Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ヘッド小物 シマノ 105 取り付け

2009-05-11 20:20:00 | ロード
先日に続きヘッドネタで申し訳ないですが デュラエースとの比較
と言う事でお許し下さい
先日から分解整備をしている 黄色いカーボンフレーム
塗装に艶を出す為クリア塗料を吹きましたが それも完全に乾いたので
ヘッド小物を取り付けます フォークは 1インチ スレッドでヘッド小物は
SHIMANO 105 カートリッジ ベアリングを使ったタイプです






ヘッドチューブ内部とヘッド小物の上下わんの挿入部に薄く
グリスを塗っておきます これは防錆対策ですからグリスは
安い芋グリスでも構いません






ヘッドチューブに上下わんを ヘッド小物圧入工具で装着します
ここは この圧入工具が無くてもそれなりの作業は出来ますよ

※ここでヘッド小物の規格について記しておきましょう
ヘッドチューブ用 上下わん 挿入部の外径 JIS 30.00mm
                           ITA 30,20mm
フォークコラム  下部玉押し挿入部の内径 JIS 27.00mm
                           ITA 26.40mm

フォークコラム  スレッドネジ         JIS B.C 1"X 24T   
                           ITA JISと同じ

上記の規格寸法になります 他にフレンチ規格も有りますが 
これは滅多に使う事はありません






Cartridge Type Bearing ベアリングはカートリッジになっています
内部で使われているスチールボールは 5/32 (3.9688mm)が 18個です

このケースには隙間が有りますので グリスは摩擦を軽減し耐久性も
アップする Microlon のルブリカントをその隙間から押し込む事にしました






フォーク下玉押しと ヘッドチューブ上下 Cap Housing (ワン)には防水性を
求め粘度の高いデュラのグリスを使います






上部も同じ要領でベアリングをセットし フォークを下から差し込みます
上部玉押しをねじ込み 舌付きワッシャー 上部袋ナットを入れます






全ての部品を組み終われば玉当りの調整です
ここではヘッド用の薄型スパナ 32mm とモンキーを相ちゃんで使い
上部ワンをスパナで押えながらモンキーで袋ナットを締めこみます

玉当りのストライクゾーンは従来のカップ&コーンの小物より広いので
そんなに難しくないですね とは言えど真ん中 ギリギリの最良の
調整は前後ホイールを装着してから再度行う方が良いでしょう

このカートリッジ ベアリングを使ったヘッド小物 誰が整備をしても
精度の差が出難い部品ですね

従来のカップ&コーン リテーナーを使ったヘッド小物の取り付けは
ここ     過去日記 【 謎のピスト ヘッド小物 取り付け 】
バラ玉のヘッド小物は 過去日記 【 バラ玉の ヘッド小物 】
コメント
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