葉梨法務大臣が更迭、当たり前だと思った。
政治家の失言は 次から報道されるけど
中には、
明らかに揚げ足取りみたいなものもあり
気の毒だなあと思う方もいる。
だけど、この度の「死刑のはんこ」発言は
私のなかでは 最悪レベル!
法務省トップの発言とは 信じられないし
呆れ果てた。
日本の死刑制度は デリケートな問題で
賛否両論あり、その発言によって世界の注目も浴びること。
なのに、法務相の適格性としては もちろん、
人としての品性もない。
「先生」「先生」とチヤホヤされていると
こんな無神経な人間になるのか。。。
地域の更生保護女性会では 春と秋に
拘置所の出入り口に プランター花植えを行っている。
殺風景な拘置所に 少しでも彩りを、と。
つい先日も花植えをした。
いつもは 花植えだけで終了となるのだが
今回は 特別に拘置所の所長さん達に舞鶴拘置所のことや
刑務官の仕事のことを聞かせていただく機会に恵まれた。
20名近い会員が集まり、1時間ほどお話を聞いた。
刑務官という仕事が、何と大変な仕事か。
でも皆さん、自分の任務に誇りをもち激務をこなされているのが
伝わった。
質疑応答コーナーで 様々な質問が出て
一番最後に「死刑」のことについて質問が出た。
そのとき、私の思い過ごしかもわからないが
所長さんの顔色が 微妙に変化したように感じた。
集まりの空気に 少し緊張が走ったような気もした。
所長さんは言葉を考えながら 少しだけお話された。
死刑執行まで面倒をみられる刑務官さん達は
選抜された優秀な方で、死刑執行の日までを
自分の罪を見つめながら過ごす人を支えられる。
どんな毎日なんだろうか・・
大変な仕事だなあと胸が痛くなった。
講義が終わったあと、死刑執行の質問をした方が
「ごめんなさいね、変な質問をして。。」とおっしゃった。
それほどデリケートなことなのだ。
刑務や法務に関わるたくさんの人々、
保護司会や更生保護女性会などボランティアに関わる人々、
法務相の下には 私達末端の人間まで夥しい数の人間が広がる。
そのトップに立つ人にしては あまりにも軽率な言葉と思考だ。
仕事に 地味も派手もない。
ただ、どんな仕事も地道な努力が不可欠だと思う。
次の大臣に期待したい。