CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

【読書】サラリーマン「再起動」マニュアル

2016-09-10 20:28:59 | 読書感想文とか読み物レビウー
サラリーマン「再起動」マニュアル  著:大前 研一

そういえば読んでなかったと
著者の本を初めて手にとりました
とはいえ、すでに8年経過しているため
情報が古くなっているのではありますが
根幹の部分は、おそらく普遍のそれなので
じっくりと読み進めたのでありました

内容は、ちんたらしていると世の中に遅れること必至だから、
再起動して、新しい世界に踏み出していこうぜ

と、そういうお話であります
新しい世界というものを「新大陸」と位置づけて、
従来の商習慣や方法とは、
まるで異なるものであるとして、
ITの駆使、情報戦、多種多様な人材との交流を主軸として
組織や、会社という単位の考え方ではなく、
プロジェクト単位での方法推進を
力強く推し進めていました

読んで、ここでこれが提唱されて、
今、まさにこうしようとした萌芽が
あちこちで見られているんだろうか
などと、ちょっと大げさにすぎるかとも思いつつ
どうも、この本あるいは、氏の影響力みたいなのを
感じたりしたのであります
なかなか面白かったというか、この時点で
言い当てていたのがすごいというべきなんだろうか

読み終えて感想としては、
いけいけどんどん、という感じなのでありますが
そのモチベーションというか、バイタリティが、
後半、そういうものを持たない若者が増えてきたという話で
なんとなし、ひとつ区切りとなるような
ある種世代といっても差し支えないそれだと感じたところ
古いというではないが、今多いそれではないなと
そんな風に思ってしまう
もっとも、これは浅い見え方で、
実質的に、今もって、ばりばり成功しているのは
つまるところ、そういう人種だといわれたら
ごもっともとも思うわけなんだが、
確かに、減ってる感じ、いや、見える範囲にいなくなった感じが
してしまうと思うのであります

まぁ、そういうのはどうでもよくて、
異業種というか、異文化とふれあい、統合しということで
新しいモノ、イノベーションが生まれるということが
再三再四に繰り返されているわけでありますが、
ここで、触れ合うべき人材として、
自分とは違うタイプであることを挙げつつ、
飲みにいって仕事の話は止めようなどという輩は除外としていまして、
なんだろう、それはタイプの違いとはまた別のもののようで
残念ながら、そのやめておくタイプに属している俺は
いったいどうしたらいいんだろうなどと
そもそも、なんでこの本読んだといわれかねないことを
思ったりしたのでありました

くすぶってる暇があるなら、どんどん磨いていけ
磨く方向を間違えるな、新大陸は甘ちょろいと
すぐやられちまうと、そういう感じで、
実際、今、そうなってきているのでなかろうかと思えば
なるほどなぁと感じ入った次第

好きな部分は、政権や官僚で、長く硬直し腐っているものを
ぼこぼこにしているところで、
これに関してはもっと言ってくれなどと
無責任に応援したくなってしまうのである
はやし立てているが、私も、この論から敵にまわるのだが
それはそれである