ただ、映画の芸術性は、こちらの方が高いか。
本人が、過去を振り返る構成だが、ミュージカル構成で、エンターテイメント性が強い。
芸術家の場合、酒やドラッグに溺れるのは、その創造力アップのためというイメージがあるが、この映画では、育った環境や、自分の性癖が原因と描かれる。
おまけが、良くて、本人が指導している様子や、ジャイルズマーチンが、歌を指導している様子も描かれる。
本人の意向に沿った形ということで、暴露映画ではないことがわかるし、音が本気で作られていることもわかる。
本人が、なるべく真実に近い形にしたかったと語る。
そういえば、前にご紹介したDick Jamesも出てくるが、金の亡者的に描かれる。現在の歌手と芸能事務所の社長との関係のようなものだったのだろう。
キャッチーな曲が多いだけに、自然と盛り上がる。
まだ、取り上げられていない歌が、沢山ある。
私が、一番聴いていた時代の真ん中にいたスターだ。
エンディングで映画のシーンと、本当の写真が、並べられる。
こだわりの凄さがわかる。
その他のおまけも、適度でいい。
コンサートは、還暦コンサートしか行けてないが、素晴らしい総合エンターテイメントだと思う。
最後にもう一回来日を!

ストーンズのライブBDの発売が相次いでいるが、これもその一つ。
B to B ツアーは、私がストーンズのコンサートに初めて行けたツアーで、これは、そのアルゼンチン、ブエノスアイレスでのライブ。
ラテンのノリと言ってしまえばそれまでだが、観客のノリが半端ない。
メンバーの表情にも、最初とまどいがちょっと見えるが、そのまま続行。
そして、こんなもんだとわかってから、フルスピードにチェンジ。
1998年4月のコンサートだから、メンバーもまだ若く?、飛ばしまくる。
映像は、ちょっと忙しい感じを受けるが、音は、クリヤー。
途中、突然ディランが登場。
ライクアローリングストーンズを共演。
ディランの歌詞が曖昧だったのか、ミックがディランの顔を見ながら慎重に合わせている。
ストーンズが、ディランのストーンズを共演する、歴史的な瞬間。
観客も、大盛り上がり。
20年以上も前のアルゼンチンで、このような歴史があったのだ。
コロナの関係で、北米ツアーも延期になってしまったが、これだけ、長い間活動し、人気を得てきたバンド。
是非、また来日を!

本映像は、”私は、マリア・カラス”を見てから見ると、本当に感動する。
マリア・カラスの、ひ久し振り、かつ最後のコンサートがたまたま日本だった。
当時、50歳、その後、3年後に突然亡くなってしまう。
絶唱と言っては言いすぎか。
解説書が充実しており、当時、ファンは、カラスの公演を楽しみにする一方、失望するのではないかという心配もしていたという。
この映像を見ると、その心配は、杞憂だったようだ。
もちろん、最盛期は、過ぎているのであるが、その後の鍛錬により、十分に観客を魅了する歌声を維持・披露している。
一曲目は、収録を許さなかったそうだから、本人も、不安を抱えての公演だったのだろう。
様々なトラブル、オナシスとのつらい関係を超えて、達観したマリア・カラスがそこにいる。
共演者は、当時の恋人だが、オナシスは、この公演後に亡くなり、カラスもそれを追うように亡くなった。

当時のパンフレットの復刻版もついているが、国家的な重大事(ビートルズの来日以来?)だったようだ。
これは、東京公演の映像だが、ツアー最後の札幌公演が、マリア・カラスの人生最後の公演になった。
カラスのステレオのカラー映像は、これが、唯一のものだそうだ。
来日時の様子など、コンサート以外の映像も収録されており、当時の大騒ぎ振りがわかる。
マリア・カラスファン、オペラファンは、是非。
この連休中に見た映像を、ちょっとご紹介。
本映画は、ほとんどドキュメンタリー。
マリアに詳しい人から、内容の素晴らしさを聞いていたのと、ミラノのスカラ座で、博物館に行った縁で、DVDゲット。
見てみたが、すばらしい。
ドキュメンタリーとしても、芸術としても。
今まで知られていなかったプライベート映像も多数。
マリアの歌唱力が凄いのは今更なのだが、やはり凄すぎる。
そしてとことん突き詰めるタイプのため、周囲との軋轢が絶えないが、その歌唱力で、何度も復活。
出入り禁止となったメトロポリタンでも、7年を経て、復活。
ポピュラーな演目を練習なしで公演させる興行優先の支配人との対立が原因だったが、どちらがまともな意見かは、明らかだ。
悲しいのは、オナシスとの関係。
ジャッキーと突然結婚してから、その後、またよりを戻したというが、オナシスは、どういう人物だったんだろう。
ジャッキーの金使いが荒かったかのが原因と言われるが。
オナシスが亡くなった後、53歳で、突然亡くなったが、最後のツアーが、日本公演になった。
そのコンサートを見れた人は、幸せだ。
感動作。

今日は、来宮(きのみや)神社にお参りして、帰ってきた。
来宮神社は、熱海の隣。梅園近くで、梅園には何度か行ったのだが、来宮神社にお参りした記憶がない。
もしかすると初めてだったかもしれない。

楠が有名。
こちらは、第二大楠。
樹齢1300年で、300年前の落雷にも負けず、祀られている。

早い時間だったが、参拝客が多いのでびっくりした。

お祭りは、7月だそうだ。

左が、大楠。
樹齢2000年超、周囲23.9m、高さ約26mで、本州1位の巨樹だそうだ。
来宮神社は、元は、木宮明神ということで、木を祀る神社だったという。

縁結びの神様ということで、このハートの落ち葉もトレードマーク。
明るく楽しい?神社だった。