村上春樹さん6年ぶりの新作長編「街とその不確かな壁」読み終えた。
「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」(1985年)と
なんとなく よく似た感じの長編小説、
夢を見ているような、不思議な小説。
読むのが快感というくらい、サクサクと読めて
自分の心の栄養になっているように
すんなりと吸収していく文体。
緻密に推敲されて、練りに練られているんだろうなと
想像できる。
身体を動かして汗を流すと 爽快感を覚えるように、
村上春樹作品を読むと 心と脳が軽いトレーニングを
したようにスッキリする。
春樹作品は やたら比喩が多くて、何を訴えたいのか
よくわからない、と言われるし
それ故、多くの解説本が出ているけど
私にとっては内容よりも、春樹小説の文章・文体を読むだけで
幸せな気持ちになる。
特に、料理や掃除など家事をしている描写が好き。
丁寧に生活したくなる。
さて、昨日今日と、裏千家淡交会両丹支部の研究会だった。
皆様のお点前を拝見し、大変豊かな学びができた。
今回の研究会は 舞鶴分会の担当で
久しぶりに 呈茶があったので
お茶を点てたり お運びをしたり お手伝いもあった。
教授者会で いろいろな先生方と交流があり
とても楽しく、また勉強になる。
きょうは 24節気 小満。
万物が次第に成長し、天地に満ち始める時期。
良い季節だ。
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