今回のロードレーサー LATIDO ラティードに使うホイール 先日の
マビックのコスミックが計画倒れに終ったので 手組みのホイールを
組む事にします 完組みのホイールが全盛の時代に、こんな手間を掛ける事は
無いのかも分かりませんが 自分好みのホイールを作る良さは 手組みならではです
ホイールを組む事は キシリュウムのクリンチャーを使うのは止めよう
と思った時から頭の中には有ったのですが 組むなら軽量ホイールが良い
手持ちの軽量リムは全てが 28 穴 しかしシマノ対応で 28穴のハブが
中々無い 当然デュラエースには有るのですが デュラのハブだけは
あまり好きになれない これは家に有るデュラの初期のハブがあまり
良くないので そのイメージから抜け出せないのかも分りません
そして選んだのは WR Compositi ダブル・アール コンポジット イタリアのメーカーで他にステムなども作っています
カンパのカーボン部品をこのメーカーが作っているなんて話も聞きますが これは確証が有りません
ハブの胴がカーボンでその他はアルミ フランジはハイローで左右の大きさが違います
ちなみに 参考上代は 3万8千円だそうです
WR のハブを手に入れたのはリアだけ フロントは手持ちのカンパの
レコード ラージを使いましょう これはリアとセットの未使用品です
最近のリムハイトの高い物ならスモールでも良いのですが
私の手持ちのリムでスモールハブを使うと 間が抜けてしまいそうです
と言う私のイメージで前後のハブはこれに決定
じゃホイールを組む為にスポーク長を計算する必要が有ります
ハブとリムの必要寸法を測りましょう
ロックナットの左右、外面の距離 これを OLD と呼びます
ロックナット外面から フランジまでの距離 ここはフランジの中心まで
の距離です この寸法を取るのが結構難しく CD をロックナットに固定し
それで距離を測っています これは左右共必要な距離です
上はハブフランジのスポーク穴 PCD 円周に開いたスポーク穴の直径です
下はスポーク穴そのものの直径を測っています
前後のハブの必要寸法を測りました
さて次はリムですが 何を使おうか少々迷いました
これは ARAYA ADX-1 エアロ 1 と呼ばれているリムです
こちらは 同じくアラヤの ADX-4 エアロ 4 です 良く似た形状のリムですが
下の写真の様に ADX-1 の方がややリムハイトが高い アラヤの資料では
2.5 ミリの違いです
こちらに決定です ARAYA ADX-1 AERO 1 アラヤのエアロ 1 カタログデータ 330 グラム 実測 336 グラム
表面は SUPER HARD ANODIZED 硬質のアルマイト加工がされた重量の割りには 硬く感じるリムです
ニップル穴にハトメは無く ジョイント部はスリーブ ジョイントです
スポーク長決定に必要なリムの寸法も取ります まずリムの内径は 602 ミリ
このリムには アールワッシャーと言う アルミの小さな部材を
ニップル穴に使います
ニップルを使用状態に納め リムの面(ツラ)部分に印しを入れます
その印しから スポークのネジ部の端を納めたい所までの寸法を取ります
ニップルの頭から 1.5 ミリ位控えた所が良いでしょう これは 4.4 ミリ有りました
先程のリムの内径 602 ミリ+ 4.4 ミリ× 2 = 610.8 ミリが ERD と呼び必要な寸法です
後必要なのは ニップル穴はリムの左右に振られています リムの中心から
その振られた距離 これはリム穴オフセットとして必要です
必要な寸法をスポーク長計算器に入れスポーク長を出しました スポーク長計算器は色々な物が有りますので
検索し自分が使い易いものを使えば良いでしょう
おっと・・・
ここで採寸作業と図面を見直していたら とんでも無い間違いに気が付いた ここまでにこれに気が付いた
方がいらしたら凄い集中力です リアハブのロックナット外面からフランジまでの距離 実際採寸した寸法と
違う数値を図面に落としていました 両方とも 10 ミリの間違い・・
そのままスポーク長を計算していたのを修正し 新たに計算し直したのが 下の表です この 10 ミリで
スポークの長さがどれだけ違ってくるのか あえて間違った表も残しておきます ま、良い勉強にもなるし
こんな間違いも良いか(笑) 何事も見直しと確認は大切ですね
さてこれで必要なスポーク長も解ったので ホイールデザインを考えます
組み方に依っても選ぶスポークを変えたいですね ただ投下費用についても湯水の様になんて
バブリーな事はしたく有りません そんな中で少しでも良いホイールに仕上げます
マビックのコスミックが計画倒れに終ったので 手組みのホイールを
組む事にします 完組みのホイールが全盛の時代に、こんな手間を掛ける事は
無いのかも分かりませんが 自分好みのホイールを作る良さは 手組みならではです
ホイールを組む事は キシリュウムのクリンチャーを使うのは止めよう
と思った時から頭の中には有ったのですが 組むなら軽量ホイールが良い
手持ちの軽量リムは全てが 28 穴 しかしシマノ対応で 28穴のハブが
中々無い 当然デュラエースには有るのですが デュラのハブだけは
あまり好きになれない これは家に有るデュラの初期のハブがあまり
良くないので そのイメージから抜け出せないのかも分りません
そして選んだのは WR Compositi ダブル・アール コンポジット イタリアのメーカーで他にステムなども作っています
カンパのカーボン部品をこのメーカーが作っているなんて話も聞きますが これは確証が有りません
ハブの胴がカーボンでその他はアルミ フランジはハイローで左右の大きさが違います
ちなみに 参考上代は 3万8千円だそうです
WR のハブを手に入れたのはリアだけ フロントは手持ちのカンパの
レコード ラージを使いましょう これはリアとセットの未使用品です
最近のリムハイトの高い物ならスモールでも良いのですが
私の手持ちのリムでスモールハブを使うと 間が抜けてしまいそうです
と言う私のイメージで前後のハブはこれに決定
じゃホイールを組む為にスポーク長を計算する必要が有ります
ハブとリムの必要寸法を測りましょう
ロックナットの左右、外面の距離 これを OLD と呼びます
ロックナット外面から フランジまでの距離 ここはフランジの中心まで
の距離です この寸法を取るのが結構難しく CD をロックナットに固定し
それで距離を測っています これは左右共必要な距離です
上はハブフランジのスポーク穴 PCD 円周に開いたスポーク穴の直径です
下はスポーク穴そのものの直径を測っています
前後のハブの必要寸法を測りました
さて次はリムですが 何を使おうか少々迷いました
これは ARAYA ADX-1 エアロ 1 と呼ばれているリムです
こちらは 同じくアラヤの ADX-4 エアロ 4 です 良く似た形状のリムですが
下の写真の様に ADX-1 の方がややリムハイトが高い アラヤの資料では
2.5 ミリの違いです
こちらに決定です ARAYA ADX-1 AERO 1 アラヤのエアロ 1 カタログデータ 330 グラム 実測 336 グラム
表面は SUPER HARD ANODIZED 硬質のアルマイト加工がされた重量の割りには 硬く感じるリムです
ニップル穴にハトメは無く ジョイント部はスリーブ ジョイントです
スポーク長決定に必要なリムの寸法も取ります まずリムの内径は 602 ミリ
このリムには アールワッシャーと言う アルミの小さな部材を
ニップル穴に使います
ニップルを使用状態に納め リムの面(ツラ)部分に印しを入れます
その印しから スポークのネジ部の端を納めたい所までの寸法を取ります
ニップルの頭から 1.5 ミリ位控えた所が良いでしょう これは 4.4 ミリ有りました
先程のリムの内径 602 ミリ+ 4.4 ミリ× 2 = 610.8 ミリが ERD と呼び必要な寸法です
後必要なのは ニップル穴はリムの左右に振られています リムの中心から
その振られた距離 これはリム穴オフセットとして必要です
必要な寸法をスポーク長計算器に入れスポーク長を出しました スポーク長計算器は色々な物が有りますので
検索し自分が使い易いものを使えば良いでしょう
おっと・・・
ここで採寸作業と図面を見直していたら とんでも無い間違いに気が付いた ここまでにこれに気が付いた
方がいらしたら凄い集中力です リアハブのロックナット外面からフランジまでの距離 実際採寸した寸法と
違う数値を図面に落としていました 両方とも 10 ミリの間違い・・
そのままスポーク長を計算していたのを修正し 新たに計算し直したのが 下の表です この 10 ミリで
スポークの長さがどれだけ違ってくるのか あえて間違った表も残しておきます ま、良い勉強にもなるし
こんな間違いも良いか(笑) 何事も見直しと確認は大切ですね
さてこれで必要なスポーク長も解ったので ホイールデザインを考えます
組み方に依っても選ぶスポークを変えたいですね ただ投下費用についても湯水の様になんて
バブリーな事はしたく有りません そんな中で少しでも良いホイールに仕上げます