上高地の旅行では 井上靖の名作「氷壁」の舞台になった、
「徳澤園」に宿泊した。
この旅行を楽しむために 事前にこの本を読んだ。
実際に起きた、山岳遭難事件を徹底的に取材されて
書かれた小説。昭和30年初めの小説だけど
何ら 古さを感じさせない。
登山の専門用語がたくさん出てきて ??な所もあるけど、
登山と 男同士の友情・上司と部下の信頼・男女の恋愛などなど
いろいろな絡み合いが 丁寧に描かれている。
昔の小説は 言葉や文体がとても美しくて
読んでいて 気持ちが整ってくる。
登山って・・・というか、山や海や自然って
ほんとうに怖いなと思う。
美しい自然の姿が 急変して別の怖ろしい顔を見せる。
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