Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

シマノ B.B小物 オクタリンク BB-7700 取り付け

2010-06-03 20:39:30 | 自転車組立の 全てが解る
しばらく LATIDO ラティードに使うホイールに時間を取られていましたが
事前に分解 整備を済ませておいた SHIMANO シマノ DURA-ACE
オクタリンクの B.B小物 BB-7700 これをフレームに取り付けます
この B.B 小物はロードとピスト兼用のパーツです




ラティードのロードフレーム ワックスも掛け綺麗に手入れも済んでいます
今回は組み立て作業の一部 ハンガー小物を取り付けます






使う小物はシマノ BB-7700 オクタリンクの デュラらしい凝った構造の部品です
今回の作業で使う工具はこれだけ これは作業を進めながら紹介しましょう

ここで B.B小物 ハンガーシェルの規格のおさらいをしておきます

JIS      左 正ネジ 右 逆ネジ 巾68mm 
ITA (イタリアン) 左右共 正ネジ 巾70mm
FRE (フレンチ)  左右共 正ネジ 巾68mm  が有ります

ワンの規格もそれぞれ異なり
JIS 1.37X24TPI
ITA M36X24TPI
FRE M35X1   となっています

今回は JIS規格です




取り付けの場合は右側から始めます ハンガーシェル内とネジ部に薄くグリスを
塗ります 固着防止と錆止めです ここにマイクロロンを使うのは良く有りません
摩擦係数が低く B.B ワンが緩んでくる事が有ります






B.B 小物のセットから 左のユニットケースとスピンドルを外します
右のユニットケースのネジ部にグリスを塗ります 






ハンガーシェルの奥まで締め込み 最後は工具で目一杯締め込みます
工具が滑らない様に気を付けましょう こちらは 逆ネジです






ここで使っている工具は Park Tool BBT-7 商品名は ボトムブラケット
ロックリングスパナ このロックリングはアルミで柔らかな材質です
掛かりが確かなこの工具を使うのが良いですね






次は左側です こちらは 正ネジです






スピンドルをハンガーシェル 右ユニットケースに差し込みます
このスピンドル 見た目は左右の長さが同じに見えますが 右の方が
約 1 ミリ長いので注意して下さい






ユニットケースからロックリングを外します






やはりネジ部にグリスを塗り ユニットケースを奥までねじ込みます
この段階では適当な締め込みで結構です






ロックリングをユニットケースに取り付けます




この B.B 小物 シールド カセットユニットなのに玉当りの調整が出来ます
方法はカップ&コーンと同じで ガタが出る一歩手前まで内部ワンで調整し
ロックリングで固定します






左側ユニットケースに使う工具はこれ シマノの純正工具 TU-UN74 です

* 工具の品番を誤記しておりました 正しくは TL-UN74 です
  訂正させて頂きます 2010.12.18 加筆訂正 Kino






これでハンガー小物の取り付けが完了しました このデュラの小物は
凝った構造で精度も良く私のお気に入りです

BB-7700 の構造は・・・【 シマノ オクタリンク B.B 小物 BB-7700 グリスアップ 】
装着前に分解し手を加えています





この B.B 小物 実は調整が結構難しい ニードルベアリングの効果か、縦方向のガタをほとんど感じない
これで決まりと思いクランクを付けるとガタを感じたりします そして全く未使用の物より少し使い 当りの付いた
物の方が回転の感触、手応えは良いですね これは防水シールと言う厄介な物が回転を渋くしているんだろうな
このシールって必要なのかな 昔の小物はこんなの無くても不都合は無かったのにね

ハンガー小物で何が良い? これは四角テーパー、カンパテーパーとも呼ばれる昔のカップ&コーンのカンパ
これに優るハンガー小物って無いんじゃないかな

そうだ 冒頭で紹介した工具の中で 赤いピンスパナは使わなかったですね 必要だと思い
用意していましたが 私だって たまにはこんな事もあるさ(笑)

コメント (8)
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