リスペクトコラムです。ブラジル戦は留守録TV観戦。
結果的にはホーバスジャパンのパリ五輪は終わっちゃいました。念願の1勝は叶わず、3戦全敗でした。なかなかじっくり留守録で観れないのですが、フランス戦、ブラジル戦を何とか観る事ができ、男子バスケ代表の戦いっぷりを目に焼き付ける事ができました。
【フランス戦】
予選リーグ第2戦、地元フランス(世界ランク9位)は強豪で、東京五輪は銀メダル、W杯は1次リーグ敗退というチーム。しかも地元国なので、とてもやりにくい相手。NBA経験者が8人いるとか。解説には田臥選手ですね。相手は高さがあるので、リバウンドがポイントになります。スターティング5にはフランスに相性がいい比江島選手の他、八村、ホーキンソン、河村、渡邊雄選手。
第1クオーター。
とにかく1プレー、1プレーの地元歓声がすごい。渡辺雄選手はドイツ戦から3Pの調子がいい様子。序盤は上手く競り合えています。河村選手は3Pの他にドライブの武器も駆使しています。攻撃では今のところいい形で行けています。やはり3Pの差で次第に差が出てきました。ドイツより攻めやすさを感じているだろうと田臥さん。比江島選手を替えただけで選手を替えずにきました。25-32
第2クオーター。
両チーム、ベンチメンバーでスタート。何とかボールをつなぐ日本。田臥さんの解説いいですね。説得力あります。マークが激しいのか、八村選手が目立ちません。第1クオーターよりも落ち着いた展開で戦えています。でもずっとリードを許しています。フランスはDFが強くなってきています。富樫選手の連続3Pで追い付く。やはり富樫選手がいいポイントになっているように思えます。先にフランスにタイムアウトを取らせるのはいい流れなのですね。八村選手で逆転。タイムアウト後にフランスがギアを上げてきました。44-49
第3クオーター。
ホーバスHCの申し子、吉井選手が効いています。早々に追い付いて逆転。しかし、リバウンド奪取がイマイチ。フランスの精度が落ちたか。日本の出だしがいいです。半ばからシーソーゲームになってきました。一番面白い試合になっています。両チームともファウルが増えてきて、いちいちプレーが止まります。八村選手の落ち着いたプレー。比江島ステップ観れました。比江島スイッチを期待。64-69
第4クオーター。
日本は一度強化試合で勝った事があるとか。ここで八村選手のアンスポーツマンライクファウルになり、ビデオ判定に入る。2回目となり、八村選手退場になりました。この後に左ふくらはぎ負傷で離脱していますが、そういえばプレーに精彩を欠いていたようにも見えました。今日は3Pのタッチがいいと解説されている河村選手が冴えています。その流れで残り5分で逆転しました。アリーナは異様な雰囲気になってきました。残り1分で同点から2点リードで残り16秒。フリースローで4点リード。最後は河村選手が躍動していました。相手のバスケットカウント。決められて同点。河村選手のロング3が外れて、延長戦。84-84
延長戦。
5分間のオーバータイム。バスケットカウントを与える。異様な雰囲気に包まれる。しかし、ずっとリバウンドが取れませんね。タカちゃん(ホーキンソン選手)、足が吊っている様子。すごい疲労でしょう。フランスブースターの大声のチャントだ。終始フランスが押していましたが、8点差から2点差まで詰めるが突き放されて終了。90-94
すごい試合でした。もう少しで勝てました。「世紀の誤審」とネットで騒がれるシーンがあったようです。柔道でも誤審騒ぎがあったようですが、正式に抗議するのはいいと思いますが、必要以上に騒がない方がいいと思います。ただ、このシーンで八村選手が退場になっているので、後味は良くないです。そして八村選手が左ふくらはぎ負傷のためチームを離脱。
【ブラジル戦】
ブラジル(世界ランク12位)は東京五輪には出場していませんが、NBA経験者が6人、現役が1人という布陣。司令塔は41歳の選手だそうです。日本のスターティング5は河村、比江島、渡辺雄、ホーキンソン、吉井選手。試合前の順位はグループ3位。ブラジルとともに0勝2敗で得失点差が1点のみ上回っている状況。八村選手が怪我で欠場になり、大きな痛手になっています。
第1クオーター。
ブラジルのユニは緑色。大体赤か白色ばかり観て来たので新鮮。ブラジルは平均身長が比較的低い。日本は積極的に3Pを打っているが、それほど入らない。ここでほとんど出番がなかった富永選手投入。早くもリードされていく。ブラジルの3Pは5/6という成功率。20-31
第2クオーター。
ここでは馬場選手が活躍。今大会での初得点。第1クオーターよりは3Pが入っている印象。だいぶ追い上げました。ジェコブス選手頑張っています。しかしブラジルに3Pで突き放される展開。相手も上手いが、スクリーンの壁で剥がしてくるプレーなどに手を焼くなど、細かい連携で負けていると。44-55
第3クオーター。
後半もブラジルの3Pが止まらない。ブラジルの選手をフリーにさせるシーンがあるという事か。日本の決定力が上がらない。3Pも決まらない。ホーバスHCが3Pにこだわるのもうなずけるかな。ホーバスHCが眉間にシワを寄せて叫ぶシーンが出ました。おっとここでヘッドコーチチャレンジ(1試合1回)を要求。珍しいシーン。このチャレンジの失敗など会場からブーイングが起こる。日本は前半より足が動いており、走り合い。終了直前に2点差まで追い上げました。特に河村選手が3Pで魅せています。73-77
第4クオーター。
ホーキンソン選手5本連続3P成功と止まらない。チーム全体でも44%と上だが、ブラジルは更に上回っている。30分近く渡辺雄、ホーキンソン選手(1試合平均36分以上出場。W杯ではフル)が出続けています。吉井、河村選手も長い。4点差前後でクオーター半ばまで競り合っています。残り4分から突き放されていき、100点ゲームに。富樫主将がやっと出てきました。他にもテーブス、ジェイコブス選手など若い選手が次々と出場。結局ダブルガード戦術は見られなかったな。ここでブザー。日本のパリ五輪は終了。84-102
フランス戦の疲れや八村選手の欠場のダメージもあったのかもしれません。52年ぶりの勝利にならず。まぁ世界ランクが26位で五輪出場チーム数は12なので、実力どおりの結果なのかもしれません。全体を通した印象は、史上最強とまずは富永選手の不調。ディープスリーとかもっと観たかった。このコラムではマッチアップが嚙み合わなかったという事ですが、3Pがゼロという結果を見ると、そうなのかなぁと。
走り勝つという事で、選手達は世界一の練習量を誇るというホーバスジャパンですが、世界レベルにはまだまだ足りない。選手の夢はNBAばかりですが、海外組と言う事で、世界ランク2位のスペインや3位のドイツなど欧州に移籍していくのもいいのではないでしょうか。また、別の機会に女子とともに当ブログなりに検証したいと思います。
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