柏の葉公園のクサギ(臭木)の花も開花。
ここのクサギの花は、2009年に満開の時に撮って以来。
奥の木はかなり背も高くなり、上の方で多数開花が見られた。
手前の木は、やっとここまで元気になったというような感じで、
花数も少なかった。
今年は、特徴のある綺麗な実が楽しみだ。
クマツズラ科クサギ属
2014年8月15日午前9時5分
↓ クサギの全形
奥の木の上の方に多数の花、手前の小さな木の花数は少なめ。
↓ 手前のクサギの全形
↓ クサギの花
花冠は5裂、裂片は平開する。裂片は白色で長さ1.1~1.3cmの広線形。
花筒は紅紫色で細く長さ2~2.5cm。
雄しべ4個と花柱は花冠から2.5~3.5cm突き出る。萼は紅紫色を帯び5浅裂する。
クサギには雄性期と雌性期があり、雄性先熟。
4個の雄しべが上を向き、雌しべは下を向いている。
時間が経つと、雄しべが下を向き、雌しべが上を向く。自家受粉を避けるため。
↓ クサギの花の咲き始めは、4本の雄しべが上を向いている(雄性期)
後に見えるピンぼけの花は、萼の中から花冠が伸びて、これから咲こうとしている。
↓ 左の花は咲き始め(雄性期)
右の花は4本の雄しべが下を向き、雌しべが上を向いている(雌性期)
中の花は、雌しべを残して花筒と花冠が落ちた。
↓ 雌性期の花(自家受粉を避けるため)と落ちた花
↓ 花が落ちて、赤色の萼が残る。中に雌しべが残っているものも見える。
萼の中で果実が成長する。
↓ 未だツボミも多数。