2021年 夏の思い出に特筆すべきことは
何といっても 鮎釣り。
6月初めから すぐ近くの伊佐津川へ
主人がアユ釣りに行き始めた。
あれから、ほぼ毎日鮎を釣りに行っている。
ちょうど仕事が終わる17時半ころから
釣りはじめ、19時半ころに帰宅する。
同じく仕事を終え 夕方の家事をざっと終えた私は
その日の「鮎釣り報告」を延々と聞きながら
寝るまでの時間を過ごす。
鮎の生態と習性について 研究と工夫を重ね、
仕掛けをつくったり情報を仕入れたり。
そのうち、同じ川で鮎釣りをしている人々と
友達になり、だんだんコミュニティができてきて。
その旺盛な探求心に感心し、
好きなことを見つけて良かったなあと嬉しく思う。
私は この3か月間、伊佐津川に行ったことないし、
釣りをしている主人を見たことがないが、
毎日毎日の「報告」で
大概のことが わかっている(笑)
釣れるときや釣れないとき、
鮎の賢さや 自然の凄さ、鮎釣り名人の素晴らしさ・・・
鮎釣りの写真は、次女が撮影してくれた。
最初のころ、たくさん釣ってきた日には
「料理するほうの身にもなってよ!!」と
喧嘩になりかけたけれど
自らYouTubeで「家庭のグリルで鮎を美味しく焼く方法」や
美味しく保存する方法を学び、
鮎を喜んでくれそうな人々にお裾分けしたり。
今では 釣ってきた鮎を上手に焼いて
冷酒と一緒に 私にふるまってくれるようになった。
(ほとんど毎晩、鮎の塩焼きを食べている)
毎日の鮎の報告にウンザリするときもあるけど、
子供のように目を輝かせながら、
私に 最大限 気を使いながら、
鮎釣りから帰宅する主人。
「今日はどうだった?」
「まだ大きいのがいる?」と声をかけ
楽しそうに話をするのを いろいろなリアクションをつけて
聴き入る。
これが 以外にも夫婦円満のコツなのです。
子供がみんな成人して巣立っていったのに
また子育てと 同じようなことをしている。
この3か月間の、鮎をめぐる初老の夫婦の心の機微と葛藤。。。
私に才能があったなら
短編小説か 演劇の戯曲がつくれそうな夏。
処暑が過ぎ、日が暮れるのが少しずつ早くなってきたけど
もうしばらく主人の夏は、続きそう。
最近は ホームセンターで七輪を買ってきて
串刺しにした鮎を焼くことを
研究している。
その投稿は また後日