謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
新しい年が来ましたが、被災地の皆様にとられましては、少しでも明るい光が差す事を深く祈念しております。加えてこの2012年が、岡山サッカー界、スポーツ文化にとって、明るい1年になる事を祈念しております。
毎年しつこいように「草の根」をテーマとして掲げておりますが、岡山のJリーグももう4年目。今年も余り大きな変化はなさそうですが、環境面では大きく変わりそうです。まずは専用練習場。今年1年でかなりの動きを目にする事でしょう。これをどう生かすかで岡山のサッカー界の真価が問われると思います。後指を刺される事のないよう期待しております。
次に、J2リーグでは、J1への昇格プレーオフとJFLとの入れ替え制度が始まります。当ブログとしては待ちに待ったもので、これでこのリーグも活性化し、生きるか死ぬかの真剣勝負が繰り広げられると喜んでおります。6位以内と目標を掲げられておりましたが、気になるのが他のチーム。当然、より以上に強化を図ってくるのは当たり前。のんびり構えていたら、去年の栃木さんや北九州さんのようにあっという間に、置いて行かれます。特に新加入の2チーム、交通の便が悪いながらJFLで観客動員7千人以上を誇り、Jリーグに「早く来て下さい」と言わしめたJ2松本、あのアルディレス監督を招聘したJ2町田、侮れません。長い間Jリーグ見てきましたが、本当に強いチームは内外のもの(当ブログで言えばハード・ソフト・ハート3面)が多く備わっている所だと思います。今年のJ2は面白くなりそうですね。開幕が待ち遠しい。
今年も、県外の目を意識した記事作りを心掛けたいと思います。よく「Jクラブの付加価値」を口にしますが、当ブログ自身も少しでも「付加価値」のあるサッカーブログとして精進していきたいと考えます。どのクラブの方、リーグ、協会の方が見に来られても、また覗きに来ようと思っていただけるものにしていければと思います。引き続き微力ではありますが、当ブログも当ブログでできる事をやっていきたいと思います。もっともっとネットワークを広げて、当ブログを読んでもらい、多くの人と交流を深め、岡山のサッカー、スポーツ文化について考える一助になれればと思っています。
今年の個人的というか当ブログ的な希望(目標?)としては、またしても次の2つです。もう何年一緒なのか。岡山サッカー界、スポーツ文化は去年と同じ事をやっていてはいけないと思います。すいません、当ブログも何か・・・
①真の県民クラブになること
クラブレベル、サッカー界を通じた全体的な個人的印象ですが、湯郷ベルは除いて一昨年の方がいい活動があったと思います。ユメセンとかありましたね。県協会の声かけで実施されたそうですが、去年はそういうのは見られなかったなぁ。一昨年の署名運動で見られた県民の熱き思いも昨年はしぼんだようにも見えました。あの県民運動をもう一度起こせないものでしょうか。J2鳥取ではYAZINスタジアムの着工が決まり、J1G大阪では新スタジアムの建設費用の募金を開始されていますね。
去年も同じ事を言っていますが、選手による社会貢献活動をもっとされてはどうでしょうか。ここだけの話であればどうこう言える筋合いではありませんが、Jリーグ規約第88条に明記された義務であり、J1・J2ほとんどのクラブがやっている事なので口に出すのです。強化部の人が変わったとも耳にしていますが期待しております。
②岡山のスポーツ文化の花が開くこと
震災復興活動で、一度だけ市内7クラブが合同で募金活動を駅前で実施しています。その時に「これが県内スポーツクラブの連携組織を作るチャンス」と言っていましたが、残念ながらその時だけのものとなってしまいました。隣県(兵庫・広島・山陰・香川)ではすべて実施されています。岡山ではどうしてできないのでしょうか。この時の合同募金運動も湯郷ベルの発案と聞いています。さすが、全国レベルのクラブですね。
「100年続くクラブ」という事を言われますが、とてもサッカーだけでは難しいでしょう。一人でも多く、Jリーグ百年構想を理解して、活動して欲しいと思います。
ちなみに、今朝の山陽新聞朝刊2面にJリーグ傍士理事(日本経済研究所専務理事)(すっかり白髪が増えた様子)が登場されています。そのまちづくりの対談の中で「J2岡山もホーム試合だけでなく、アウェーから来る人は何百人かいる。それを商売に生かせばいい」と発言されています。さすが、当ブログの昔からの師匠的存在。当ブログでも「商店・商店街は支援の第4の極」と言い続け、協賛店制度をずっと何年も取り上げ続けてきました。もっとも今では未実施クラブが限りなく1に近づいていますが。
とにもかくにも、今年も「J OKAYAMA」ブログをよろしくお願い申し上げます。