クスノキの番人 作:東野圭吾
SFミステリでありました
いや、スピリチュアルミステリというのか、
そもそもそんなジャンルねぇよという話なのか、
いわゆる刑事モノとかそういうジャンルとは違う、
超越した力を軸にしたミステリでありました
あまり褒められた生き方をしてこなかった男が、
ひょんなことからクスノキの番人という仕事をさせられることになり、
その仕事の本質が何か、少しずつ明らかにしつつ
人情話を楽しめるといったものでありました
なんとなく、早い段階からそういうことだろうなと
わかるようなつくりなんだけども、
それが明かされたからといって、
何が解決するでも、大きなオチに繋がるといったことでもなく、
些細なといってしまっては、アレだけども、
誰かに何かを伝える、引き継いでいくという
普遍的なテーマを扱った内容が面白かったのであります
ネタバレにならない程度で気になったというか、
人の鼻歌を聞いただけで、それを音楽的に再現するなんて
そういう技能が存在するんだろうか、
ちょっと興味深い内容だなとあるキャラクタの能力について感じたのであります
この部分が結構面白かったけども、ある種漫画っぽいところでもあるな
人死にが出るわけでなく、
よく扱われる血縁というテーマの小説でありましたが
このあたりは、東野圭吾のライフワーク的なもなのか、
人情話に、血縁というしがらみめいたものをあわせる物語が
結構心に響くというか、年齢を重ねたせいか
しっとり楽しめるなぁと感じたりするのでありました
老いというか、認知症のはしりについてのことも書かれていて
次回作はこのあたりのテーマでがっつり掘り下げるつもりだろうかと
妙なかんぐりをしてしまったのでありますが
さくさく読めて、なかなか楽しい物語でありましたとさ
SFミステリでありました
いや、スピリチュアルミステリというのか、
そもそもそんなジャンルねぇよという話なのか、
いわゆる刑事モノとかそういうジャンルとは違う、
超越した力を軸にしたミステリでありました
あまり褒められた生き方をしてこなかった男が、
ひょんなことからクスノキの番人という仕事をさせられることになり、
その仕事の本質が何か、少しずつ明らかにしつつ
人情話を楽しめるといったものでありました
なんとなく、早い段階からそういうことだろうなと
わかるようなつくりなんだけども、
それが明かされたからといって、
何が解決するでも、大きなオチに繋がるといったことでもなく、
些細なといってしまっては、アレだけども、
誰かに何かを伝える、引き継いでいくという
普遍的なテーマを扱った内容が面白かったのであります
ネタバレにならない程度で気になったというか、
人の鼻歌を聞いただけで、それを音楽的に再現するなんて
そういう技能が存在するんだろうか、
ちょっと興味深い内容だなとあるキャラクタの能力について感じたのであります
この部分が結構面白かったけども、ある種漫画っぽいところでもあるな
人死にが出るわけでなく、
よく扱われる血縁というテーマの小説でありましたが
このあたりは、東野圭吾のライフワーク的なもなのか、
人情話に、血縁というしがらみめいたものをあわせる物語が
結構心に響くというか、年齢を重ねたせいか
しっとり楽しめるなぁと感じたりするのでありました
老いというか、認知症のはしりについてのことも書かれていて
次回作はこのあたりのテーマでがっつり掘り下げるつもりだろうかと
妙なかんぐりをしてしまったのでありますが
さくさく読めて、なかなか楽しい物語でありましたとさ