CLASS3103 三十三組

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鎌倉殿の13人  苦い盃

2022-09-11 21:04:28 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」
視聴完了しました
不穏極まりない一回でありましたが、
めでたく、誰も死ぬことがなく、つつがなく終わったのが
とてもよかったのではないか、騙されているのか
わからんが、畠山の苦難というか、もう、どうしようもないという
そのアリバイが作られる回であったようにも思われる
誰のって、小四郎にとってのだけどもさ

だいたい、政子と小四郎の姉弟が、どうにかしようと思ったら、
まったくその逆になるというのがこの物語のテーゼともいうべき
ルールというか、もはや、天命というやつなわけだが、
今回もそれがいかんなく発揮されてというか、
あの実依ちゃんですら、おやじ殿の暴走がやばいと
小四郎たちの方に肩入れするほどというのが、なかなかどうして、
あれはあれで、北条もややこしいんだなと思わされたところでありました

なんだかんだ、ちょろちょろ出番のある和田夫妻の関係が
実にほほえましいわけだけども、
あれを見てからの結婚話との落着のつけかた、
それを見せておいての、小四郎のところの新しい夫婦の姿というのが
あれはあれで、かわいそうな男なのだと
そういう、どうでもいいフォローにもならないそれが
さらさら挿し込まれるのが、面白いというか、
徹底的に小四郎がついてないし、それで仕方ない男と描いていて
それでいて主人公というのが凄いと
改めて思うのであった

畠山の毒が、いよいよ、小四郎と時政との対決に火をつけたようでもあり、
そういう意味で非常に重要な回であったなと思いつつ
クライマックスは承久の乱なのか、どのあたりまでか
脚本は上がったらしいけども、楽しみが、今しばらく続くのである