石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

染五郎

2009-10-12 22:39:37 | Weblog
連休も今日で終わった。
結局、行楽日和の今日も、朝から夕方まで体育館のなか。
娘のバレーボールの試合観戦だった。

市川染五郎のエッセイ 「瞳に気品を 心に艶を」読む。



染五郎さん・・あまり好きなタイプの役者さんではないんだけど
タイトルに「気品」とか「艶」とか
好きな言葉があったので手にとってみた。

女形になるための化粧の研究に
これほど熱心なのには驚いた。
女性の美容フリークさながら
アイラインの入れ方から口紅のひきかた
オススメのアイライナーやマスカラの紹介もあって面白い

また、役柄によってつける香水を変えることも感心した。
香りによってその女性になりきっていく
最後の仕上げに欠かせないものとして香水を挙げていることは
なるほどな~と参考になる。

「春興鏡獅子」の弥生は サルバドール・ダリの「ルビーリップス」
まだ処女の弥生は 可愛らしく純真な香りを

「桜姫東文章」の桜姫は 高貴な生まれの女郎なので
気品のあるブルガリの「プールファム」

「三人吉三巴白浪」のお嬢吉三は 女装した盗賊なので
ちょっとワルで妖艶な「シャネルの5番」

最新の香水も次々と試して
役柄との結びつきを考えるそうだ。
素敵だなあって感じた

美意識を育てるヒントもいろいろと書いてある。
他人の意見に惑わされず、何かひとつでも夢をもって
「ぶれない自分を見つける」ことが大切

一流の人とつきあい 一流のものを見たり聴いたり
一流の美しいものを身につけて、感動することが
美意識を育てることにつながる。

30代 40代 50代・・
年をとるのは誰でも平等で仕方ないことであって
諦めたり 気を緩めたりしては絶対にいけないと思う。

若い女の子が持ち得ない 
「品」や「知性」や「色気」はたまた「艶」を
いろんな感動や経験を重ねて身につけていかなきゃ

「品」や「艶」・・言葉を紡ぐのは簡単だが
とらえどころのない 定義しがたいこと。
毎日、いろんなことを考えて感じて人を思いやって
精一杯生きるしかないんだろうね~




コメント
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