J1の日程も発表されましたが、某黄色いチャンピオンチームからビックリするニュースが流れました。何と、バルサとユニセフみたいな国際援助団体へ逆スポンサーになるという話です。以下、抜粋して紹介。
J1柏は公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)への支援を実施することを決定。
セーブ・ザ・チルドレンは1919年から活動している、国連に公式に承認された世界最大のネットワークを持つ、子どものための民間の国際援助団体(NGO)で、すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」の実現を目指し、世界の約120ヶ国で29団体が活動。SCJ1986年に設立。世界中で子ども支援を実施。ネパール、ベトナム、ミャンマー、モンゴルなどアジアを中心とした8ヶ国の海外事業地では日本人スタッフを駐在させ、「教育」、「栄養・保健」、「子ども保護」などの分野で支援活動を展開。また、紛争や自然災害などの緊急時においても、日本人スタッフの派遣や資金拠出を行うなど様々な支援活動を実施。
ベトナムでは、1995年より、同国北部および中部の少数民族が多く暮らす地域において、妊産婦や母親を対象に、栄養改善の研修、完全母乳育児の推進、栄養補助食の供与とともに貧困家庭の生計を向上させる支援も実施。J1柏の支援は、ベトナムの山岳少数民族の教育支援に活用。
J1柏では、社会貢献活動の一環として、プロサッカークラブが持つ公益性や社会性を鑑み、SCJの様々な支援活動の中から、途上国である「ベトナム」での「教育」に関する事業への支援を決定。支援内容は、ベトナムの山岳少数民族の教育支援に活用される金銭的支援の他、ユニフォーム(パンツ)へのSCJロゴの掲出をはじめとするSCJの広報PR活動など。
<支援内容>
①ベトナムでの「教育」支援活動への金銭的支援
②リーグ戦ユニフォーム(パンツ)へのSCJロゴ掲出
③クラブ公式HP、その他各種広報物等へのSCJロゴ掲出
④オフィシャルファンクラブ会員へのSCJの支援活動全般・募金活動のPR
⑤SCJスタッフによる「子どもの保護(接しかた)等に関する研修を選手やスタッフが定期的に受講
<期間>
2012年1月1日~2012年12月31日(1年間)
ちなみに、Jクラブでこうした国際援助団体と提携して支援活動をしているクラブを思い出してみました。J1浦和とJ2湘南の2チームが挙げられます。J1浦和は2009年より、国連広報局承認のNGO団体「国連の友アジア-パシフィック(FOUNAP)」と提携。J2湘南は国際支援NGOの「ピースウィンズ・ジャパン」と提携。世界の被災地へ共にボールを贈るプロジェクトの実施の他、昨年の東日本大震災では大きな支援活動を実施されています。
J1柏は、ユニフォーム逆スポンサーとして、ロゴを掲出しますが、同時に金銭的支援を行います。親企業があるクラブですが、その売上を自分達に使うだけでなく、こうしたクラブを挙げた社会貢献活動を実施する事は素晴らしいと思います。浦和もすごいですが、一番すごいのはやはり湘南。親企業もなく、事業規模もそれほど大きくないため経営的にも余裕がある訳でなく、昨季順位も岡山よりも下だったのに、こうした活動ができるというのは、まさに「Jクラブの付加価値」が高い証拠です。
J1はともかく、J2クラブではクラブライセンス制度の導入が間近に迫り、「それどころではない」ところが多いと思います。その中でこうしたクラブを挙げての社会貢献活動ができるというのは素晴らしい事だと思います。柏もカッコいいですね。このニュースを聞いた時に思わず、当ブログでもSCJのリンクを貼ろうかと思ったくらいです。J2といえば、岡山にもAMDAという世界に誇る国際人道支援団体がありますね。現実的でない話かもしれませんが、いつの日かユニフォームパンツにAMDAのロゴがあったら、岡山の素晴らしい光景になります。その前にまずは地域貢献活動と選手による社会貢献活動ですか。柏も浦和も湘南もそのあたりはしっかりできていたクラブですから。いつの日か実現したらいいですね。
J1柏公式HP該当ページ:http://blog.reysol.co.jp/news/2012/013214.html
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ)公式HP:http://www.savechildren.or.jp/