セイヨウオトギリソウ(西洋弟切草)・セントジョーンズワートのこぼれ種から、新芽が庭のあちこちに出ていた。
気の早い花はもう開花し始めた。1日花で、お昼過ぎにはしおれてしまうが、次々に開花するので、これから寒くなるまで一年中咲いているように見える。
セントジョーンズワートはうつ病の薬としても使われている。
また、名前の由来が、「傷を治療する秘密の薬草を、人の良い弟が他人に教えたために、兄が怒って弟を切り殺した。その血しぶきが花や葉に黒い点々となって残った」ことからとか。可愛い花にしては恐ろしい。
オトギリソウ科 オトギリソウ属
撮影2010年6月9日
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↓ 開花した気の早いセイヨウオトギリソウの花。(5月29日撮影)
萼や葉には、黒い点々が見える。
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↓ 今朝咲いた花(お昼過ぎにはしおれる)と、明日咲く花(しっかり黒い点々が見える)。
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↓ 雌しべと雄しべ。(6月9日撮影)
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↓ 花後の様子。花弁を傘を閉じるように綺麗に巻き込んだ。自家受粉を確実にするためだろうか。
秋には、この1輪の花に多数の芥子粒ほどの種子ができる。
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