雨が降って 急に寒くなってきた。
急いで 暖かい服を探し出す。
旧い話となるが、今月の18日は「のちの名月」だった。
いわゆる「13夜」という、十五夜より
少し控えめに 月を愛でようというお月見。
雑誌「婦人画報」のイベントで
嵯峨大覚寺にて、月の美しい夜に(実際は朧月夜だった)
素浄瑠璃と三味線を聴くという素敵な会に参加した。
大覚寺の大沢池。空の月と 池に映った月と。
大覚寺は 生け花「嵯峨御流」のお寺で
嵯峨御流のお家元が 大覚寺の花務長をされているそうだ。
お家元の作品。とても華やかで立派。
この十三夜の夜、大変に不思議なことが身の上に起こった。
ここで書くには いささか長くなるし
野暮というものなので 詳しくは省くけれど、
シンクロニシティというものに遭遇した。
シンクロニシティ・・・「意味ある偶然の一致」。
これまでに「虫の知らせ」みたいな、不思議なことと
出合ったことがあったけれど
今回の場合は あまりにも出来過ぎた「偶然」が
重なり、背筋がゾクゾク・・っとするほど
怖いくらいの 最大級の「偶然の連続」だった。
「偶然」のことを 単なる偶然と思わずに
それに意味を見出したり、何かを気づいたりすることは
私は、とても大切なことだといつも思っている。
この世には 人間の計り知れないものごとが
うじゃうじゃ うごめいていて
いろんな御縁や運を 運んでくれる。
今回、何かが強烈なメッセージを送ってくれているようなので
そのことを 大切にしたいと思う。