土竜 作:高知東生
読み終わってから、どっかで聞いた名前だなと思ったら
俳優の人だった、いや、俳優としては正直知らないんだが、
紆余曲折のあった人の様子で、そして、この物語で書かれていたことは
半生でもありといったところ、つまり、私小説というジャンルになるのではと思ったのである
バブルの少し前くらいに高知県で育った不良少年の一代記といった感じなんだが、
子供の頃のイメージと、東京に出てからのイメージがずいぶんと違うので、
同じ人物とは思えんななどと思ってたんだが、
だいたい本人がこんな感じだったと思われると、なるほどなと
その葛藤のあった生き方について、考えさせられたのでありました
そういう事実関係を意識しないままで読んでいたので、
高知の不良少年記ものとしては、かなり面白いというか
ああ、こういう時代で、こういう少年がいたんだろうなと
しみじみ懐古的な気分に浸っていたわけだけども
ヤクザの子供だが、本当の父親が誰なんだとか、
おばあちゃんとどうだったとかいうところが、もっといい話になりそうだったんだが、
事実はそうでなかったという部分もあるのだろうか、
もっと楽しい、面白い小説になったんじゃないかなと
惜しいと思ったりしたのであった
多分、小説よりも凄い人生を歩んだということでもあるんだろうなと
不思議な気分で読んだのである、凄いことだし大変だったんだろうな
子供時代といっていいのか、高知を出るまでの話が結構面白いし、
ブルセラ道中記というか、不可思議な終わり方もあわせて楽しい章もあったり、
読みどころ多かったから、もうちょっと東京出てからの話を深くというか
多く読んでみたかったなと思ったのでありました
続編というものは出ないんだろうが、もっと読んでみたいと思ったのであった
読み終わってから、どっかで聞いた名前だなと思ったら
俳優の人だった、いや、俳優としては正直知らないんだが、
紆余曲折のあった人の様子で、そして、この物語で書かれていたことは
半生でもありといったところ、つまり、私小説というジャンルになるのではと思ったのである
バブルの少し前くらいに高知県で育った不良少年の一代記といった感じなんだが、
子供の頃のイメージと、東京に出てからのイメージがずいぶんと違うので、
同じ人物とは思えんななどと思ってたんだが、
だいたい本人がこんな感じだったと思われると、なるほどなと
その葛藤のあった生き方について、考えさせられたのでありました
そういう事実関係を意識しないままで読んでいたので、
高知の不良少年記ものとしては、かなり面白いというか
ああ、こういう時代で、こういう少年がいたんだろうなと
しみじみ懐古的な気分に浸っていたわけだけども
ヤクザの子供だが、本当の父親が誰なんだとか、
おばあちゃんとどうだったとかいうところが、もっといい話になりそうだったんだが、
事実はそうでなかったという部分もあるのだろうか、
もっと楽しい、面白い小説になったんじゃないかなと
惜しいと思ったりしたのであった
多分、小説よりも凄い人生を歩んだということでもあるんだろうなと
不思議な気分で読んだのである、凄いことだし大変だったんだろうな
子供時代といっていいのか、高知を出るまでの話が結構面白いし、
ブルセラ道中記というか、不可思議な終わり方もあわせて楽しい章もあったり、
読みどころ多かったから、もうちょっと東京出てからの話を深くというか
多く読んでみたかったなと思ったのでありました
続編というものは出ないんだろうが、もっと読んでみたいと思ったのであった