UR整備公団の植え込みのヌルデ(白膠木)の花が咲き始めた。
ヌルデは雌雄別株で、これは雄株。
大堀川法面のヌルデは昨年殆ど全部伐採されたが、
この木は公団敷地内で生き残っていた。
ヌルデは、枝先から円錐花序をだし、黄白色の小さな花を多数開く。
花序は長さ15~30cm、花序の軸には淡褐色の毛が密生する。
花弁は5個。長さ約2mmの楕円形。
雄花の花弁はそり返り、5本の雄しべは花からつき出る。
ウルシ科 ヌルデ属
2014年8月23日午前7時45分
↓ ヌルデの雄花
花弁は5個。長さ約2mmの楕円形。
雄花の花弁はそり返り、5本の雄しべは花からつき出る。
メモ
・落葉の小高木。
・伐採などの撹乱跡地にいち早く生育する代表的な先駆樹種。
・ヌルデの葉は8~13枚の小葉からなる複葉で、葉軸に翼があるのが特徴。
・ヌルデの葉にはヌルデシロアブラムシが寄生し虫こぶ(虫嬰)を作ることがある。
・ヌルデは雌雄異株。
・ヌルデの花序は茎の先に枝分かれした総状花序。花は数mm程度で5つの花弁がある。
・雌花には中心に3つに分かれた柱頭を持つ雌しべがある。
・雄花は5本の雄しべがあり、花弁は反り返る。
・秋には直径5-8mmほどの扁平な球形をした果実をつける。
・果実の表面にあらわれる白い粉のようなものはリンゴ酸カルシウムの結晶であり、熟した果実を口に含むと塩味が感じられる。
参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』