シャーリー・ホームズとバスカヴィル家の狗 著:高殿円
ホームズの性別を入れ替えて現代化したシリーズの続編、
本歌のほうはまったく知らないので、楽しく読めた一冊でありました
相変わらず漫画のようなというか、
キャラクタの魅せ方がうまい小説だと楽しみながら、
さらさらと推理小説を堪能できた
SFめいた設定も楽しめるけども、やはり、それぞれのキャラクタへのさりげない描写がいいというか、
少女漫画的な場面や、装いが丁寧に文章化されているので、
絵を想像するとなかなか楽しいのがよいと思う、
というか、漫画として再生されてしまう感じがする
さらっとしか出てこないのが、
基本的にワトソンの一人語りで進んでしまう手前、ワトソンの過去が見え隠れするシーンが
割と陰惨なようなのに、その真実というか、核心にまったく迫れないのが面白いというか
凄い興味深いと思えてならないのであった
割と内容は、砂糖菓子のような甘さを感じる描写が多いのに、
そのコーテイングの下にだいぶ黒々としたものがあるような、
その匂わせともいうべき、漏れ伝わる内容がよいと思うのである
正直推理の内容は、よくわからんうちにというか、
解こうと思っているうちから、解決していく、あるいは、
先の展開にさっさと連れ去られるという忙しさがあって、
なんだかんだ、スリルを楽しむ、サスペンス小説として楽しいのもよかった
登場人物が、何かしら、壊れているというでもないが、
どっか常人、常と異なっているところがある
その狂気みたいなのが、愉快さで包まれているというところに
えもいわれぬ魅力があるなと、しみじみかみしめたのであった
それはそれとして、ストーンヘンジで数時間踊り続けた話は笑った
すげぇその動画がみたいわ
ホームズの性別を入れ替えて現代化したシリーズの続編、
本歌のほうはまったく知らないので、楽しく読めた一冊でありました
相変わらず漫画のようなというか、
キャラクタの魅せ方がうまい小説だと楽しみながら、
さらさらと推理小説を堪能できた
SFめいた設定も楽しめるけども、やはり、それぞれのキャラクタへのさりげない描写がいいというか、
少女漫画的な場面や、装いが丁寧に文章化されているので、
絵を想像するとなかなか楽しいのがよいと思う、
というか、漫画として再生されてしまう感じがする
さらっとしか出てこないのが、
基本的にワトソンの一人語りで進んでしまう手前、ワトソンの過去が見え隠れするシーンが
割と陰惨なようなのに、その真実というか、核心にまったく迫れないのが面白いというか
凄い興味深いと思えてならないのであった
割と内容は、砂糖菓子のような甘さを感じる描写が多いのに、
そのコーテイングの下にだいぶ黒々としたものがあるような、
その匂わせともいうべき、漏れ伝わる内容がよいと思うのである
正直推理の内容は、よくわからんうちにというか、
解こうと思っているうちから、解決していく、あるいは、
先の展開にさっさと連れ去られるという忙しさがあって、
なんだかんだ、スリルを楽しむ、サスペンス小説として楽しいのもよかった
登場人物が、何かしら、壊れているというでもないが、
どっか常人、常と異なっているところがある
その狂気みたいなのが、愉快さで包まれているというところに
えもいわれぬ魅力があるなと、しみじみかみしめたのであった
それはそれとして、ストーンヘンジで数時間踊り続けた話は笑った
すげぇその動画がみたいわ