随想 春夏秋冬 著:宮城谷昌光
宮城谷先生の若い頃を思い出して書いた
そんな半生記的読み物でありました
幼少のころから大学生、社会人はじめ、自営をはじめといった
生涯のあれこれを思い出しつつ書いているんだが、
淡々として、さほどに長くない文章で、ワンシーンともいえるような語り口なのに
幅広い時代ともいえるような、先生の生活なんかが見えてくる文章で
非常に面白く読めた
結構若い頃から、あれこれと小説以外のこともしていたようで、
思うところがあって、小説家を志しながら一作も書かなかった学生時代とか、
気づいたら卒業になってて、とりあえず働き口を転々とした話とか、
いよいよ小説を書こうと思ったら働いている時間が惜しいから競馬やりだしたとか、
色々と読み物としても十分に面白い生活を送っていて
その時々の描写が、小説と一緒で、情緒豊かな季節描写とあいまって
面白おかしい感じがしてすごくよかった
物凄く風光明媚な情景描写なのに、競馬に謀殺されている話とか、どうかしてる感じがとてもいい
趣味といってしまうと、また違うような気もするが、
クラシック好きと、カメラ好きのそれについての語りも面白くて
専門家ではなく、好事家であるという立場だというのが理解できる語り口がよくて
本当に好きなことを、こんこんと語っているんだなという熱さがよかった
細君とのことも、おっかなびっくりと書いているようだけども
実際はどうなのか、そのあたりは随想だからこその照れなのか、
真実なのかわからないけども、確かにこの人とやっていくのは並大抵ではないし、
なんとなく敵だと認識されていそうだという、先生の評も
さもありなんといった感じで、面白いやら、どうなってんだかといったところやらで
ともかく、気が抜けているようで、ちゃんとしている
そういう文章をつらつらなのに、しっかりと読みほどけたように思う一冊
と、ここまで書いておいてなんだが、
前に読んでいたようだ
感想がだいぶ違うのが衝撃である
宮城谷先生の若い頃を思い出して書いた
そんな半生記的読み物でありました
幼少のころから大学生、社会人はじめ、自営をはじめといった
生涯のあれこれを思い出しつつ書いているんだが、
淡々として、さほどに長くない文章で、ワンシーンともいえるような語り口なのに
幅広い時代ともいえるような、先生の生活なんかが見えてくる文章で
非常に面白く読めた
結構若い頃から、あれこれと小説以外のこともしていたようで、
思うところがあって、小説家を志しながら一作も書かなかった学生時代とか、
気づいたら卒業になってて、とりあえず働き口を転々とした話とか、
いよいよ小説を書こうと思ったら働いている時間が惜しいから競馬やりだしたとか、
色々と読み物としても十分に面白い生活を送っていて
その時々の描写が、小説と一緒で、情緒豊かな季節描写とあいまって
面白おかしい感じがしてすごくよかった
物凄く風光明媚な情景描写なのに、競馬に謀殺されている話とか、どうかしてる感じがとてもいい
趣味といってしまうと、また違うような気もするが、
クラシック好きと、カメラ好きのそれについての語りも面白くて
専門家ではなく、好事家であるという立場だというのが理解できる語り口がよくて
本当に好きなことを、こんこんと語っているんだなという熱さがよかった
細君とのことも、おっかなびっくりと書いているようだけども
実際はどうなのか、そのあたりは随想だからこその照れなのか、
真実なのかわからないけども、確かにこの人とやっていくのは並大抵ではないし、
なんとなく敵だと認識されていそうだという、先生の評も
さもありなんといった感じで、面白いやら、どうなってんだかといったところやらで
ともかく、気が抜けているようで、ちゃんとしている
そういう文章をつらつらなのに、しっかりと読みほどけたように思う一冊
と、ここまで書いておいてなんだが、
前に読んでいたようだ
感想がだいぶ違うのが衝撃である