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Jリーグの話題207

2021-12-08 00:01:05 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 来月に後任が発表になるJリーグチェアマン人事ですが、昨日新たな情報が流れました。何と、札幌さんの野々村社長に内定したとか。確か少し前に島田亨氏に一本化されたという報道が流れましたが、あれは何だったの?という事になります。実は当ブログで抱いていた次期チェアマンのイメージに一番近い人材です。
 かつてJ2に常駐し、一時は岡山よりも下位にいた札幌さんで、J1復帰を果たし、その後エレベータクラブから完全に脱却し、今やACLをうかがえる立ち位置まで成長させた功労者です。野々村さんならいいと思うなぁ。
        
【札幌・野々村芳和社長、Jリーグ新チェアマンに内定…初のJリーガー&歴代最年少で就任】
「Jリーグが、次期チェアマンとしてJ1札幌社長の野々村芳和氏(49)に一本化したことが5日、複数の関係者の話で分かった。村井満チェアマン(62)が来年3月、任期満了で退任することを受け、9月から役員候補者選考委員会で候補者の選定が行われていた。新チェアマンは来年1月に発表され、野々村氏の就任が決まれば、6代目にして初めての元Jリーガー、歴代最年少での就任となる。
 Jリーグのトップに初めて元Jリーガーが就く。野々村氏の次期チェアマン就任が事実上、内定した。「Jリーグ役員候補者選考委員会」が同氏を推挙することで一本化した。来年1月末の理事会に諮られ、承認されれば、同3月に新体制が発足。野々村氏は、川淵三郎氏、村井満氏の54歳を大幅に下回る49歳でチェアマンに就任することになる。
 関係者によると、同委員会はJリーグ内部、外部問わず数十人の候補者をリストアップ。人間性、経営者としてふさわしい人材を求めて、厳格な書類審査、面談を行ったという。最終的にJリーグの木村正明専務理事、プロ野球楽天の元社長の島田亨氏(USEN―NEXTホールディングス取締役副社長)ら数人の中から、野々村氏が選ばれた。」
「次期チェアマンを待ち受ける課題は多い。長引くコロナ禍によるクラブの経営問題。そして、日程問題も避けては通れない。代表や国際大会との兼ね合いで、Jリーグのシーズンを現在の春秋制から秋春制に移行しなければ、選手、クラブ、リーグの日程に不具合が出てくることが予想される。選手、経営者として成果をあげてきた野々村氏。若く、刷新されるJリーグのトップとして手腕が期待される。」
引用:スポーツ報知

 野々村チェアマンで何が理想的な事かといえば、まずは「元Jリーガー」である事。一時期播戸理事の名前が挙がり、元選手としては適任かもと思いましたが、経営者としての経験が無い。その点野々村社長は十二分に経験がおありです。なぜ野々村社長だったのか、当ブログとしては深読みもついしてしまいます。一つふと思ったのはACLの秋春制への移行ばなし。かつて、田嶋会長が提案した時にリーグとして正式に否決した制度。ACLへの移行が現実的になれば、今までとは違った運営環境になってきます。北海道のクラブにいた元選手の経営者として、Jリーグをどこに導くのか気になります。そういう面も今回作用したのかもしれません。
 あと、前の記事で商業主義のアメリカ派、スポーツシューレを理想とするドイツ派が存在していると書きましたが、野々村社長はどう見てもドイツ派です。札幌さんを見てください。サッカー以外の競技をいくつされているのか。カーリング男子日本代表は「コンサドーレ」というチーム名。大いに期待。

【一部報道について】
「本日、一部報道機関において、次期チェアマン人事に関する報道がありました。本件はJリーグが発表したものではございません。次期チェアマン内定に関する発表は来年1月末を予定しております。」
引用:Jリーグ公式HP

 また、Jリーグでこういう声明が出ましたね。確か島田亨氏の報道の時も同様の報道が流れました。「否定をしていない」と書かれましたが、野々村チェアマンになればその前に流れた「島田チェアマン報道」が誤報となります。さぁ結果はいかに。

【次期Jリーグチェアマン内定の野々村芳和氏「否定も肯定もできない」札幌社長は退任へ】
「Jリーグの次期チェアマンに事実上、内定した野々村芳和氏(49)が6日、就任について『否定も肯定もできない。全くしゃべれることがないので、どうにもならない。今、しゃべれることは何もないというか、できない』と話した。この日、都内で行われたJリーグアウォーズに出席後、報道陣に対応した。」
「関係者によると、リストアップした数十人の候補者の中から野々村氏を次期チェアマン候補に選定。来年1月の理事会で承認されれば、6代目にして初めての元Jリーガーチェアマンが誕生する。来年3月の新体制発足に備え、野々村氏は札幌の社長を年内に退任することも判明した。」
引用:スポーツ報知
        
 おっと、先日のJリーグアウォーズで報道陣に質問されたのですね。「否定も肯定もできない」という部分が微妙ですね。次期チェアマンの期待を込めて、当ブログで過去にリスペクトした野々村社長の関連記事を掘り越してみましょう。これらを読めば当ブログが何を言いたいのかわかってもらえると思います。
J1札幌野々村社長関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200407
   〃           ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180919
   〃           ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180118
   〃           ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170816
   〃           ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161125
   〃           ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150923
   〃           ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150830
   〃           ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150218

 これらの事例で特に目を引いたのが、平成30年北海道胆振東部地震の時の復興支援活動、選手による災害ボランティア参加も行っています。これは同じ被災地クラブであるJ2岡山とはレベルが全然違います。こうも違いが出るものかと感心した覚えがあります。野々村社長の発想の鋭さ、行動力の高さがよくわかりました。他にもいろいろと取り組まれています。例えば「北海道コンサドーレ札幌」という名称に変えたのも野々村社長です。素晴らしい経営者だと思います。当ブログでは札幌さんについて、「Jクラブの付加価値」分析もしており、野々村社長の手腕が大きいと思います。
 また、J1で戦うためにはと年間予算を増やされていった事もよく覚えています。小野選手や稲本選手を獲得し、来場者増加にも成功され、チャナティップ選手を獲得して、タイにも市場を広げられました。そういえば地元J2岡山はマレーシアに手を伸ばしましたが、その後は何も聞こえてきませんね。ボラでお世話になったNズラ女史もいなくなったっけ。その辺の違いも感じます。最近ではミシャ監督を招聘して、勝ち試合を増やしていますね。札幌さんでの偉業を並べるのはこの辺にしておいて、来月まで吉報を待つとしましょうか。
J1札幌関連 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

コメント
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