Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

出張整備と メキシコ料理

2014-09-23 20:37:49 | よもやま話
自転車の後ろから変な音がすると助けてコール 大阪市西区まで出張修理です





超高層ビルが建っています 50数階は有ると思いますが最近は珍しくも無いのかな




ビルの横には公園が有りその道沿いには
こんなお店が有りました クルクル回る
散髪屋さんのねじり棒が小さくて可愛いです






約束の時間より早く着きました 時間調整をします 
お昼のランチ前の口開けの客がビールで申し訳
ないです






約束の時間に到着 元美術の先生の部屋は
自分の作品が掛っています テーブルには
トカゲの置物が有りました・・・




今日のお土産はムーミンのマグカップにしました






さて自転車の修理に掛かりましょう 後輪に空気が
入っていません 変な音がする原因はここですね




バルブの虫ゴムは大丈夫な様です 




バルブが随分曲がっていたので想像は付きましたが
チューブが見事に回っています これ、使えるんだろうか・・




水調べをします 洗面器か水を張れる物を貸して
と言えばお鍋が出て来ました(笑)






穴の開いている所を見付けその大きさに合せ
パッチゴムを用意しました ゴム糊を塗り
パッチゴムを良く叩き圧着します




タイヤの内側に異物が残っていないか確認




虫ゴムも新しく交換しパンク修理は完了です
お昼が回りました




今日のランチはメキシコ料理にしましょう
大阪の心斎橋まで歩きました






とても古いビルの 8 階まで上がります
エレベーターを降りると雰囲気満点な
お店の入口が迎えてくれます






店内は薄暗く外国人の人達が多く居ました






初めてのお店でお料理の量も解らないので
ランチメニューを頼みました お料理が届く前に
まずはビールを頂きます
お店の名前は MEXCAN EL PANCHO エルパンチョ
今は建て替わりましたがソニービルの向えのビルです






メキシカン ラップロール 中はアボガドとチキンです
もう一つは色々なお料理の盛り合わせです お味は
酸味が強く 香辛料が豊富に使われています 
例える物が見つからないので上手く表現できません






今回は単品も頼まなかったのですが かなりお腹に
こたえるお料理でランチだけで正解でした ビールは
二人とも結構行きましたよ お会計は 4000円程度でした




お料理も楽しく頂いたのでお店をあとにし 
大阪の街を見て歩きます




商店街やアメリカ村付近を歩きました スタバで
コーヒーを頂きます 店内はかなりざわざわ
していたのでオープンスペースにしました

このコーヒーカップの背景はサイクルベース
あさひの大阪北堀江DEPT.です





今回の出張整備も楽しく終りました パンクを直しチューブを元に戻す前の水調べで
チューブをギアに嚙ませ自分で穴を三つ開けたのはナイショです 修行が足りません

環境が変わると普段と同じ事が出来ないのは選手も一緒ですよね
次は失敗しない様にします(笑)

コメント (4)
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トラック用チューブラー タイヤ張り

2014-09-21 20:14:29 | ピスト
先日組み替えた IRIBE イリベのトラックレーサーに使うホイールに
タイヤを張ります 使うリムセメントは SOYO の金リム用です





トラック用のホイールでこれは先日ハブのグリスアップを済ませました
今はタイヤも入っていますがそのタイヤも入れ換えます






ホイールにはビニールを被せて保管しています
タイヤは SOYO GOLD STAR シームレスタイヤで
競輪競走で使うものです




競輪競走で使うタイヤのバルブは 小さな英式で
この規格はこれだけに存在し競輪バルブと呼んで
います






日常的に空気を入れたり抜いたりしますが
そんな時はスポークで作ったこの様なもので
バルブ内のコアを押して空気を抜きます




タイヤを剥しました






実に綺麗にリムセメントが塗られています でも
経過年数が長いので古いセメントの除去もしました
今回は全て彫刻刀で削り落としています 綺麗ですよね






タイヤを張る準備をします






今回は SOYO の金リム用の白いセメントを使います
昔はこれを良く使いましたが 私も久し振りです
買ったのは 40年振りくらいじゃないでしょうか






缶の中を良くかき混ぜます 割箸を使いました
その割箸や歯ブラシを使いリムに薄く塗り床を
作ります これで一晩置きましょう
最近はチューブに入った速乾性のもばかり
使っているので少し緊張しました(笑)






一晩置き 床も具合良く出来たので新しい
タイヤを張ります 用意したのは VITTORIA の
PISTA EVO CS 170g 程度のタイヤです




先日のトラック用のセメントを使い張りました
これをロードに使っても問題は無いと思いますが
SOYO は 熱に依る変化が少ない速乾性の方を
ロードに使う方が良いと案内しています






これはフレンチバルブでトレッドはヤスリ目の
22mm です ケーシングはセタの様に見えますが
そうではなく Vittoria が独自に作っている繊維の様です
タイヤを張ってから 10 キロ以上の圧を張りましたが
とてもしなやかなタイヤですね






前輪も張り替えます






こちらは SOYO の RED R-Ⅱ やはり競輪競走用の
タイヤです 






こちらのタイヤを剥してみると セメントは床の上に
一度塗られただけの様です セメンもまだ生きているので
こちらは剥離せずに使います




やや多目のセメントを使い装着しました
やはり VITTORIA ですがこちらは EVO CL
19mm 巾です






こちらはスリックで約 140g です




これでタイヤの張り替えが完了です 外したタイヤは
まだ使えるので保管して置きますが 結構傷むと
激しいので出来るだけ早く使う方が良さそうです




こうなります

SOYO GOLD STAR ビニールを掛け日光の当らない
所で保管していたホイールです






トレッドのゴムにヒビが入りケーシングから
剥離してしまっています 勿体無いです・・





白くて小さな花が頑張っています

これでホイールも出来たので近いうちに是非競技場で走りたいと思います
もう無理は出来ませんが少しだけでも・・・

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トラックハブ グリスアップ DURA-ACE HB-7600

2014-09-20 21:10:48 | 自転車整備 ハブ
トラック用のホイールで長く保管をしている物が有ります 相当期間使わずに
置いて有るのでハブのグリスアップを行います DURA-ACE HB-7600 です





ホイールバッグに入れ天井から吊るしていました 競輪競走で使う
NJS 仕様です 今回組んだ私のトラックレーサーに使う予定です






タイヤの上からビニールを巻いてからホイール
バッグ入れていました




このハブは両切りですがイタリアンで組んで有ります
競輪選手の方達が良くする決戦用の組み方ですね






グリスアップは整備台の上で行います 現在小ギアは
14t が付いています 次は歯数を変えるつもりなので
一度ギアを外しましょう






固定ギアの場合はまずロックリングを外します
ここは逆ネジなので工具はこの様に使います
テーブルの上では無理なので床に置いての作業です 
タイヤに空気を入れないといけません 空気が少ないと
タイヤを傷めます






小ギアは正ネジです ここは工具とスポークの間で
良く手を挟むので注意して下さい ロックリングと
ギアが外れました






ここから分解を始めます ハブナットを外します
次はハブのロックナットを緩めます






このハブは 14mm と 15mm を使います フロントは
13mm と 14mm が必要です この写真では右手が玉押し
左手がロックナット 双方を寄せる方向へ力を入れています






ロックナットと玉押しを外しました 共に正ネジです






ホイールを寝かせてハブシャフトを抜きました
玉受けに入っているスチールボールは先の細い
物で下へ落とします ボールは無くさない様に
注意が必要です






ハブ本体にハメ込んで有るダストキャップを外します 
樹脂製のパーツでそれ程無理をしなくても外れます






分解した各パーツを洗浄します 今回は SPIN スピンの
パーツクリーナーを使いました






新しく使うグリスも SPIN を使います 綺麗な色です






ハブ本体の玉受け部に薄くグリスを塗り
ダストキャップを装着します






ボールにグリスを塗り玉受けに並べて行きます
リアは 1/4 サイズが片方に 9個使われています
フロントは 3/16 サイズが 11個です






粘度の低いボールは落ち易いのでホイールを寝かせます
玉押しとロックナットが組まれたシャフトを差し込みます






ホイールを天地逆にしボールを並べます




ダストキャップを取り付けます これは玉押しの
形状に依れば後から付く物も有ります






玉押しとロックナットを取り付けます






ここから玉当りの調整です 指先に神経を集中し
一番良い所を探します




自分が求めた感触の所でハブスパナを掛け
ロックナットを決めます これは一度で決まれば
儲け物 何度も繰り返す事は良く有る事です




ロックナットを決めもう一度回転具合を
確認しています ガタは絶対にいけません






ハブナットにもオイルを差してハブに取り付けて
グリスアップは完了です




取り外した 14t の小ギアです 15t に換えましょう





在庫のギア達です 懐かしい物も有りますよ 8.8.8 前田鉄工所時代の物
三光舎なんて言うのも有ります 15t の歯を探します




Campagnolo のギアが出てきました 昔はチェーン離れが
良いと言っていましたが 確かにこの当時は国産と比較
すれば綺麗な作りの歯でした




DURA-ACE の 15t が有りました これで行きましょう




ハブのネジにグリスを塗っておきます
こうしておくと何時までも綺麗なネジで
いてくれます






ギアを散り付けロックリングも締め込みます




これで完成です このハブは私が整備をしたのは
今回が初めてです 
手元に来た時にはとても良く整備されていました 
ボールに薄くオイルが乗った手応えです それが
年数が経ちオイルが枯れて来たのを感じたので
今回の整備です





実際にオイルチューンは回転が驚く程軽いです そのオイルが枯れてくると
さらに軽くなります 今回分解するとやはりオイルが無くなっていました
SPIN のグリスを使いましたが凄く調子の良いハブです 気持ちの良い
回転をしています 

コメント (15)
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Vittoria プレミアム ジップ ツールケース 物入れ

2014-09-19 20:33:23 | 自転車部品・用品
最近は多くの自転車愛好家の方が色々なツールボックスやバッグを携帯しています
今回はボトルケージに装着出来る ビットリアのツールケースをご紹介します





Vittoria プレミアム ジップ ツールボックスと言う商品です
発売直後に随分と話題になっていたので今更感も有りますが
どの様なものか一緒に見てみましょう






外見を一周してみます 手触りはやや固いボトルの
表面に薄くゴムをひいた様な手触りです サイドと
背中を見ています






ジッパーの持ち手とカラフルな部分はファスナーです






大きさはこんな感じ 普通のボトルと背丈は同じくらいで
OGK のツールボックスより少し背は高いです






ファスナーを開放すると左右に網が張られています






私は今 OGK の小さい方のツールボックスを
使っています これの中身を移してみます




中の工具類は白いウエスで包んでいます これは
音が出るのを防ぐ為と手が汚れた時にも使えるでしょう
右端の物はウエスだけで中には何も入っていません






ワイヤー錠とマイナスドライバー 最近は嫌な話も
良く聞くので自転車屋さんの前でも鍵を掛ける様に
しています ドライバーは変速時の具合があまり
良くないので出掛けた時、 変速機の調整に
使っています




CO2 ボンベとアダプター 今の小さなインフレ―ターでは
さすがこれに頼りたくなります でもまだお世話になった
事は有りません






アーレンキー 3本と 小さなチェーンカッターに
ミッシングリンク 一度ミッシングリンクの不良品を
見てから新しい物を持っています 出先から帰れなく
なるのだけは避けたいです




ビットリアのツールボックスに入れてみます
左には CO2 ボンベとウエスです アーレンキーと
ドライバーは違う物に替えます でもアーレンキーは
自転車のポジションが出るまでは欲しかったですが
それが済んだ今はもう要らないですね






随分と小振りな物で この状態で 7cm 程
半分に折り畳む事が出来ます




全ての物が余裕で収納出来ました 以前のツール
ボックスと違い 腹が割れると言うのは出し入れ
し易くて良いかも分りません




私はチューブラー派ですが W/O を使われる方は
チューブを持ちますね それも試してみましょう






片方にはチューブとタイヤレバー 反対側には
その他の工具類 綺麗に余裕で納まります




携帯する物は何が必要なのか人に依り違いますが
過不足の無い容量かと思います






自転車のボトルケージに入れてみました ボトルと
材質が違うので滑って入ると言う感触では有りません
やや抵抗を感じながらの挿入です でも走りながら
出し入れする物では無いので問題は無いですね






取り出して見ました 一回の出し入れで結構大きな
傷が付き凹みも出来ました 私は乗る度に帰宅後
毎回取り外すのでこれは大変な事になりそうです
ま、いいけどね(笑)





お昼間には可愛く開いていますが夕方には閉じるのですね

ツールボックスやバッグって何時から持って走る様になったのでしょう
やはりクリンチャーが普及しそのチューブと工具を持つ様になてからでしょうか
私も色々な物を入れていますが 走るのに無くても困らない物ばかりです
でも持っていて安心な今回のツールボックスお値段は 2000円程度の商品です

コメント (10)
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リムセメントの除去 彫刻刀を使う

2014-09-18 20:28:51 | ホイール
少し前に SOYO ソーヨーのリムセメントリムバーを使い上手くセメントが剥離出来なかった
ホイールが有ります その古いセメントの除去に彫刻刀を使ってみます






トラック用のホイールで街道練習用に
使われていた前輪です




SOYO の白セメンがおおむねこの様に残っています




彫刻刀のセットです 最近はこの様な樹脂の
柄が有るんですね




丸いアールの付いた刃です リムの形には
これが合いそうです 使ってみましょう






塗り重ねられたリムセメントは結構手応えが
有ります 急ぐと怪我をするのでゆっくりと
進めます






隅や平らな部分は平たい刃を使ってみます



リム全体のセメンを削り取りました それ程
苦痛を感じる事なく一時間程度の作業です
今迄の感覚ではここまで取れていたら 後は
それ程苦労する事は無いでしょう




ここからは水が使える場所でやります






残ったリムセメントには塗料用の剥離剤を
使います これはそれ程強力な物では有りません






刷毛で剥離剤をタップリと塗ります 遠慮はいりません
出来るだけ沢山塗るのが良いと思います




古いリムセメントが柔らかくなるのを待ちます
気温やセメンの状態にも依りますが今回は
15 分待ちました




柔らかくなったセメントを剥すのにはこの様な
物を使います 食事をする時にテーブルの上に
有る様な物が便利です




バターナイフですくい取ったり 隅の方を擦って
みたり とに角リムからセメンを剥離します




多少セメントが残っていても構わないです 歯ブラシで
良く擦ります これがシンナー等の溶剤だと溶けた
セメントで大変な事になります でも剥離剤で柔らかく
なった物はもう一度引っ付く事は無いですね






良く歯ブラシで擦った後は 水道で良く流し
ブラシで洗ってやります これでへばり付いていた
セメンが綺麗に流されます






ホイール全体をタオルで拭き上げたら完了です
剥離剤を塗ってから一時間弱の作業でした





今回は始めてリムセメントを削ると言う方法を取りました 厚塗りされた物は
いかに剥離剤でも何度か塗っては削る作業が必要です そこを彫刻刀で削るのは
周りが汚れる事が無いので良いかも分りません 色々な有効な方法を使い分ければ
良いですね



そして・・



これは別の決戦用ホイールです とても綺麗に
セメントが塗り重ねられています 私の仕事
では有りませんが きっと腕の良い人の仕事
なんだと思います





ことらは彫刻刀だけを使い作業を進めました これなら後始末も床の掃除をするだけですね

先日からリムセメントの剥離の記事が続きましたが また別の方法も有りますので
機会が有ればご紹介させて頂きます

コメント (2)
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