大相撲を観に行く途中で、御所近くの有斐斎弘道館にも立ち寄った。
ここは江戸時代の儒学者、皆川淇園が創立した学問所。
数寄屋建築と日本庭園が素晴らしいところなのだが、
2009年、これを取り壊してマンションにする計画が。
研究者や企業人、有志によって一時的な保存を
成し遂げて、文化芸術による「知」を再生するべく、
茶事や講座など さまざまな日本文化の事業を
されている。
15年ほど前から ここに足を運ぶようになり、
ここからいろいろな御縁が広がり、
たくさんの日本文化を学んだ。
皆様の寄付で、少しずつ土地建物を買っていくんだそうで
微々たるものだけど 寄付をした。
常にお掃除をしてくださっているので、
この美しさ。入口をくぐると、異次元の世界に入ったよう。
数寄屋建築も、お庭も素晴らしい。
この建築物を壊して マンションを建てようと考えることが
信じられない。なんて愚かなんだろうか。
壊したものは 二度と戻らない。
行った日は 太田達先生の「日本人と月」講義。
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