石屋のカミさん日記

仕事に趣味に 好奇心の赴くまま楽しいこと追求します!

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

2020-01-06 14:44:06 | マイ本棚

今日から仕事、日常生活が戻った。

休みは 体の調子が狂ってしまう。

いつもの同じような生活が 気持ちがいい。

 

お正月に たくさん読書をしたいと思ってたが

いつもの2倍も3倍も家事があり

やっとこさ1冊だけ 読み終えた。

ブレイディみかこ 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」

みかこさんは福岡県出身で イギリス在住。

23年前にアイルランド人のご主人と結婚し

現在 中学生の男の子を育てている。

「荒れている地域」の公立中学校に通う息子さんとの日常を

描いているんだけど

みかこさんの筆致も素敵だし 人種のるつぼのような学校が

ほんとに面白い!

国籍も階級もまだらで 世界の縮図のような人間関係を

生きている男の子。

日々、いろいろと問題や事件が発生し 親子で乗り越えていく。

でも、基本的に思春期の男の子を育てる日本のお母さんと

同じなので とても共感を持てるし

学校の先生も 日本の公立中学校の先生と感性や想いは一緒。

 

この地域は LGBTの人々がたくさん暮らしている街でもあるので

さまざまな家庭や夫婦があり

子供達は保育園のころから 広い視野を持っている。

そう遠くない将来、日本もこんな感じになっていくだろう。

今回のラグビーW杯を観ていて そう思った。

いろいろな国籍の人と 力を合わせる。

本のなかで みかこさんが 故郷・福岡に帰省する話がある。

パワハラをパワハラと自覚していない、 典型的な日本の「オッサン」が

外食先で 酔いにまかせて からんでくる話。

そこらあたりに いっぱいいそうな いかにも昭和的な会社人間で、

読んでると恥ずかしくなった。

閉鎖的で 視野の狭いことでは

今からの時代、生きづらくなると思う。

この本、2019年出版なので

EU離脱に揺れる、現代イギリスを肌で感じられる。

 

 

舞鶴のお墓のことなら・・・・伝統と信頼の辻石材店へ

 

 

 

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