昨日に引き続いて、選手による学校訪問(単なるサッカー教室のみではありません)です。今回はJ1神戸ですが、夢や体験を語る講話会まではやらなかったようです。この活動は2010年シーズンから始動したそうですが、今シーズンも引き続き実施されています。以下、抜粋して紹介。
J1神戸では、「ヴィッセル神戸に関わるすべての人を幸せに」という理念のもと、クラブ創設当初より「サッカーを通じて地域社会に貢献すること」を目指して様々な活動を実施。その一環として、2010年シーズンより「GOAL For SMILEプロジェクト」を実行されています。
今シーズンも公式戦での得点1ゴールにつき、サッカーボール8球を神戸市立の小学校166校に選手が訪問。子どもたちに進呈するもの。
【2011シーズン『GOAL for SMILEプロジェクト』概要】
・内容:
公式戦での得点1ゴールにつき、サッカーボール8球を神戸市立の小学校に寄贈(1校2球)。対象となるゴールは開幕戦からカウントし、選手達が直接小学校を訪問。
・対象:
神戸市立の全小学校(寄贈の順番、時期、選手に関してはクラブにて予め決定)
・実績(2010年度)
総ゴール数及びボール数: 48得点・384球(1ゴール8球で換算)
・内訳
リーグ戦:37得点・296球、カップ戦:8得点・64球、天皇杯:3得点・24球
訪問学校数:166校(神戸市立の全小学校)
ボール配布数:332球(各校2球)
J1神戸公式HP該当ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/g-project/
こういう活動も素晴らしいが、独自の学校訪問はやっていないのかなと勝手に思い込んでいると、いい事例を発見しました。「夢で逢えたら」という学校訪問事業を何と2003年から実施されているのです。2007年がユメセン、レイソルしま専科が2006年だから、それよりもっと早いという事になります。さすが神戸。お見逸れしました。Jリーグ公式HPの「Jリーグ百年構想」の「ホームタウンレポート」に2005年の模様が出ていますが、この時は三浦カズ選手がいたのですね。
この学校訪問授業「夢で逢えたら」は神戸市と連携して、児童との対話を通じて、夢を持つことの大切さを伝えるもので、2003年2月からスタートしています。ホームタウンの神戸市を中心に93校、延べ8,373人の児童と「夢」について語り合っています。「簡単にあきらめないこと、自分を信じて自信を持つこと、夢に向かって努力することの大切さを選手の言葉、メッセージで児童のみんなに届けています」としています。
この「夢で逢えたら」という名前、どこかで観たなぁと思っていたら、J2横浜Cで、同じ三浦カズ選手が今年実施していました。よく読んでみると、J2横浜Cはホームタウンプロジェクトとして「夢で逢えたら」を2005年から実施していますが、これは、三浦カズ選手がJ1神戸在籍時にスタートし、実施していた事がきっかけになっているようです。まさに選手による社会貢献活動の素晴らしい連鎖ですね。
J1神戸はルーツが岡山であり、お隣の県のJクラブですが、何か全然違う存在ですね。近いうちに「他の全クラブ調査」いってみたいと思います。乞うご期待。
Jリーグ百年構想公式HP該当ページ:http://www.j-league.or.jp/100year/report/_/?c=all&n=kobe&code=00000049
J1神戸公式HP該当ページ:http://www.vissel-kobe.co.jp/home/gaiyo.html