CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【映画】清須会議

2013-11-26 20:13:06 | ドラマ映画テレビ感想
先日、原作本を読んだこともありまして、
本編といいますか、映画のほうも見てきました

三谷作品については、遠く昔、新選組!を見たくらいで、
正直なところ、ほとんど何も知らないという体たらく
ずいぶん面白い喜劇脚本だと聞いていたので
どれくらい、戦国時代を笑える空間にしてくれるか
そんなことを楽しみにして見に行ったのでありました

あれ、原作とだいぶ違う

読んでいかないほうがよかったんじゃないか、
そう思うくらい、原作本で笑わせてくるポイントはここらかと、
当たりをつけていたばっかりに、そんなところは
何処吹く風みたいな具合で、正直なところ
ほとんど笑いどころを入れてこなかった
なんだよ、まじめかよ、いや、あんまりまじめでもないよ
足の置き所がない
そんな印象を受けたのでありました

大筋もなにも、史実と重なった部分については
そのとおりといったところなので、
とりたてて何ということもなく、
原作のときと同様に、何か新しい解釈とかが
どばっと披露されるという具合でもなかったので
なんか、拍子抜けだったのでありますが、
原作異常に、松姫の印象だけは色濃くて
ここが、話しの肝だったのかと思わされた次第であります

個人的には、中谷美紀さんの寧が、軽やかというか
新しいというほどでもないが、違ったねねという感じで
楽しく見れたのがよいところでありました
松姫とのくだりも、さらりと流してしまうというか
あの感じは、彼女にしか出せないそれでないか
ちょっと贔屓目にそう思うのでありました
何より、取り立ててなんというわけでもない踊りが、
なんかみずみずしいというか、
とても楽しそうに見えたのがステキでありました
いいなぁ、あんな女房

あとは、期待していた織田のせがれ二人の
バカっぷりでありましたが、
そこまででないといいますか、
信雄のほうは、絵に描いた阿呆という具合で
よかったんだけども、もう少し突き抜けてバカでもよかったんじゃないかと
ちょっと残念に思った次第、いや、あれでも
十分に酷いんだけども、もう一声あっても
この際よかったんじゃないかなと思うのでありました

その他については、あんまりしょぼくれた感じにならなかった
権六勝家の姿がよろしかったというか、
お市さまとのやりとりが微笑ましくよろしかったなぁと
そんな、柔らかい感想になったのでありました
物凄く笑うということはないものの
暗いところもなく、小笑いをしながら楽しめる
そんな映画でありました