CLASS3103 三十三組

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鎌倉殿の13人  オンベレビブンビンバ

2022-09-25 21:19:02 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
今回も死人がでなかったけど、切ない話に落とし込んできたなと
その前段階をじっくり味わった感じでありました
とはいえ、殺す感じだけど、実際は殺せないとわかってしまっていると
なんとももやっとするというか、ちょっと、気持ち的に盛り上がりが弱ると
そんな感じになったのでありました
とはいえ、なんだかんだ、時政という人がいいなぁと
そういう話としての集大成として、見事だったと思うのである

三浦が暗躍でもないけど、
なんかしらんが、いい感じで小四郎に使われているのが鮮明になっているのが
ここのところずっと違和感があるわけだが、これはわざとやってて
最期になんかあるんだろうかとちょっと勘繰ってしまうところ
とはいえ、小四郎が調子乗ってるでもないが、
小四郎なりに苦労と理解して、それをなんとかしようという気持ちがあって、
そして金剛にそれをなんていうシーンを差し込んでいるんだけど
なんか、小四郎がそれ言ってもなぁというか、
時政のそういうことを言わないでやってきたということとの対比が
見事なのか、たまたまなのか(そんなわけない)、時政との器というか
人としての差というのが、残酷に提示されていて
なんとも怖い脚本だと思うのでありました

北条が揃って、のほほんとしているシーンの残酷さみたいなのもよかったわけだが、
あまりにもしつらえが見事すぎて、なんかあるんじゃないか、
いや、あの父上において、そんなことやるわけがないなとも
改めて思わされたりしつつ、それはそれとおいといて、
和田と仲良くなりすぎで、武衛問題がぶり返したりとか
なんか、妙な伏線めいたものがばらまかれているなと感じるのでありました

とりあえず、政子と小四郎をいいように描いていて、うまくいかない人というアレかと思ったけど、
ここにきて、どうやら、本人たちはそう思っていたけども、結局悪い人というか、
そういう自分では気づかないそれなんだが、時流を乗りこなした人という
最大限にひどいありさまを描こうとしているんだろうかと
だんだん、小四郎がかわいそうに見えてきたと
思ったり感じたりしたのでありました

脚本家先生が、小四郎をどうしたいかといったら、
最大限に持ち上げて落とすでもないが、フォローすればするほどひどいというのを
地でやろうと、悪辣極まりないそれなんじゃと
思うようになってきたのであった
気づくのが遅いとか言われそうだな