LATIDO ラティードに使うホイール 先日からあれやこれや完組みの
ホイールを整備していましたが 結局自分で手組みのホイールを組む事に
しました 今回はラジアルとタンジェントを織り交ぜたホイールを仕上げます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2b/13928adde6cc36a6d84bdef72f7e43fa.jpg)
今回予定したホイールを組む為に用意した部品達と工具類
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/fd/0252a5b6a9d133caccdd59b304ba9fb4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/58/1740a7ee202f0346293fed7e361c32d2.jpg)
事前にスポーク長計算をし必要なスポークを手当てしましたが
その段階で少々スポーキングのパターンを迷ったので 必要以上の
スポークを注文てしておきました
ここでお金に寛容になるのは止め 価格のお安い DT Swiss Champion
1.8mm のストレートを選びました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/87/a963bee7b11c0da80b6303574642ee18.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/da/6f958ef712e42f697e75a1c950acb960.jpg)
使うニップルはアルミ DT Swiss の 1.8mm 用
スポークレンチはこの中の黒色の物を使います Park Tool SW-40C
4面保持のタイプですが これは使い難い 良いリズムで触れ取りが
出来ません SW-0C と言う 2面保持の方が良いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d6/8081614af25005826945a5089a9f9bad.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cb/80638f36917037b19e65e0136bb393ad.jpg)
リムは ARAYA ADX-1 アラヤのエアロ 1 28穴で実測 約 335グラム
このリムにはアールワッシャーと言う専用の小物が必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e5/1a504b63eb98d87a0710fb9cce46ea52.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b3/e3f594c30b193b90465571af191405e9.jpg)
ホイールを組む前に リムのニップル穴にはバリが良く残っています
これをそのままにしておくと リムの中に落ち音が出たりする事が有ります
バリにはこんな工具を使い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/27/7c4fb6cbee22855c03aeba16d4ebe1d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/d8/835c9bfba1b35d1293417a9d7b9f111c.jpg)
グリグリと削り取っておきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/4f/5cf7b0c35c996387367e06fbd3cfe398.jpg)
ニップルの袋の中に CRC 5-56 を吹き シェイクしておきます
このオイルはホイールを組む時だけに必要な物です 出来るだけ
乾燥の早いオイルを使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9e/1850de80c4549566b085dec78e38e4d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/39/c73f666213cea5b183bf0d09bff53acd.jpg)
では組んで行きましょう ハブは Campagnolo Record ラージの 28穴です
フロントはラジアル組にします 272ミリのスポーク 今迄ダブルバッテット
ばかり使っていましたが 今回のプレーンはやはりズシっと重量が有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/00/0642c7e720e3c20d9ac6d25859469c0a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/87/769cf351fe83593b436f1ad3fb0ac9a9.jpg)
組む時にはここに気を付けます リムのスポーク穴は左右に振られています
これをハブの左右フランジに合わせる事 又拘りが有るのなら ハブの刻印を
進行方向に向けたり この刻印をバルブ穴に向けたり リムのラベルを自分の
好みの方向へ持って来たりします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/24/92dbc96dfd5da784e2cf8b008a816ebb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/3f/aa6a6b624d55c58dedac3e32457e71d4.jpg)
スポークのネジ部に CRC 5-56 を吹きます
スポーキングが進んで来ると このリムはニップルビットが必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/21/39db2e6b7d2d89f3beff3925ac02baba.jpg)
前輪のスポーキングが終わりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/bd/3bb7706712b533978f448cf7f5db9973.jpg)
後輪に掛かります リアはノンギアサイド、左側はラジアル
ギアサイドはタンジェント イタリアン 3 クロス、6本組にします
2 クロスにしようかと迷いましたが いたずらにスポークを短くし
軽量化を狙うより 駆動力の伝達効率の良い 3クロスに決定
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/89/bd03d273ba3acc0dbec34cf6f8f100ec.jpg)
ハブは先日新たに手当てした WR Compositi カーボン胴の 28穴 ラジアル組のスポークはフランジの外に
スポークの頭が来る様にスポークを通します スポーク本体はハブフランジの内側です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d8/86427ed9fafbd5caed0f7500431fffd0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/03/641dd3a9274e09681d9f405c462e810e.jpg)
タンジェント組で気を付けるのは バルブ穴の位置 このラベルの右側の
スパンがバルブ穴ですが この様にスポークの角度の大きな所に持って来ます
直接ホイールの性能に影響は有りませんが ここが空気を入れ易い場所です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4a/75976eaf5d04ccc85d4451263c7a6e6c.jpg)
先述のアールワッシャーはこの様に使います これはエアロ1
エアロ2 のリムに必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/0d/168f4087a3cbcbc1d94b322d94de3078.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9d/75ee13a806262ce27881a95090deb6d4.jpg)
後輪の綾取りも終わりました 余分に注文して、今回使わなかったスポーク
こうして在庫が増えて行きます(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/53/f5ce89adf0635f7c65c4670a8ac17ce8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/6b/3077bb29fcba64cdf2e463ffa84b42fb.jpg)
では触れ取りをして行きましょう ここから触れるのは 依り良いホイールに
仕上げる為の隠し味です
今日は凄く天気の良い日 事前に吹いておいた CRC がもう乾いて来ました
スポークのネジ部とニップルがリムやワッシャーに触れる部分に 再度 CRCを
一滴差してやります これはネジの焼付けや ニップルの軋みを抑える為です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/01/2d1e8320471f0e791a0151bc67371938.jpg)
触れ取りが進み スポークのテンションが上がってきたら スポークの
交差部にもオイルを一滴
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/63/8797cf31a52acf8db3af4ef3af037781.jpg)
この写真で確認出来るかな タンジェントのイタリアン組とは
ギアサイド フリー側のスポークの方向は 駆動力が掛かった時に
引っ張られるスポークは ハブ・フランジの外側の物です
今回、左側はラジアルですが タンジェントの場合 こちらの
スポークも フランジの外側の物は右側と同じ方向を向いているのが
イタリアン 逆を向いているのが JIS 組です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1c/4de104c0358cf95e3cb438976b3bbf5b.jpg)
この辺になって来るとニップルレンチを使う時には プライヤーなどで
スポークを保持してやります これは凄く大切な事です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/b0/f254e211af642a1a3384d68e92349640.jpg)
ホイールの完成間近になると ホイールを苛めてやります ホイールに体重を掛けスポークなど
各部品の馴染みを出します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d3/629327c35bfa2e320f4c3b5acf2c5447.jpg)
完成までに何度かホイールセンターの確認をします
今しているのはセンターゲージが無くても出来る方法で
糸を使ったセンターの確認
これは事前に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/fbf23423d5d8515b5f3ff12b4479a445.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/54/aa2e3b761fe568612c70ac726fc6bf3b.jpg)
ハブのロックナット外面間のセンターを計測し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/74/1d36eb6b0d41b9d0110173248a79cadd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/af/d71633be3c049ac96d14e5ea6741fc39.jpg)
そこに小さな印しを付けておきます これがホイールセンターになります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7a/7fca8580ade29db6959f977f741d4a4f.jpg)
ホイールの リムの対角 に糸を張り、糸が印しの上を通ればセンターが
出ています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/be/08de41b090b1212a03d62cec116747f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/23/df045bbd187dd85f1f3e93a68022c17c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b7/0a8a6961ef0a2c24459db01d5dd7707b.jpg)
さて最後の仕上げです ニップルにネジの緩め止剤を塗布します
使っているのは LOCTITE ロックタイト 222 低強度の嫌気性緩み止剤です
ロックタイトは何種類か検証しましたが 今回の使い方では 222 が一番適して
います
過去日記 【 LOCTITE 221 強度検証 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/81/4d9701827e645aef074084cbc27625c8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f9/151fa70b58959c35a348b7934ead4474.jpg)
ロックタイトをスポークとニップルの間に塗布し ホイールを回転させ
その遠心力でネジ部の奥まで廻します 空気に触れない部分が固まり
はみ出した物は固まる事は有りません ウエスで綺麗に拭き取り これで
ホイールの完成です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/69/e59170c670a63efb7ebe59cb597b1da6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/54/8c9b726e4ca3c86f8945584ff2864d73.jpg)
仕上がったホイールの重量を計ってみましょう
フロント 687 グラム リア 812 グラムです
もう少し軽く仕上がるかと思いましたが やはりプレーンのスポークが
重いのでしょうね ラジアルにしてスポークを短くしても タンジェントで
段付スポークを使う方が 重量的には分が有る様です ラジアルの優位性は
空力特性だけかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/68/febde3d5bb2f5f15d0faa26a1daeb26b.jpg)
今回のホイールビルド 良いホイールが組めました ホイールが決まらないと前に進まなかったロードの組替作業
これで一気に進みそうです このホイールもソルダリングをしタイヤを貼ってやりましょう
今回の日記 気が付けば随分長くなってしまいました 最後までお付き合い有り難うございました
この作業 事前準備はこちら 【 チューブラーホイール手組 計画 スポーク長計算 】
ホイールを整備していましたが 結局自分で手組みのホイールを組む事に
しました 今回はラジアルとタンジェントを織り交ぜたホイールを仕上げます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/2b/13928adde6cc36a6d84bdef72f7e43fa.jpg)
今回予定したホイールを組む為に用意した部品達と工具類
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/fd/0252a5b6a9d133caccdd59b304ba9fb4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/58/1740a7ee202f0346293fed7e361c32d2.jpg)
事前にスポーク長計算をし必要なスポークを手当てしましたが
その段階で少々スポーキングのパターンを迷ったので 必要以上の
スポークを注文てしておきました
ここでお金に寛容になるのは止め 価格のお安い DT Swiss Champion
1.8mm のストレートを選びました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/87/a963bee7b11c0da80b6303574642ee18.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/da/6f958ef712e42f697e75a1c950acb960.jpg)
使うニップルはアルミ DT Swiss の 1.8mm 用
スポークレンチはこの中の黒色の物を使います Park Tool SW-40C
4面保持のタイプですが これは使い難い 良いリズムで触れ取りが
出来ません SW-0C と言う 2面保持の方が良いですね
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/d6/8081614af25005826945a5089a9f9bad.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/cb/80638f36917037b19e65e0136bb393ad.jpg)
リムは ARAYA ADX-1 アラヤのエアロ 1 28穴で実測 約 335グラム
このリムにはアールワッシャーと言う専用の小物が必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/e5/1a504b63eb98d87a0710fb9cce46ea52.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b3/e3f594c30b193b90465571af191405e9.jpg)
ホイールを組む前に リムのニップル穴にはバリが良く残っています
これをそのままにしておくと リムの中に落ち音が出たりする事が有ります
バリにはこんな工具を使い
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/27/7c4fb6cbee22855c03aeba16d4ebe1d2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/d8/835c9bfba1b35d1293417a9d7b9f111c.jpg)
グリグリと削り取っておきましょう
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/4f/5cf7b0c35c996387367e06fbd3cfe398.jpg)
ニップルの袋の中に CRC 5-56 を吹き シェイクしておきます
このオイルはホイールを組む時だけに必要な物です 出来るだけ
乾燥の早いオイルを使います
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/9e/1850de80c4549566b085dec78e38e4d9.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/39/c73f666213cea5b183bf0d09bff53acd.jpg)
では組んで行きましょう ハブは Campagnolo Record ラージの 28穴です
フロントはラジアル組にします 272ミリのスポーク 今迄ダブルバッテット
ばかり使っていましたが 今回のプレーンはやはりズシっと重量が有ります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/00/0642c7e720e3c20d9ac6d25859469c0a.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/87/769cf351fe83593b436f1ad3fb0ac9a9.jpg)
組む時にはここに気を付けます リムのスポーク穴は左右に振られています
これをハブの左右フランジに合わせる事 又拘りが有るのなら ハブの刻印を
進行方向に向けたり この刻印をバルブ穴に向けたり リムのラベルを自分の
好みの方向へ持って来たりします
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/24/92dbc96dfd5da784e2cf8b008a816ebb.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/3f/aa6a6b624d55c58dedac3e32457e71d4.jpg)
スポークのネジ部に CRC 5-56 を吹きます
スポーキングが進んで来ると このリムはニップルビットが必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/21/39db2e6b7d2d89f3beff3925ac02baba.jpg)
前輪のスポーキングが終わりました
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/bd/3bb7706712b533978f448cf7f5db9973.jpg)
後輪に掛かります リアはノンギアサイド、左側はラジアル
ギアサイドはタンジェント イタリアン 3 クロス、6本組にします
2 クロスにしようかと迷いましたが いたずらにスポークを短くし
軽量化を狙うより 駆動力の伝達効率の良い 3クロスに決定
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/89/bd03d273ba3acc0dbec34cf6f8f100ec.jpg)
ハブは先日新たに手当てした WR Compositi カーボン胴の 28穴 ラジアル組のスポークはフランジの外に
スポークの頭が来る様にスポークを通します スポーク本体はハブフランジの内側です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/d8/86427ed9fafbd5caed0f7500431fffd0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/03/641dd3a9274e09681d9f405c462e810e.jpg)
タンジェント組で気を付けるのは バルブ穴の位置 このラベルの右側の
スパンがバルブ穴ですが この様にスポークの角度の大きな所に持って来ます
直接ホイールの性能に影響は有りませんが ここが空気を入れ易い場所です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/4a/75976eaf5d04ccc85d4451263c7a6e6c.jpg)
先述のアールワッシャーはこの様に使います これはエアロ1
エアロ2 のリムに必要です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/0d/168f4087a3cbcbc1d94b322d94de3078.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/9d/75ee13a806262ce27881a95090deb6d4.jpg)
後輪の綾取りも終わりました 余分に注文して、今回使わなかったスポーク
こうして在庫が増えて行きます(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/53/f5ce89adf0635f7c65c4670a8ac17ce8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/6b/3077bb29fcba64cdf2e463ffa84b42fb.jpg)
では触れ取りをして行きましょう ここから触れるのは 依り良いホイールに
仕上げる為の隠し味です
今日は凄く天気の良い日 事前に吹いておいた CRC がもう乾いて来ました
スポークのネジ部とニップルがリムやワッシャーに触れる部分に 再度 CRCを
一滴差してやります これはネジの焼付けや ニップルの軋みを抑える為です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/01/2d1e8320471f0e791a0151bc67371938.jpg)
触れ取りが進み スポークのテンションが上がってきたら スポークの
交差部にもオイルを一滴
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/63/8797cf31a52acf8db3af4ef3af037781.jpg)
この写真で確認出来るかな タンジェントのイタリアン組とは
ギアサイド フリー側のスポークの方向は 駆動力が掛かった時に
引っ張られるスポークは ハブ・フランジの外側の物です
今回、左側はラジアルですが タンジェントの場合 こちらの
スポークも フランジの外側の物は右側と同じ方向を向いているのが
イタリアン 逆を向いているのが JIS 組です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/1c/4de104c0358cf95e3cb438976b3bbf5b.jpg)
この辺になって来るとニップルレンチを使う時には プライヤーなどで
スポークを保持してやります これは凄く大切な事です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/b0/f254e211af642a1a3384d68e92349640.jpg)
ホイールの完成間近になると ホイールを苛めてやります ホイールに体重を掛けスポークなど
各部品の馴染みを出します
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/d3/629327c35bfa2e320f4c3b5acf2c5447.jpg)
完成までに何度かホイールセンターの確認をします
今しているのはセンターゲージが無くても出来る方法で
糸を使ったセンターの確認
これは事前に
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4e/fbf23423d5d8515b5f3ff12b4479a445.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/54/aa2e3b761fe568612c70ac726fc6bf3b.jpg)
ハブのロックナット外面間のセンターを計測し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/74/1d36eb6b0d41b9d0110173248a79cadd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/af/d71633be3c049ac96d14e5ea6741fc39.jpg)
そこに小さな印しを付けておきます これがホイールセンターになります
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/98/674fdbe46bb81472f9fd5cb250b452a5.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/b1/3230db151bf5f691abfc785fbbe0863b.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/17/7a/7fca8580ade29db6959f977f741d4a4f.jpg)
ホイールの リムの対角 に糸を張り、糸が印しの上を通ればセンターが
出ています
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/be/08de41b090b1212a03d62cec116747f0.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/23/df045bbd187dd85f1f3e93a68022c17c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/b7/0a8a6961ef0a2c24459db01d5dd7707b.jpg)
さて最後の仕上げです ニップルにネジの緩め止剤を塗布します
使っているのは LOCTITE ロックタイト 222 低強度の嫌気性緩み止剤です
ロックタイトは何種類か検証しましたが 今回の使い方では 222 が一番適して
います
過去日記 【 LOCTITE 221 強度検証 】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/81/4d9701827e645aef074084cbc27625c8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/f9/151fa70b58959c35a348b7934ead4474.jpg)
ロックタイトをスポークとニップルの間に塗布し ホイールを回転させ
その遠心力でネジ部の奥まで廻します 空気に触れない部分が固まり
はみ出した物は固まる事は有りません ウエスで綺麗に拭き取り これで
ホイールの完成です
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/69/e59170c670a63efb7ebe59cb597b1da6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/54/8c9b726e4ca3c86f8945584ff2864d73.jpg)
仕上がったホイールの重量を計ってみましょう
フロント 687 グラム リア 812 グラムです
もう少し軽く仕上がるかと思いましたが やはりプレーンのスポークが
重いのでしょうね ラジアルにしてスポークを短くしても タンジェントで
段付スポークを使う方が 重量的には分が有る様です ラジアルの優位性は
空力特性だけかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/68/febde3d5bb2f5f15d0faa26a1daeb26b.jpg)
今回のホイールビルド 良いホイールが組めました ホイールが決まらないと前に進まなかったロードの組替作業
これで一気に進みそうです このホイールもソルダリングをしタイヤを貼ってやりましょう
今回の日記 気が付けば随分長くなってしまいました 最後までお付き合い有り難うございました
この作業 事前準備はこちら 【 チューブラーホイール手組 計画 スポーク長計算 】