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2015-01-11 00:01:37 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 昨日、ファジアーノで選手の入退団が一斉に発表されました。これでほぼ確定したのかな。岩政先生に続いて、続々と期待選手が入団しました。今回退団するレン選手はまた別に後日触れるとして、今回は期待の入団選手について当ブログなりに調べてみました。今回、注目するのは加地選手と矢島選手。前にも触れましたが、過去ののレジェンド的選手は、ストヤノフ選手と服部選手。それに続いて今回、岩政先生と加地選手が入団します。そして初めて若手の代表クラスが入団します。ネット上では「本気を出した」とありましたが、補強面ではそうなのかもしれません。まずは加地選手から。
       
【加地 亮選手 プロフィール】(クラブ公式HPより)
・ポジション: DF
・生年月日: 1980年1月13日
・身長/体重: 177cm/73kg
・出身地: 兵庫県(南あわじ市)
・経 歴: 滝川第二高校−セレッソ大阪−大分トリニータ−FC東京-ガンバ大阪- Club Deportivo Chivas USA(アメリカ)
・代表歴: '06年W杯日本代表、'04年・'07年アジア杯日本代表、U-20及びU-19日本代表
       国際Aマッチ64試合出場2得点
・Jリーグ受賞歴: ベストイレブン('06年)、Jリーグ優秀選手賞('06年、'07年)
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1420778552
【来歴】
 小学校1年生時にサッカーを始め、滝川第二高校に入学し、インターハイや高校サッカー選手権に出場。'98年にC大阪に入団。U-19日本代表としてアジアユースに出場し、以後黄金世代(79年組)として活躍。'99年にU-20代表としてワールドユースに出場し、準優勝。、'00年に大分にレンタル移籍。'02年にFC東京に移籍。'04年に日本代表に初選出され、以後ジーコジャパンに定着。'06年にG大阪へ移籍し、ドイツW杯にも出場。
 '08年に岡田ジャパンとなってレギュラーを外れ、自らへ日本代表引退を表明。その後はG大阪で右サイドバックとして活躍。'08年にACLと天皇杯で優勝し、クラブW杯全試合に出場。その後3度の膝内側側副靭帯損傷を繰り返し、不振になったG大阪がJ2降格。'13年は開幕前に負傷したが、J1復帰。
 '14年6月にMLSチーヴァスで移籍したが、10月にチーヴァスが解散し、分配ドラフト等でも指名されず。

 加地選手は現役引退後の職として保育士を志望しているという情報も知りました。Number Webにインタビュー記事によると、Jリーグに入って30歳ぐらいまでは、サッカーが嫌いだったとか。全然面白くないし、生活をしていくために仕事でサッカーをやるという感覚だったが、30歳を過ぎてから、自分にゆとりができてサッカーのことが考えられるようになって面白さが出てきたそうです。遊び感覚の中でサッカーができるようになり、海外移籍が加地選手にとってサッカーの楽しさを追求していく延長線上にある到達点だったとか。今後もMLSを主戦場にしたいという気持ちが強かったようで、去年の時点で「今は日本でのプレーは考えていない。米国で終わるつもりで、ダメなら違う国でと思う。体力的には問題なく、あと4、5年はやれると自分の中で感じている」とコメント。
Number Web該当ページ:http://number.bunshun.jp/articles/-/822076

 これくらいしか、加地選手の情報は無かったです。岩政先生と比べて、個性面では強くないですが、代表経験に加えて、レギュラーでACL優勝、クラブW杯にもフル出場というのは大きすぎる経験だと思います。ただ、気になるのが、上の記事にあるように海外志向が強い事。今回、ドラフトで指名されず、海外オファーが無かったから、地元淡路島に近いJ2岡山に来たような面も感じます。「岡山という街と人に興味があり、自分自身何か吸収できることがあるのではないかと思い決断した」という会見コメントを観ても、岡山には興味があるが、それ以上の気持ちは無いようにも見えます。つまり、今回の移籍は個人的な印象は、「腰掛け」的な側面が垣間見えるという事です。
 「岡山がとても好きになった。岡山を主戦場に岡山で終わりたい。引退後も故郷に近い岡山で指導者として貢献したい」という事になっていくかどうかは、新しいGMさんと長沢監督にかかっているのかと。もちろん、「岡山」を好きになってもらうためには、クラブ全体で向き合っていかなければなりませんが。次は矢島選手。
        
【矢島 慎也選手 プロフィール】(クラブ公式HPより)
・ポジション: MF
・生年月日: 1994年1月18日
・身長/体重: 171cm/67kg
・出身地: 埼玉県(さいたま市)
・経 歴: 浦和レッズユース-浦和レッズ
・代表歴: U-19日本代表、U-20日本代表、U-21日本代表
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1420589195
【来歴】
 北浦和SSSからJ1浦和ジュニアユース、ユースに所属した後に'11年にトップ昇格し、公式試合初出場。'12年にJリーグデビューし、初アシストを記録。'13年ではベンチ外が続いていたが、5月にリーグ戦初ゴールを記録。'14年にはJ3のU-22選抜チームに選手登録され、背番号10番を付けてプレーし、3試合に出場して1ゴールを記録。他にもナビスコ杯で5試合に出場して1ゴール、天皇杯に1試合に出場。個人タイトルとしてはユース時代に、高円宮杯プレミアリーグイースト '11年の得点王を獲得。

 ニックネームは「やじしん」? 浦和時代には柏木選手とともにイケメンコンビと言われていたそうです。矢島君いいですね。でも、いろいろと読めば読むほど、浦和愛を感じます。すなわち、岩政先生と同じく、岡山に来るのも試合出場機会を求めてであって、岡山に愛着を持って来る訳ではないという事。まあ、それは加地選手にも共通して言える事です。個人的には昔、ファジに来た青木孝太選手の時を思い出します。
 2人とも「腰掛け」的な要素が強く、早ければ1年で岡山を去っていく可能性があります。矢島選手に少しでも岡山に所属してもらうために、クラブは最大限の努力が必要となってくるでしょう。下に矢島選手の素顔が少しでも垣間見えるページを見かけたのでリンクさせていただきます。
矢島慎也選手公式ツイッタ―:https://twitter.com/yanshi2139
チケットぴあ該当記事:http://t2.pia.jp/feature/sports/j-ikemen/urawa-reds.jsp
サカイク該当記事:http://www.sakaiku.jp/column/interview/2013/005903.html
J1浦和公式HP該当記事:
http://www.urawa-football.com/post/8631/

 ふと、'93年の頃の某黄色いチームを思い出しました。旧JFLからJリーグに昇格する時代で、元ブラジル代表のカレカ(当時34歳)を獲得し、'94年に元代表として戸塚(当時33歳)、柱谷幸一(33歳)を獲得した時を。ちょうどこの時とよく似ているなと思います。ここから長い間をかけて、'11年のJ1優勝につながっています。つまり、今回のファジアーノもそういう時代に入ったのかと。仮にJ1昇格できても、まだまだこういう戦力ではJ1定着には物足りないと思います。これからの長い時代の中の、一つの新しい段階に入ったのかと。でも、昨シーズンまでの状態よりは全然いいと思います。

 あと、岩政先生のブログですが、先日更新されていました。岡山に来たら、愛娘と週一回しか会えなくなる事をとても残念に思う気持ちがよく伝わっています。ブログの更新もほとんど無いようですが、たまには更新されるとの事。特にシーズン中は余りサッカーについて書かない方針とか。今では貴重な存在となったファジ選手のブログ。何でもいいので、書いて欲しいですね。

コメント
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