有頂天家族 作:森見 登美彦
京都を舞台にした狸一家の栄光と挫折とを描いた物語
そんな按配でありました、漫画的といったらいいか
のびのびと、京都でしょーもない事件を
いったりきたりという感じなんだが、
じゃぁ、何があったかというと
とりたてて、凄いこれがということもない
なんというか、捕まえがたい小説でありました
狸の跡目争いに、のらりくらりとした四匹の兄弟狸が
それぞれの思いを抱いて、偉大な父親の死の謎を追っかけて
天狗や、人間やと、あれこれいざこざを繰り返していく
そのばかばかしい饗宴を楽しむ
そういう体なんだと思うのでありますが、
軽妙な言い回しと、独特の世界観
それを、ただただ堪能できたら
それで十分という感じにも読めて、好きな人には
たまらんだろうなと、そんな感想を抱いた次第でありました
個人的には、ピンとこなかった、
できれば、ペンギンハイウェイ的なお姉さんが欲しかった、
弁天さんはちょっと違うな、なんて
勝手なことを思ったりしながら読んだのがよくないところで、
とはいえ、赤玉先生なるろくでもない天狗の悲哀が
なんとなしわかったような気分になったり、
キャラクタを楽しむ物語に
みっちり付き合った、そういう感じでありました
京都のあれこれと、言葉遊びのそれこれが
楽しいと思えたら、もっと深く踏み込めるんだろうと
ちょっと、流石にそこまで若くないなと自分を省みた
読書でありました
京都を舞台にした狸一家の栄光と挫折とを描いた物語
そんな按配でありました、漫画的といったらいいか
のびのびと、京都でしょーもない事件を
いったりきたりという感じなんだが、
じゃぁ、何があったかというと
とりたてて、凄いこれがということもない
なんというか、捕まえがたい小説でありました
狸の跡目争いに、のらりくらりとした四匹の兄弟狸が
それぞれの思いを抱いて、偉大な父親の死の謎を追っかけて
天狗や、人間やと、あれこれいざこざを繰り返していく
そのばかばかしい饗宴を楽しむ
そういう体なんだと思うのでありますが、
軽妙な言い回しと、独特の世界観
それを、ただただ堪能できたら
それで十分という感じにも読めて、好きな人には
たまらんだろうなと、そんな感想を抱いた次第でありました
個人的には、ピンとこなかった、
できれば、ペンギンハイウェイ的なお姉さんが欲しかった、
弁天さんはちょっと違うな、なんて
勝手なことを思ったりしながら読んだのがよくないところで、
とはいえ、赤玉先生なるろくでもない天狗の悲哀が
なんとなしわかったような気分になったり、
キャラクタを楽しむ物語に
みっちり付き合った、そういう感じでありました
京都のあれこれと、言葉遊びのそれこれが
楽しいと思えたら、もっと深く踏み込めるんだろうと
ちょっと、流石にそこまで若くないなと自分を省みた
読書でありました