館内の「松本本箱」は ブックストアなので
置いてある本は すべて購入可能。
24時間、ぶらぶらと本棚の間を歩き、
本を手に取り 傍らのベンチや椅子に座って
読むことができる。
19時から22時まで、お酒を飲みながら読めるコーナーも。
階段に座って読んでもOK
ダイニングルームの壁も 本がぎっしり
昔の旅館のころの 古い大浴場を改装したところ。
このホテルのコンセプトは 「新しい知との出会い」。
選書の基準は「知らなかった世界に触れ合える本」で
知識と興味の入口となる写真集・画集・エッセイ・文学書・入門書など
約1万冊取り揃えているそうだ。
私にとって 至福の空間だった。
めくるめく高揚感で ワクワクするような場所だった。
子供のコーナー。子供達に読み聞かせした、懐かしい絵本を
たくさん見つけた。
素敵なのは 「偶然の出会いこそ、今日の必然」ということで
通常の本屋さんにあるようなPOPや検索システムがないこと。
「店員さんのオススメ!」とか「本屋大賞受賞作!」や「今 話題の1冊!」とか
全く宣伝がなく 自分の本能赴くままに 本のあいだを歩いていると
きらっと輝きを放つような背表紙に出逢う。
本好きの人にしかわからない、本との偶然の出会いが必ずある。
その本は、数多ある中から 私を呼んでいる。
今回も そんな1冊に出逢って購入した。
人との出逢いとよく似ていると思う。