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J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

カリスマの存在102 【J特】

2012-01-06 00:04:34 | カリスマの存在

 最近、黄色サポの方からよくお便りをいただきます。やはりFCWCの影響かな。以前にMariさんという黄色サポの方から「エルゴラ1093号に掲載の大谷選手の手記が感涙ものです」と情報提供を受けていました。以下、抜粋して紹介します。

    
 サポーターの声援は本当に心強かった。そういう人達に最高の形で恩返しできたのかなと思う。
 柏に9年在籍して、チームのどん底や今年のような良い状態を観てきた。サポーターが作ってくれた空気で相手を飲み込んで勝てた事が何度もあった。その変わったスタジアムの空気が追い風となり、僕らを勝利に導いてくれた。スタジアム全体が作る雰囲気が「押せ押せムード」になっていて、個人的に言えば、ポジション柄、気持ちを抑えないといけないなという気持ちになった。イケると思って前かがりになり過ぎると良くないと考えたが、そんな状況になるのはなかなかない事。「勝つチーム」というのは、選手だけでなく、サポーターの力も大きい。おおいう風に選手をノセてくれる事で、「勝たしてもらう」というのは実際にある事を今年は特に感じた。

 優勝に対する思いはやっり強かった。あのG大阪との天皇杯決勝で負けた事で、チャンピオンになるチームの強さを感じた。優勝する際の精神状態を味わいたいなという思いが強くなった。ACLに出る事は、チームが強くなっていく上で必要な事だと思う。でも、今年はACLの出場権は獲って当たり前という空気がチームにあったし、ACL出場が決定的になった時も、どこかサポーターも余り喜んでいなかったのを感じた。それで、「ああ、皆さんも優勝だけを目指しているんだな」って。3位以内が目標じゃなくて、優勝を念頭に置いていましたから。あの時はサポーターも、似たような感じじゃなかったのかなって共感した。
 今年優勝という結果を残す事は、監督、選手が評価されるだけではなくて、サポーターも含めたレイソルに係るすべての価値が上がるものだと思っている。それだけに恩を返したかった。
 
 勝つ準備をするというのは当然の事ですが、これが結構難しい。「勝ちたい」っていうのはプロだから全員が思う。でも「勝ちたい」ではダメ。「勝つ」って思わないと。それは監督に植え付けられたところです。それを実際に表現できている。勝つために厳しい練習をやっているという思いもあるし、次の試合は絶対に出たいという思い全員が持っています。全員が試合に出られるレベルではなく、活躍できるレベルにあるのが今のチームのすごいところ。良い選手がいるから勝てるというもじゃないという事を、'05年と'06年の2年間で学びました。自分の中での考えを改めさせられた。

 「追われる立場にいるがどうか」という質問に「追う方がキツいんじゃないか」と考えるようになったのは、ネルシーニョ監督のおかげ。有利なものは有利。今までの監督では言われた事がないので衝撃的で、優勝争いの終盤まで言われ続けた。 「俺らは勝っている。負ける事を考えなくて良い。ビハインドの相手は勝ちにくるからバランスを崩して攻めてきている。だから空いているスペースが自然と出てきて、そこをカウンターで突けばいい」監督は何も難しい事を言っていなかった。「勝っているんだから余裕を持て」っていうだけ。その考えをチーム全体がしっかりと持てているのが良かったと思う。
 勝つ事で得られる価値というものを知る事で、1敗の大きさの意味も知る事ができたのは、チームが強くなり「勝つチーム」になった証拠でもあると思う。低迷していた時よりも1敗の意味を深く知る事ができた。

 今年負けた試合を振り返ってみると、システムがいつもと違う形になっている時に、その良さを選手達が表現できていなかった試合が多い。あの敗戦があったから、「自分達のやる事を貫こう」という考えが大きくなった。自分達は変わってはいけないんだという事を、実戦で感じる事ができた。
 チームが一番の変化を遂げたのは'06年。あの年の雰囲気は、間違いなく今につながっていて、「チームはファミリー」という事を表現できる選手達がその後も集まってきたと思う。あの年が原点で、今もそうなる事ができるように全員が考えている。ネルシーニョ監督が来て、仲が良いだけでは勝てないという事をみんなが学習した。監督はより全員が勝つ事に貪欲になり、勝つためにすべての準備をする事を強調してくれた。だからこの結果があったと思う。

 こんな感じです。いただいた記事が少し変則で読みにくかった事もありますが、要約したらこういう内容でしょう。いい機会なので、12月7日の日経新聞「フットボールの熱源」にあった黄色い記事を紹介します。
 ネルシーニョ監督の話で、巡ってきたチャンスをものにできない選手について原因は次の3通りあると。
 ①準備できていなかった / ②責任の重さに勝てなかった / ③責任を感じていなかった
 監督にすれば、③は問題外だろう。プレッシャーを感じないという事は、ピッチに立つ者の責任を背負っていないという事。そんな状態では期待に応えられる訳がない。
 監督は、選手が力を出せなかった時は、「原因はどれなのかと探った上で、手助けする必要がある」と話すとか。「あいつはプレッシャーに弱い」で片づけてしまったのでは、指導者としては余りに無責任と締めくくっています。

 また、いい情報があったら教えて下さい。3月3日のゼロックススーパーカップが待ち遠しいですね。

 

コメント
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