今日は 久しぶりの青空とお日様。
心が晴れやかになる。
木村耕一「平家物語」全3巻読了した。
意訳と 美しい挿絵でスラスラと読めた。
簡単とはいえども、最後まで一通り
平家物語を読むのは初めてのこと。
改めて、日本の文化のあちこちに影響を及ぼしているなと感じた。
お能・歌舞伎・文楽・ドラマに小説
いろいろなところで、平家物語エピソードが出てくる。
心の機微を描いた源氏物語に対して
軍記物語なので こちらのほうがわかりやすい。
祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり
沙羅双樹の花の色 盛者必衰のことわりをあらわす
おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし
猛きものも遂にはほろびぬ 偏に風の前の塵と同じ。
平家物語の冒頭部分を 高校生の頃 暗記させられた記憶がある。
50歳過ぎてから やっと この美しい旋律の意味が
なんとなくではわかる。
今度は 宮尾登美子さんの「平家物語」に挑戦してみたい。