歌丸ばなし 著:桂歌丸
歌丸師匠が晩年の高座の話を文章に起こしなおした
そんな本でありました
歌丸師匠が座布団争奪してる頃を知っている身分にとっては、
そのままの声で、書かれている文章が流れるようで
なんというか、しんみりしつつも、かなり笑ったのでありました
落語は読んでも面白いのがよいね
枕の部分からの書き起こしで、割と短いネタをさらっと書いているので
何個か、枕の内容がかぶってるのもあったんだが、
それがある意味リアルで、本当にかかった落語をそのまま読んでるんだなという気分になれて
なんか得したでもないけど、面白いなと臨場感を味わえるのがよかった
この本としては、こういうネタがあるんですよという
いわゆるちょい見せしてるだけなので、やっぱり高座で聞いてみないとなと
そういう気分に十分させられる内容なんだが、それだからこそ、
落語に登場する人物たちの造詣が、本当にちょっとだけの会話劇なのに
ありあり浮かんでくるというか、定番の八っつぁん、熊さん、ご隠居におかみさんと
まぁこのあたりが、のらりくらりじゃないが、
気の抜けた、でも、気の利いた言い回しでくだらないことを
あーだこーだいうという、雑踏の風景そのものを
一人で演じ分けてんだからこれまた、凄いなと感じたりするところ
まぁ、読んでいて、これだけ面白いのを一人の人物が違う声色でやるんだから
面白いに決まってんだなと思うのでありました
また、このおかみさんの役をなんとしても、歌丸師匠の声で聴きたい
いや、多分、いくつかは聞いたことあるんだ、それをもう一度というか
多分これを書いた後に、動画で見に行っているだろうと
それくらいの魅力にあふれていたのでありました
落語としては、一等、紺屋高尾でありまして
これは人情話だよなと、今更ながらに、なんか読んでるだけで泣けてきた
いや、別に泣く話じゃねぇんだけども、歌丸師匠のそれで聞いたら
きっと泣いてしまう、というか、読みながら涙ぐんだと
そんな心弱ってんのかといった話になってしまいそうだが、
落語の笑う話も、しんみりする話しも
この紹介でぐっと近づいたというか、是非一席と思うようないい内容でありました
ちょいちょい、歌丸師匠の小話でもないが、
裏話めいたコラムがあるのもよい
歌丸師匠が晩年の高座の話を文章に起こしなおした
そんな本でありました
歌丸師匠が座布団争奪してる頃を知っている身分にとっては、
そのままの声で、書かれている文章が流れるようで
なんというか、しんみりしつつも、かなり笑ったのでありました
落語は読んでも面白いのがよいね
枕の部分からの書き起こしで、割と短いネタをさらっと書いているので
何個か、枕の内容がかぶってるのもあったんだが、
それがある意味リアルで、本当にかかった落語をそのまま読んでるんだなという気分になれて
なんか得したでもないけど、面白いなと臨場感を味わえるのがよかった
この本としては、こういうネタがあるんですよという
いわゆるちょい見せしてるだけなので、やっぱり高座で聞いてみないとなと
そういう気分に十分させられる内容なんだが、それだからこそ、
落語に登場する人物たちの造詣が、本当にちょっとだけの会話劇なのに
ありあり浮かんでくるというか、定番の八っつぁん、熊さん、ご隠居におかみさんと
まぁこのあたりが、のらりくらりじゃないが、
気の抜けた、でも、気の利いた言い回しでくだらないことを
あーだこーだいうという、雑踏の風景そのものを
一人で演じ分けてんだからこれまた、凄いなと感じたりするところ
まぁ、読んでいて、これだけ面白いのを一人の人物が違う声色でやるんだから
面白いに決まってんだなと思うのでありました
また、このおかみさんの役をなんとしても、歌丸師匠の声で聴きたい
いや、多分、いくつかは聞いたことあるんだ、それをもう一度というか
多分これを書いた後に、動画で見に行っているだろうと
それくらいの魅力にあふれていたのでありました
落語としては、一等、紺屋高尾でありまして
これは人情話だよなと、今更ながらに、なんか読んでるだけで泣けてきた
いや、別に泣く話じゃねぇんだけども、歌丸師匠のそれで聞いたら
きっと泣いてしまう、というか、読みながら涙ぐんだと
そんな心弱ってんのかといった話になってしまいそうだが、
落語の笑う話も、しんみりする話しも
この紹介でぐっと近づいたというか、是非一席と思うようないい内容でありました
ちょいちょい、歌丸師匠の小話でもないが、
裏話めいたコラムがあるのもよい