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日本代表のこと・・・605

2024-08-25 00:16:33 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 パリ五輪の熱狂が冷めやらない時期ではありますが、しっかり現在の立ち位置もリスペクトしなければなりません。球技(主要ボール競技)の代表を一つ一つ、当ブログなりに検証していきたいと思います。まずはなでしこジャパン。
 ネットには多くのコラムがありましたが、当ブログと論調が近いものをリスペクトさせていただき、まとめたつもりです。
   
【パリ五輪で満身創痍だったなでしこジャパン。レギュレーション変更がなければ清水梨紗の戦線離脱で大パニックに】
「パリ五輪を戦ったなでしこジャパンは、いわば満身創痍だった。国内合宿の頭から谷川萌々子が別メニュー調整、そんな中でガーナとの強化試合では北川ひかるが負傷。さらに本大会に入ると、スペインとのグループリーグ初戦で清水梨紗が負傷交代(その後チーム離脱)し、藤野あおばはナイジェリア戦前に車椅子で移動すれば、そのナイジェリア戦は古賀塔子が体調不良でメンバー外になるなどアクシデント続きだったのだ。中2日で試合をこなす過密スケジュールに、選手のコンディション不良が重なったなでしこジャパンは厳しい戦いを強いられた。」
「少なからずレギュレーション変更で、なでしこジャパンは救われた部分があった。WEリーグ、ヨーロッパの主要リーグでプレーしている選手たちはレギュラーシーズン後、おそらく完全にリフレッシュできないまま五輪に臨まないといけない事情もあっただけに、今後は登録メンバーの拡大など“選手ファースト”の対応策が求められるか。」
出典:サッカーダイジェスト

 今大会ではけが人(特に清水選手)の影響も大きかったようです。藤野選手もビックリしました。レギュレーション変更で何とか持ち直したようですが、じゃあけが人が出なかったらアメリカに勝ってメダルが獲れたのかといえば、どうだったのかと思います。中2日の条件でコンディション不足とありますが、それはどのチームも同じ。佐々木監督時代はフィジカル強化で、本番前に過酷な合宿をやっていたようですが、今大会はどうだったのか。追い込み過ぎて疲労したまま本番を迎えた事もありましたが、その辺りの調整もあるでしょう。
   
【「ギリギリのところで…」なでしこジャパン、ベスト8敗退の原因。選手の本音は「手応えしかなかった」】
「前半は一方的にアメリカがボールを持つ時間が続いた。一時はなでしこジャパンのボール保持率が20%を切るほどで、自陣に押し込まれ続けた。ただ、それは決してネガティブなものではなく、想定の範囲内だった。なでしこジャパンはアメリカのカウンターを警戒しており、相手にボールを持たせるというのは、相手の武器を封じるための戦略でもあった。」
「相手もボール保持をしていてもそこからクリエイティブな攻撃を見せたとは言い難く、前半は想定通りの試合運びを見せることができた。勝負は後半だった。後半開始からピッチに立った浜野は『後半もしっかり守備から入って、チャンスをしっかり仕留めよう』と意気込んだ。その狙い通り、チャンスも作っている。51分には藤野あおば、浜野、守屋都弥とパスがつながったが、守屋のクロスは惜しくも相手にクリアされ、ファーで待っていた北川ひかるに通らなかった。ただ、明らかに潮目は変わっていた。」
〔消耗戦で屈したなでしこジャパンの想定外〕
「このシーンを筆頭に、後半は逆サイドのウイングバックがゴール前に侵入する場面が格段に増えた。しかし、ゴールネットを揺らせないまま時間が過ぎていく。」
「消耗戦に持ち込めば、なでしこジャパンの方が有利になりそうだった。アメリカはグループステージ初戦と第2戦で同じ11人を先発起用しており、第3戦で1人、この準々決勝で1人の変更にとどめている。実に9人が4試合連続で先発しており、準々決勝でも延長戦に入るまでは1人も交代枠を使わなかった。
 一方のなでしこジャパンは4試合で18人を先発で起用している。残る4人のうち2人はGKで、谷川萌々子はブラジル女子代表戦で2得点に絡む活躍を、千葉玲海菜は4試合すべてに途中出場していた。プレータイムをシェアできていたなでしこジャパンの方が有利に見えたが、実のところ満身創痍だったのはなでしこジャパンの方だった。」

 

「ギリギリのところで…」なでしこジャパン、ベスト8敗退の原因。選手の本音は「手応えしかなかった」【パリ五輪現地コラム】

なでしこジャパンは現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)準々決勝でアメリカ合衆国女子代表と対戦し、延長戦の末に0-1で敗れた。前回大会と同じベスト8という結果に終...

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「ボール保持、ボール非保持と、その2つの間にある2つのトランジション(攻守の切り替え)と、サッカーには4つの局面があると言われる。もちろん、チームによって得な局面があるが、レベルが上がれば上がるほど、苦手な局面があればそこを突かれる。そういう意味では、どういう相手に対してもボールを保持して相手の苦手な局面を引き出させるような戦いに持ち込めるのが理想だ。
 ただ、今大会ではナイジェリア女子代表戦を除く3試合、つまり優勝候補に挙げられる強豪国との試合で、なでしこジャパンは相手にスペースを与えず、自陣でブロックを敷く戦いをしていた。せざるを得なかった部分もあり、それが今ある手札の中では最善だったことは否めないが、これが限界だった。その戦い方ではトーナメントを勝っていくのは難しいという現実にも直面している。」

 

パリ五輪で満身創痍だったなでしこジャパン。レギュレーション変更がなければ清水梨紗の戦線離脱で大パニックに | サッカーダイジェストWeb

 

 アメリカ戦のインパクトが大きかったですね。弱くなったアメリカとはいえ、勝つべきでした。あれでも勝てなかったのが池田ジャパンの実力だったのかと。佐々木ジャパンから高倉ジャパンになって弱体化したチームを池田監督が盛り返してくれましたが、及第点には至らなかったのか。コラムではアメリカは固定メンバーで疲れ切っていて、チャンスがあるという論調ですが、見方を変えれば固定メンバーだから強かったのかもしれません。変えすぎて戦術が浸透しないケースもありますから。
 コラム後編では、守ってカウンターという「弱者のサッカー」をやってきたが、決勝トーナメントでは通用しない現実があったとありますが、それはカタールW杯での男子代表も同じか。つまり、日本は弱者のサッカーでは、前掛かりに出てくる相手に対して、カウンターサッカーが通用するが、相手のレベルが上がって来ると難しいというパターンがあると思います。
   
 そして、池田監督の退任が発表になりました。佐々木JFA女子委員長は続投とならなかった理由について、以下のコメント。高倉監督からチームを盛り返してくれて、ありがとうございます。次にバトンを受ける新監督に期待しましょう。
「選手、スタッフとのコミュニケーションは問題なく、非常にいい雰囲気の中で指揮してくれました。しかし、なでしこジャパンは試合内容もそうですが、結果として世界大会でベスト8止まりではなく、ベスト4に行ってさらに注目を集め、女子サッカーの繁栄につなげる大きな使命があります」

 

なでしこジャパン 池田太監督が退任

https://www.jfa.jp/news/00034248/

 

と、やはり成績不振が原因なのかと。今大会では準々決勝でアメリカと死闘を繰り広げましたが、アメリカが弱くなっていた印象もありましたが、そのアメリカは優勝。勝っていたらと思いました。ただ、結果がすべて。昨夏のW杯と同じ8強止まりでした。
 このコラムでは、池田監督はカウンターとリアクションサッカーに活路を見出したが、強豪国に対しては自分たちでボールを保持しながら創造性のある攻撃を見せる機会が乏しく、所属クラブで攻撃の核を担う選手たちも、その強みを発揮することはできなかったとあります。
 女子代表監督は下のカテゴリ代表から昇格就任する傾向が続きました。やはり予算もあるようです。ただ、宮本会長は国内外から幅広く候補を探すように指示しているそうで、個人的には「世界を知る」外国人監督を期待します。アメリカとスペインからの招聘があるかもとあります。この動きを見て、日本人監督一択だった田嶋さんの傀儡のようなイメージを最初持っていましたが、ちょっと違うかもと思ってきました。ぜひ男子代表でもそう願いたいです。
#がんばろう石川 #がんばろう能登

コメント
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