J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

クラブ経営について102

2024-02-08 00:01:20 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 先日、2月1日にJ2岡山の社長交代の発表がありました。当ブログでも事前情報をリスペクトしていましたが、もう発表になったんだという思いです。トップスポーツチームでは長すぎる社長(20年以上の方もおられますね)もおられるようですが、頻繁に変わるのも好ましくなく、どういうタイミングが望ましい姿なのかは難しいところではあります。ポイントを押さえてリスペクトしたいと思います。
   
【株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ 新経営体制について】
「このたび、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブは令和6年1月17日に取締役会を開催し、2024年3月27日付で新経営体制とすることを内定いたしましたので、お知らせいたします。なお、代表取締役を務めておりました鈴木徳彦は、2024年3月27日付で退任いたします。」
「■森井 悠 コメント
 社長就任の打診を受け、逡巡いたしましたが、この大きな責任を引き受けることを決心いたしました。」
「経営において北川と二人三脚で、これまでクラブが繋いできたメッセージをより強固なものにして、岡山の皆さまとともにクラブが目標とするものに挑み、成し遂げるため、力を尽くしてまいります。」

 

株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ 新経営体制について | ファジアーノ岡山 FAGIANO OKAYAMA

ファジアーノ岡山[Fagiano OKAYAMA]公式サイト

 

【ファジアーノ岡山 新経営体制 記者会見】
「2024年2月1日に、株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブ 新経営体制に関する記者会見を実施いたしました。」
「森井 悠 代表取締役副社長(以下、森井副社長)
 非常に大きな責任を感じている。このクラブは『子どもたちに夢を!』というクラブ理念を大切に、地域の方々とコミュニケーションをとりながら活動してきたクラブ。その運営をしっかり前に進められるよう、経営の立場で取り組んでいきたい。」
〔Q 北川社長へ:会長になり、クラブとどういう関わり方をするのか。〕
「(北川社長)2024・2025年に向けて、第二の成長曲線を描いていくとするならば、新たな時代を迎えるにあたり新社長を迎えてクラブとして新たな判断をしていくべきと考え、私は会長としてバックアップしていきたい。
 クラブは業容も拡大してきている。株式会社の経営を森井が担いながら、2022年に立ち上げた一般社団法人の運営や地域課題の解決をスポーツでどうしていくか考えたい。それは私のライフワークでもある。一般社団法人を見ながらや地域課題の解決に取り組み、森井を支えていければ、より強い組織になると考えている。」
「(北川社長)社長と会長の業務のすみ分けについては、社長がクラブ全体の経営を担い、新スタジアムや地域のことは会長という立場で私がかかわりながら進めていく。」
〔Q森井副社長へ:直近のやるべきことは。〕
「(森井副社長)まだまだお金が足りないことがこの決算で見て取れることになる。どうやって必要なお金を稼いでいくかを、各事業を整理しながらクラブの全員でチャレンジしていきたい。この規模の予算を投下しても、まだ常にJ1にチャレンジできる状態にはない。しっかりチャレンジできる予算規模のクラブになるためにも、整理して収入に変えられるようにしていきたい。」
〔Q北川社長へ:いつ頃社長就任の打診をしたのか。〕
「(北川社長)会社全体に交代を伝えたのは12月。森井には9月に打診をした。」
「役員会では昨年の春先から次の経営体制をどうするかと話をしていて、9月に打診をした。」

 

ファジアーノ岡山 新経営体制 記者会見 | ファジアーノ岡山 FAGIANO OKAYAMA

ファジアーノ岡山[Fagiano OKAYAMA]公式サイト

 

 現木村オーナーが社長を降りられた日の事を思い出しますね。確か、Jリーグ(村井前チェアマン)からヘッドハントされて、Jリーグに出向になり、専務理事に就任された時に、北川さんが2代目社長に就任されました。あれから6年経ったのですね。
 今までの動きの個人的な印象として、木村さんは「米国型」、北川さんは「欧州型」かなと思います。米国型だから木村さんはJリーグでも唯一の個人オーナー(たぶん法人にしていないはず)で、株式の過半数を所有。こう言ってはなんですが、地域の公共財であるはずのJクラブが一個人の所有物化している「個人商店」状態ではないかなと(奥の奥までは把握していないので、間違っていたらごめんなさい)。いろいろな意味での「岡山スタイル」の象徴。
 一方の北川さんは一般社団法人を立ち上げて、サッカー以外の競技も手掛けられ、岡山市及び総社市の公共施設の指定管理者にもなりました(どこまで北川さんの実績なのかは不明ですが)。
 単純に見ると、当ブログとしては「欧州型」に見える北川路線に理解を覚えます。森井新社長はどっちなのか(2つに限定するつもりもありませんが)。米国型であればそういう目で見るし、欧州型であれば応援したいと思います。また、今までの記事でJ2岡山に変わって欲しい部分を述べ続けております。この記事にあるとおりです。
①後援会の設立
②情報開示及び情報発信(公式HPのレベルアップ、見える化)
③競技交流及び他のスポーツチームとの連携強化
④サポートショップ(協賛店)制度
⑤サポーターカンファレンスの実施
⑥選手による地域・社会貢献活動の強化
⑦スタジアムグルメの実名表示

 たぶん、両氏ともこの記事を見られると思います。特に新社長にはぜひ一つでも多く実現して欲しいと思います。最近は⑦のファジフーズの改善(地域貢献)を強く思います。何しろ、J全60クラブの中で唯一実店舗名を出さないクラブなので。実名を出して初めて地域との「共創」「協働」になると思うし、ブランド名でただ覆い隠す事は、地域経済を軽視しているように個人的に思います。さぁ新社長さん、見させていただきますよ。
#がんばろう石川 #がんばろう能登

コメント
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